50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、美里町】2020年5月《特別休暇48日目》

美里町古郡の北向神社からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日はターボと二人で鉄塔めぐりをしてきました。

先日干からびそうになっていたひまと私に、命の水を恵んでくれた美里町の友人から散歩中の画像と共に「ここなら休憩スペースもあるからゆっくり鉄塔を眺められるよ😁」というメッセージが届いたからです。

⏫友人が散歩中に撮影した写真です。

これは先日ターボと車で起点探しをした時通った「児玉線No.16」ですね。

折角情報提供いただいたので、今日の散歩はこちら方面にしようと思います。

散歩と言っても車で鉄塔間を移動してその周りを歩いてみるという、見晴たちには申し訳ない大人の散歩です😅

結界に入れる場所があるといいなと思いながら、出発しました。


☘️5月25日(月)

~ 巨大鉄塔の結界に立ってクラクラするの巻 ~

今日はこの鉄塔からスタートします。

先日ひまと喉をカラカラにしながら自宅から歩いて来て眺めた「児玉線No.18」の次の鉄塔「児玉線No.17」です。

女性騎士型鉄塔である「No.18」に真っ直ぐ送電線を送っている姿を蛹点から眺めてみました。

田んぼの真ん中に立っていました。

これはとても立ち入れないですね💦

しかも結界だけが水捌けが悪いのか、ぬかるんでいてテカテカ光っています。

さっきは気がつきませんでしたが、この鉄塔は児玉線の送電線を忠実に次に繋げる役目だけでなく、丘の上の工場地帯に分電する役目もおっているようです。

西方向に小さな女の子のような鉄塔が立って三本の線を受け取っています。

あそこは「キャノン電子」の敷地内ですね。

見に行くことは無理そうです。

赤白に塗られていますので、60m以上あるのでしょう。

コック帽子をかぶった女性型鉄塔で等辺山型鋼材を使用しています。

腰の辺りで正面から送電線を受け取り、右に送るために備えられた鋼材が、まるで着物の帯のように見えますね。

「和装の麗人」と名付けましょう。

スッキリとして涼しげな佇まいです。

確かに等辺山型鋼材だと、構造がキリッとして、鉄塔の美しさが際立ちますね。

キャノン電子にある小さな女の子鉄塔が水を張り始めた田んぼに逆さまに映っていました。

これから田植が終わったら、また鉄塔も違った表情を見せてくれることでしょう。

次に向かったのは、友人が写真を送ってくれた「児玉線No.16」です。

見晴の好きなシルバーの「ザ・鉄塔」と言った感じ😁

やはりコック型の女性鉄塔です。

こんな公園の側に立っています。

トイレもありますよ😃

結界には腰ほどの高さの草が繁っています。

いつも藪こぎしてますから、このくらいなら何てことないし、道路から直接足を踏み入れられる好立地だったのですが、

こんな看板があったので、ちょっと怖くて入れませんでした。

結界に入れないので、水路越しになるべく真下からとカメラを構えていると、青空を切り裂くように飛行機雲を引き連れた銀色の飛行機が飛んで来ました。

鉄塔を越えていく様がカッコ良くて、しばし見とれました。

次に向かうのは工業団地建設中の道路から真っ直ぐ行った場所に立っているあの鉄塔です。

道はあの先で左に曲がり、また右に曲がり、小さな橋を渡ってくねくねと進み、その場所を探しました。

「児玉線No.15」の全景です。

コック帽子をかぶったシルバーの等辺山型鋼材男性型鉄塔です。

なんだか渋いですね。

腰周りも太くて、中年のおじさんといったイメージです。

結界は麦畑の中でした。

初めこれは入れないかと思いましたが、良く観察すると、この麦は植えられたものではなく、隣の麦畑から飛んできた種で自然に広がっているものだとわかりました。

なので、踏み込みます!

まずは名前を確認し、

鉄塔足元からの蛹点を探しました。

腕金が重なって、鳥の嘴のように見えますね。

男性鉄塔は碍子連が腕の真下に垂直についているので、完全に鋼材に没して見えなくなっています。

そして、結界の中心探しです。

中心辺りには麦がなく固い地面が見えていましたので、私たちと同じようにここに入ってみる鉄塔ファンが少なからずいるのかもしれませんね。

「児玉線No.15」の結界です。

今日初めて結界の写真を撮ることができました。

シンプルな美しさがあります。

次に目指すのは、おじさん鉄塔の先にある、あの赤白鉄塔です。

農道を進みます。

美里町は本当に鉄塔天国ですね。

あっちにもこっちにも鉄塔だらけ!

ここを毎朝散歩できたら、楽しくて仕方ないですね😁

あ、私だけかしらね、もしかして?

これまた美しい!

麦畑の緑のジュータンに赤白鉄塔は映えますね!

この鉄塔の周りは送電線が縦横に張り巡らされ、空にチェック模様を描いています。

ギンガムチェックの空の下に立つこれは、なるほどいわゆる「怪獣鉄塔」ってやつじゃないですか?

大量の送電線をあっちにもこっちにも送るために、腕が四方に伸びていて、奇妙な形をしています。

そして、腕の数!

12本×2=24本もありますよ!

24÷3=8、、ということは8回線も送り出している中継基地のような怪獣鉄塔です。

陣見山に向かう児玉線が2回線、キャノン電子に2回線、あとの4回線は一体どこからやって来てどこに向かっているのか!?

鉄塔の下に行けば何かヒントがあるかな?

幸い鉄塔まで畔道を通って行くことができました!

突き当たりにぶつかった畦道は、何と右に続き、鉄塔の真下を通っているではないですか!

やったー😃✌️

また結界に立てる!

どこかに「○○線」とか「○○幹線」とか書いてないかと観察します。

手前の右脚には上から「1 2 1」と数字が並んでいるだけです。

手前左脚には「2 2 1 2」と暗証番号のような数字が。

一体なんざんしょ?

先日の「西上武幹線No.151」でも見ましたよね、こういうの。

全く意味がわかりません😰

一応奥のも見ておきますよ。

こちらは「2 1 2」。

そして、こちらは「1 1 1」のゾロ目。

さぁ、謎解きの時間ですよ。

このパズルの意味が解りますか!?

、、と問い掛けても、私は答えを知りません😅

さあ、それでは、お待たせしました!

巨大怪獣鉄塔の結界はこちら!

ジャジャーーーン!

、、、すごい重厚感!

押し潰されそうです😱

足元が斜めになっていたこともありますが、あまりの鋼材の数にクラクラしました。

あえてちょっとずれてみました。

この複雑怪奇な構造と奥行き、、24本もの腕を支えていますから、それはもうこれでもかって位頑丈に作られています。

う~わ、なんじゃこりゃ!?

資材を運ぶための梯子的なもの(何だかは不明)が途中から折れ曲がってこちらに倒れて来そうに見えますよ!

怪獣の顎の辺りを下から見上げている感覚です。

腕の形も色々で、しかもあちゃこちゃ向いて、もう何型なのかもわかりません😱

ズームしてみました。

ヨットの帆や、飛行機の翼のように弧を描いている送電線と、それを支える腕金、そして、垂直にも水平にも設置された碍子連。

何がなんだか💦

下の方にあった小さな碍子連とぷっくり膨らんだジャンパー線が花が咲いているみたいで可愛かったです。

、、、読者の皆さん、、、ついてきてますか?😅

もう一度近くから全景を。

この鉄塔は「ジャミラ」と名付けましょう。

結局名前はわかりませんでしたので。

名盤があったのですが、字が薄くなっていて読めませんでした😢

古いことを隠すために、最近お化粧直ししたみたいですね。

地面の石などにペンキが沢山落ちていました。

違う畦道から車道に戻りました。

こちらからの方が構造が良くわかりましたね。

コック型の男女混合鋼管鉄塔でした。

結局どこから来ているのか、はっきりわからなかったので、裏技ヤマップ作戦です。

「16」は公園側の「ザ・鉄塔」、「15」は麦畑の「おじさん鉄塔」、そして「14」が「ジャミラ」です。

このジャミラから北東に伸びているのは、

前回確認したように、新岡部変電所です。

そして、北西に向かっている(というか北西から送られて来ているのだけど)は、ヤマップ画面をスクロールして慎重に辿って行くと、

群馬県渋川市の金井水力発電所でした!

結構な長旅だったよ!画面の上でだけど😅

つまり、4回線は渋川から、4回線は岡部から来ている訳です。

では、ジャミラが送り出しているのはどこか?

4回線は岡部線No.16へ。

そして、南東方向へ送り出しているのが、

こちらです。

赤い帽子をかぶり可愛いスカートをはき、耳飾りをつけたスマートな女の子のように見えますが、こちらは男性型鉄塔です。

女装趣味があるのかな?😁

あれあれ? こちらは2回線ですね。

8回線入ってきてるのに、出てるのは6回線?

?????

えええ?何で2回線、余る~?

てか2回線(送電線6本)が消えちゃった💦

何度写真を見直しても、良くわかりません😰

また今度現地に行って確かめなければなりませんね。

謎が残ってしまった~(涙)

とりあえず、女装した男性鉄塔がどこに向かうのか、ヤマップで確認しておきます。

ヤマップをスクロールすると、、

おおお。これはコロナが収束したら行きたいと思ってる杉山城趾じゃん!

ここの側を通ってるんだ!

ここに行けば城趾と鉄塔、両方いっぺんに楽しめるね!

いやいや、そんなことはどうでもよろしい。

今はこの送電線がどこに行き着くか。

一度坂戸市の何かの施設を通り、

終着点は新坂戸変電所でした。

長旅、ご苦労さんだね~😅

まぁ、中を通っている電気は一瞬なんでしょうけどね。

次に向かうのは、、う~ん、

こっちにします!

ずいぶんスッキリと爽やかな印象の女性型赤白鉄塔ですね。

畑の中に立っていますが、畦道が鉄塔下まで続いていますし、休耕地のようですから、入って行けそうですよ。

「群馬幹線237」でした。

またまた結界の中心探しです。

うわぁ、きれいだ!

この結界はめっちゃ美しくないですか?

赤が効いていて、とても華やかです。

少しずれた位置から構造材の形と数を確認します。

赤と白だからですかね?

なんだか可愛い紙風船のようにも見えますよ。

この角度から見ると、紙飛行機のようでもあります。

この梯子のようなものがちょっと美しくないね(涙)

急にガラが悪くなったように見える😅

裏の顔を持つオンナだな?

小悪魔鉄塔と名付けましょうか😁

次に向かうべきはあちらの赤白変形鉄塔になりますが、ちょっと暑くなってきたので、

車の中で小休止です。

凍らせて食べるコーラ、美味しかったです😊

車の中で休んでいて、気になったのが、ジャミラが立っている側にある森です。

鳥居があるので、どうやら神社みたいなのです。

ネット検索が得意なターボがちょちょいのちょいで調べると、「古郡北向神社」というらしいです。

北向神社はなんと!796年7月に坂上田村麻呂が創建したといわれているそうです。

武蔵七党の猪股党の古郡氏の拠点でもあったとか。

征夷大将軍として蝦夷に向かう途中の坂上田村麻呂が、身馴川の大蛇が暴れて川を渡る村人を溺れさせていたことを知り、退治してくれたという謂れがあるそうです。

神社は正に真北を向いており、正面に見えるのは霊峰赤城山の最高峰である黒檜山です。

今日は曇ってて、赤城山が見えなかったのが残念でしたが😣

そんな歴史のある神社なのなら、ちょっと寄ってみましょう。

鳥居をくぐります。

「ちょっとお邪魔します。よろしくお願いします🙇⤵️」

合祀されている神様のお名前が明記されていました。

「すさのうの命」「大国主命(おおくにぬしのみこと)」「少彦名命(すくなひこなのみこと)」だそうです。

やはり農耕の神様がメインですね。

本殿から金網越しに中を覗く事ができたのですが、中の彫刻が見事でした。

素晴らしい彫刻ですよね!

鉄塔(小悪魔鉄塔です😁)と鳥居のコラボを撮ろうと色々角度を変えてみました。

う~ん、どういう構図がいいのか、、カメラの基礎知識を持ち合わせていないので、良くわかりません💦

今日の鉄塔巡りはここまでとします。

岡部線17号→「和装の麗人」

岡部線16号→「ザ・鉄塔」

岡部線15号→「おじさん鉄塔」

岡部線14号(?)→「ジャミラ鉄塔」

群馬幹線237号→「小悪魔鉄塔」

、、と名付けてみました。

皆さんにはどんな風に見えましたか?

鉄塔に個性があることが分かってきて、だんだん鉄塔の表情が読めるようになってきたのではないですか?

碍子連やジャンパー線が可愛く見えてきたら、鉄塔ウィルスに感染した可能性がありますので、お気をつけください😁

これからも鉄塔めぐり、ちょいちょいやっていきます。

「また、鉄塔かよ!今回はパスでいいや」と思われないよう、巧みに表紙の写真を鉄塔色が濃くないものにして、読んでもらおうという姑息な手を使っている私です😅


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


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