【長野、富士見】残雪の『入笠山 』 2018年3月11日
《登山難易度1.5》
初夏にスズランを見に訪れた入笠山に、今度は残雪のシーズンに出掛けました。
富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗って一気に高度を稼ぎます。
ゴンドラからは目の前に八ヶ岳が。視界がどんどん広がっていきます。
ゴンドラ山頂駅からはスキースノボーの家族連れやカップルを横目に入笠湿原を目指し森に入っていきます。
樹木の幹の片面にだけ付いた雪がとても美しいです。
見上げると枝から落ちる雪の粒が朝日に煌めいていました。
日陰の雪質はほぼ氷です。
硬くしまったアイスバーンの上に金曜日に降った新雪が薄く積もっています。
間もなく木製の階段を下っていくと、入笠湿原に到着です。
春一番が吹いてしまい、このところの暖かさでだいぶ雪がとけて、草地がむき出しになっているところもあります。
雪解けの小川もありました。
入笠湿原全望。
今日のメンバーはコマクサ探検隊の四人。
鉄砲木の頭に一緒に行った顔ぶれです。
湿原の木道を渡った先にある山彦山荘は冬場は閉鎖されています。
湿原近くにあったもみの木に可愛いつららができていて、ツリーのオーナメントのようです。
入笠山方面へ向かいます。
10分程で初夏にはスズランが満開だった斜面に着きます。
初夏には道の横にロープがはられ、ジグザグに登った斜面ですが、今日は全面雪に覆われているので、自由に歩くことができます。
雪面は毛羽だったようになっていて朝日を浴びてキラキラ輝いていました。
踏むとザクザク音がします。
尾根にとりつく手前で振り返ると、、
美しい八ヶ岳と美ヶ原が見え始めました。
今日は視界がクリアです。
尾根道を進むと、前回腰の高さまであった標識(岩場コース)が雪に埋もれていました。
踏み固められていますが、軽く1メートル位は積もっているようです。
枝が引っ掛かる所もありました。
張り出した枝にリュックや帽子を持っていかれるので、姿勢を低くしてくぐります。
少し登ると木々に霧氷がついていました。
午前中だけ見られる美しい世界です。(帰りは無くなってました)
岩場コースの標識から15分程の急登で、入笠山山頂に到着です。
山頂からは360度の大パノラマ。
前回はなんとなく霞んでいた周囲の山々がくっきりと見えます。
目の前に中央アルプスと憧れの伊那谷が!(何度も行きたいと思って計画をたて始めるのですが、いざ具体的にスケジュールを決めようとすると、その遠さに「やっぱ無理かぁ、次の機会にしよう」と諦めてしまう場所です)
感激です!
山頂の展望表示板を見ると、展望の素晴らしさがわかります。
諏訪湖方面の眺めです。
肉眼だとうっすら北アルプスが見えました。
美しい八ヶ岳です。
そして、そして、最大の憧れ、南アルプス❗
甲斐駒ヶ岳が目の前に。
右の仙丈ヶ岳との間、奥には北岳が見えます。
こんなに近くに見えるなんて!
地図の上では確かに近いはずですが、実際に目にするのは初めてです。
展望を楽しみ、一通り写真を撮ったらお昼ごはんです。
中央アルプス側から冷たい風が吹き付けていたので、八ヶ岳方面に座って休憩しました。
座っていると、目の前の斜面(登山道ではない)から何人もハイカーがやってきます。
スノーシューをはいて、敢えて登山道以外を歩いているのだと思います。
最後にもう一枚記念撮影して、下山開始です。
下りはなだらかなコースを行きます。
雪を踏む音はちょうどお煎餅をかじっている時のあの美味しそうな音です。
バリン、バリン、バリン🎶
何だか楽しい🎵
途中、地衣類が長く垂れ下がった木がいくつもありました。
再びあの斜面に到着。
下りはお尻滑りです(^-^)
私はなぜかすごく良く滑るのですが、他のメンバーはどうも芳しくありません。
次は入笠湿原に戻ります。
私の滑りを見ていた男性がチャレンジしますが、全く滑らず。
ターボなどジタバタしているだけです。
私はあんなにスピードが出るのに、不思議。
どうやら私のお尻が一番面積が大きいから良く滑るのだろうという結論に至りました。
辺りの人々に注目されながらお尻滑りを楽しんで、帰路につきます。
再び森に入ります。
やがて電波塔が見えてくるとわずかでゴンドラ乗り場山頂駅に帰り着きます。
しばらく八ヶ岳を目の前に気持ち良さそうに滑り下るスキーヤーを眺めました。
ゴンドラでは温かいおしぼりを頂きました。
次回はちゃんとそりを用意することと、新雪のシーズンに再チャレンジしたいと思います。
展望は最高でした。
あんなに間近に南アルプスを見たのも、中央アルプスと伊那谷を見たのも今回が初めてでした。
いやぁ、かっこよかった~✨
惚れ惚れしました!
メンバー 4名 (コマクサ探検隊)

















































