50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、寄居町】朝のひま散歩。2020年6月9日(火)

北武蔵随道前から、おはようございます。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今朝は、今朝もか😅比例円筒分水堰を見た後、その横を流れる水路の元を探しに行きました。

チョロッと探して、その後は美里の水路に回ろうと思っていたのですが、途中からどんどん新しい水路に行き当たり、ついには冒頭のすごい場所にたどり着く事が出来たのです!

火曜日山の会メンバーにラインで報告すると、ウォーリーには「ついに!って感じだね」と言われ、ハガレーナには「執念の発見だね!」と言われました😁

3日連続で円筒分水堰に通い、朝の散歩という限られた時間の中で、紆余曲折ありながらも、ひまと一緒に満身創痍で歩き回り、正に「ついに」「執念で」ラスボスを発見することとなりました。

かなり大げさに言ってますね😅

でも達成感としてはなかなかのものでした。

ラスボス発見した時は相棒のひまとハイタッチしましたから😁

あつぼうさんのヤマップをきっかけに、スリリングでミステリアスな謎解きを楽しんだ三日間でした。

あ、まだ謎は残っているのですが、今のところわかったことを報告します。

まずは今日の流れを時系列で。

まずは昨日その役割に気がついたコンクリート製の分水堰です。

ここからは二方に分水されています。

今日は昨日立て掛けてあったプラスチックパイプがずらされ、

土の畑が水田へと生まれ変わっていました。

田んぼに水が張られた景色というものは、いつ見ても懐かしいような気持ちになります。

奥に見えている土塁😁は、下北谷津池です。

三日連続で、比例円筒分水堰にやって来ました。

この円筒分水堰は埼玉県では二つしかない、とても貴重な施設なのだそうです。

Google Mapでもちゃんと円形が写ってますね。

北側の大きな屋根は牛舎、南のハウスには堆肥があります。

今日は今までとは違った角度から見てみようと思い、南側に回り込んだところ、あれあれ?南側にも水が流れてる!

えええ!?そうなんだね!

後から増設されたようなコンクリートの回避路で南側には行かないようにされているのかと思い込んでいましたが、違ってました!

なんで?なんで?

こんな風に南側に行かないように水路が東側に誘導されているのに、なんで南側に流れ出ているの?と思って良く見ると、

おおおおお、西側の二ケ所が南側に行くようになってるんだーーっ!

北側との堺にコンクリートの壁があり、一ヶ所は板で遮断され、西側にある二つの穴から流れ落ちた水が南側に流れ下っていたのを、今日初めて確認しました。

昨日一昨日の記事に三方向に出口がるが、今は二方向にしか流れていないと書いてしまいましたが、それは間違いでした。

訂正してお詫び申し上げます🙇

ただ量は一番少ないです。

円筒分水堰から長四角の穴を通ってドーナツの外側のような水路に落ちているのですが、南側に行く水は、その長方形の穴2つ分だけでした。

こちらは南側です。

三つの長方形の穴から水が落下しています。

そして、東側は何と9つもの穴を独占しています。

なので、この比例分水堰は東:南:北=9:2:3ということですね。

この南へいく水路と北へ行く水路(とりあえずは地下に潜っている)がどこで地上に現れているのか、まだ確認できていません。(残された謎その1その2)

では、この円筒分水堰よりも上流から流れているこの水がどこから来ているのか探しに行きます。

この時点では円良田湖からの地下トンネルは円筒分水堰で初めて地上に顔を出しているものと思っていたので、それよりも上流からこんなに豊かな水が流れてくる意味が分かりませんでした。

水路を辿っていくと、来ました、来ました!

ひまの給水スポット。

サラサラと流れる小川にあえて足をつけて、前進しながら飲んでいます。

ひま、いいなぁ、気持ち良さそうだよ。

その小川の行き止まりはここでした。

シュンシュンシュンシュンと音をたてて水が吹き出しています。

ここはハッピーが大好きなスポット😊

水の吹き出す様が面白いらしく、コーフンしてウォーリーを困らせるらしいです。

ここから出てる!っていうのは分かる。

ではこの水はどこから?

ひとつ前の写真の弁の上(鐘撞堂山方面)は道が3つに分かれていて、左に行くとホンダグラウンド、真っ直ぐ行くと展望コース登山口、右に行くと田んぼがあります。

弁より上流に田んぼがあるのが不思議で、この水はどこから来るのか確かめたくて、泥の道を進みました。

田んぼの畔が低くて水がこぼれ出していて、道がぐちょぐちょになっています。

今日こそ長靴必要だった💦

ちなみにずっと奥に見えているゴルフ場は、「隠れろ事件」の現場です😅

この田んぼの下を歩いていても水路にはたどり着けないなと思いつつも、一応奥まで行ってみます。

最後は廃屋で行き止まりでした。

ここはウォーリーと藪こぎした時左手に見た住宅ですね。

フェンスで入れないようになっていました。

そして、その家の前には、、

水の量は少ないですが、川が流れていました!

おおおおお、ここに水路がある!

この水はどこから来るのだ!?

これは山水ってことか?

俄然この先を確かめたくなりますよね😁

さぁ、さっきの道に戻って更に奥に行きましょう🎵

真ん中の道を進むと、何と道の真ん中にマンホールがありました。

今まで何回となく通っている道なのに、今まで全く気がつかなかった💦

マンホールの下からはゴーゴーと水の流れる音がします。

おおお、これがさっきのハッピー大好き弁に行ってるのかね?

それにしては水量が多そうな音がしてるけど、、?

「農」のマークと1号分水の文字が。

この下でいくつかに分水されているということか?

横を見ると田んぼがありますからね。

あの弁よりも上流ですからこちらに分水してるのか?

それにしてもどこから?という疑問を胸に更に奥に行くと、、

ゴーゴーと威勢の良い音が聞こえてきて、大量の水が流れる水路が現れました!

なんじゃ!?こりゃ!?

めっちゃ豊かな水が流れてるじゃないの!?

その先を見ると水色の弁のようなものが見えます。

この辺り、もうほぼ駆け足でしたよ😅

早く確認したくて。

もしもナツが漫画にしたら、私の頭の上に💡を描き、走る私からいくつもの🎶音符が流れ出ていることでしょう。

うーわ、何?何?何?何??

もう、めっちゃコーフンε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

ここ、最初の分水堰なんじゃないの!?

すごいもの発見しちゃったよ☀️

ひまと私の立つ足元のコンクリートの屋根の下を大量の水が流れ下っています!

そして青い弁があり、直角に曲がって進む水路は今はほとんど閉ざされています。

なるほどーーーーーっ!

今わかった!

円良田湖から鐘撞堂山の地下を通って用土にやってくる水は、円形分水堰で噴き出しているのではなく、まずはここに出てくるんだ!

そして、ここで真っ直ぐ行けば円筒分水堰へ、左に曲がって行けばさっきの廃屋の前の川を通って、きっと谷津池に運ばれるのですよ!

きっとそう!

絶対そう!

さっきのマンホールはこの水路の上にあって、円筒分水堰よりも上流の田んぼには途中でお裾分けしてるって訳ですよ。

すご~い!

発見しちゃったよ🎶

これ、きっとあつぼうさんも知らないよ!

ひま、二人ですごいもの見つけちゃったね!

散々母さんに付き合わされてるひまも、何だか感無量の様子に見えるのは私だけ?😁

、、、ってことはよ。

これより上に地下トンネルの出口があるってことよね?

見たい、見たい、見たい!

絶対見たい!

、、と思って奥を見ると、何だか暗い藪になってて、ちょっと怖いです。

きっともっと奥だ!

もしかしたら、前にひまと藪こぎした時にあった川に流れ出てるのかも知れない!

そうだ、きっとそうよ。

とりあえず普通の道に戻って行ってみよう!

水路に沿って戻り、

春よりも竹がより繁った道を恐々進みます。

時々横の草むらがザザザザと言うので、「蛇か!?」と声で威嚇しながら進みました😅

広い道の終点です。

不法投棄された洗濯機がある場所。

ちなみに今日は勇気を出して洗濯機の蓋を開けて見ましたが、中にはホースがあるだけで、猪の餌などはありませんでした。

やはりただの不法投棄みたいです。

水の音が遠くなり、やはりここまでの間にトンネル出口があるんだなと思いましたが、一応沢を確認します。

これより先に行くと古いお墓がある場所です。

橋の上から眺めてみましたが、やはり沢にはほぼ水がありません。

やはりここより下だ!

ひま、引き返そう。

猪罠があるこの場所からゴーゴーと音が聞こえます。

くくり罠がないか、確かめながら藪の方に行ってみると、、

おおおお、あります、あります!

トンネル出口ーーーーっ!

ひま、見つけたよーーーーっ!

笹や小さな枯れ枝をバキバキ踏み折りながら斜面を斜めに下りました。

水路の脇に出ると、、

見つけたーーっ!

トンネル出口!

めっちゃすごいよ、ひま!

2.3キロも地下トンネルを通ってやってきたんだね~、用土のために。

「ひま、母さん、見つけたよ!偉い?」と話すと、ひまがフンッと鼻を鳴らしました😁

付き合ってくれて、ありがとうね!

ほんの数メートル先はさっきの分水堰なのですね。

すっかり藪ですが、トンネルの両側は石垣になっていました。

猪罠の下が分水堰、数メートル上がトンネル出口でした😅

あのコンクリートの橋を渡って進めばもっと簡単に見つけられたっぽいね😣

ホントにわずかの距離だったみたいです。

今度はあっちからも覗いてみよう。

何はともあれ、私はだいぶ遠回りする形となりましたが、何の資料も見ずに、自分の足で稼いで発見することができました。

嬉しくて、嬉しくて、帰りながら、早速「火曜日山の会」と「寄居山岳会(おちゃださんとあつぼうさんと繋がっているライングループ)」に連絡したのでした。

ひま、お疲れさんだったね。

思う存分、円良田湖の水を飲みな!

帰りに「そうだ!水位が下がっている今なら谷津池に流れ込む場所を見れるかも!?」と思い谷津池に立ち寄りました。

上側からだと良く見えなかったので、下に回り、

もうタイムリミットだったので、側までは行かず、遠目で沢の入口を確認しました。

また今度近くから見てみようと思います。

谷津池の半鐘と立葵。

クリさんに名前を教わってから、やたらと立葵が目に入るようになりました😁

では最後に、この三日間で分かった水の経路をまとめてみると、、

円良田湖の取水棟から流れ出た水は、

この点検用トンネルの地下深くを2.3キロ流れ、

ここで用土に現れます。

この地下トンネルの名前は「北武蔵随道」というらしいです。

そして、この分水堰で、二手に分かれます。

一方は、

この水路を通って、

北谷津池へ。

もう一方は、

この水路を通って、

この分水堰でまた二手に分かれ、一方は、

近くの水田へ、

もう一方は、

地下トンネルを通り地下で分水されながら、

一方は、

途中で噴き出して、近くの田んぼを潤し、

もう一方は、

比例円筒分水堰に噴き出すのです。

そこからは南、東、北の三方向へ分水され、東方向へ運ばれた水は、

この分水堰でまた二手に分かれ、用土の田んぼに運ばれます。

ここまで歩いて確認することができました。

昨日までの謎はほぼ解明しました。

わからないのは、現在の谷津池の役割と、円筒分水堰から南方向と、北方向へトンネルで運ばれる水がどこで地上に現れているのか?です。

谷津池の役割は、今は水がなくて良くわからないので棚上げとし、

現在活動中の水の流れの疑問を解決できればいいなと思っています。

まずは美里方面ですね。

その後は武蔵野方面かな?

ウォーリーに農家の親戚に聞いてもらったけど、「田んぼの水は円良田から来てるんだよ~」くらいしか分からなかったらしいです😅

地元のおじさんと親しくないしなぁ。

刑事は足で稼ぐしかないっすよ。(いつ刑事になった!?)

あと、円筒分水堰の四角い箱のような部分(名盤がある)を観察し忘れてました!

あつぼうさんによると、あの中を覗くと面白いものが見れるらしいのです。

明日早速見に行かなくちゃ!


いつも妙な散歩ばかりにお付き合いいただき、ありがとうございます。

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