50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、美里町】2020年5月《特別休暇24日目》

猪股城趾から、またまたこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


特別休暇をいただいてから、24日が経過しました。

その間会社には全く行っていません。

これだけで私は以前の8割どころか、9割以上の人と会わなくなりました。

食料の買い物も週一回に留め、一度東京表参道に通院に行ったのと、昨日整形外科に肩の痛みを取る治療に行った以外、町に出掛けたことは一度もありません。

毎日会っているのは、夫と次女と、ターボくらいです。

そこにたまにハガレーナとウォーリーと花子が加わるくらい。

こんなに人と会わないという点で、以前の生活と一変させているにも関わらず、私に向けて山に行くなという忠告はいささかトンチンカンな気がしてなりません。

コロナは人に会わないこと、それが一番大事なんですよね?

その点からすると、私は優等生であるとさえ思いますよ。

私が唯一出かける場所(近所の低山)には人がほぼいないのですから。

そして、もうひとつコロナにかからないために大事なこと。

それは体力、免疫力を維持あるいはアップさせることです。

ずっと主婦と子育てをしながら働き続けてきた16年間に突如訪れたこの特別休暇を無駄にしたくはありません。

私はこの間に体力を向上させると決めたのです。


初めのうちは鐘撞堂山全ルート制覇するんだ!と張り切っておりましたが、山登り自粛の風潮が強まり、人気の山は避けた方がいいと思い始め、鐘撞堂山の山頂に近づくのは諦めました。

その後は少し足を伸ばして(と言っても町内か隣町ですが)車で登山口まで行き、誰も来ないような山域を歩いていました。

しかし、ゴールデンウィークが近くなりそんな周囲の山に車で出かけることも遠慮した方が良い雰囲気になってきて、、。

自宅からごくごく近い場所で人のいないマイナールートを探すようになりました。

そうすると自然と藪こぎが多くなり、以前とは全く違うスタイルの山歩きとなっています。

人のいない場所を探して行くのですから、当然そうなります。

そんな中で偶然知った、この近辺の山城の存在。

鉢形城を守り支える支城として、多くの山城が点在し、そしてその遺構が残っていることを知ったのです。

そんな山城跡は大体標高差がそれほどなく、家からも近く、そして人がいません。

ネットで調べると沢山の情報を手に入れることもできます。

そんな訳で、にわか城趾ファンとなって、山散歩が城趾探訪となっていったのです。

今日は左肩がまだ痛いので山散歩はお休みしようと思っていましたが、朝のひまの散歩途中に猪股城趾の山並みを見ていると、やはり色々確かめたい事があるんだったと思い始め、ターボを誘っていつもよりは遅めの出発となりました。


☘️5月1日(金)

~ 3日連続の猪股城趾の巻 ~

ヤマップは9時35分、猪股城趾の西側の登山口からスタートです。

右手に真っ直ぐ行くと鐘撞堂山ですが、猪股城趾へは左手の尾根に入ります。

昨日は気づきませんでしたが、登山口に白いテープが貼ってありますね。

踏み跡はわずかにあります。

しかし徐々に分かりにくくなります。

わずかの距離ですから、何も問題ありません。

適当な所で尾根に乗れれば大丈夫。

南西方向に伸びる尾根を北東方向に向け歩きます。

この座布団は昨日ここを通った際に道に落ちていたので、横の木の枝に引っ掛けておいたものです。

そのうち持ち主が現れるかな?

ツツジも少し咲いています。

堀切が現れました。

昨日も訪れていて、ブログを書くのに、初めのうちはいいのですが、後半になってくると、どこを撮影したものか良く分からなくなっていたので、今日は工夫しました。

こんな風に。

私が場所をメモして写真の隅に入れるという原始的な方法ですが😅

ここは南西部最初の郭の下にある堀です。

次の写真では、「そうだ!今日参考にしている方の絵をターボのスマホに出しておいて、それを写真の隅に入れればいいんだ!」と思いつきます。

分かりやすくないですか!?(自画自賛)

ここは主郭である「1郭と2郭」のうちの「2郭」手前にあるヨコ堀タテ堀、そして、手前の郭と曲輪を繋ぐ木製橋の土台が残っている場所です。

ここに写っているこぶのようなものが木製橋の土台跡です。

ヨコ堀から右手の曲輪に降りてみます。

振り返って堀切を見たところです。

左手が最初の郭。

堀挟んで右手が主郭です。

そしてこちらは「2郭」下の曲輪です。

その曲輪の先には東南東方向に伸びる道(鐘撞堂山に繋がる道)がありました。

あぁ、2日前に歩いて来たのはここだったんだ!

昨日はここに降りて来なかったので、気がつきませんでした。

なるほどね~。

2日前はこの右手の斜面を登りました。

今日は曲輪を戻り、木製橋の土台部分の脇を登りました。

この左手はタテ堀になっていて、沢山の落ち葉が貯まっていて近づけません。

下手にちかづいたら、足を滑らせて滑落するのだと思います。

クワバラ、クワバラ。

その後「2郭」を歩き「1郭」に渡る土橋に差し掛かります。

土橋の左手はヨコ堀からタテ堀に繋がっています。

土橋の上から左手を見たところ。

ヨコ堀の先は見えなくなっています。

崖あるいは急斜面だということですよね。

怖い、怖い、決して近づかないように。

土橋を渡って「1郭」の隅には「矢倉台」があるとある方の絵に描かれています。

振り返ってその場所を見つけました。

少し土が盛り上がった場所でした。

そして、こちらは「1郭」の北側にある「狼煙台」です。

径が10mほどあるらしいです。

ここを今日は右から回って次に進もうとしていると、ターボが後ろを振り向きました。

ターボの視線の先を追うと、なんと人の姿が!

こんなところに私たち以外に来る人がいるんだ!とびっくりしました。

挨拶をすると「昨日もここに来ましたか?」と聞かれ、「はい、来ました」と言うと、「3日連続ですよね?」と。

へ?何で知ってるの!?

「そうです。え?どこかで私たちを見かけました?」と言うと「はい、ヤマップで」と。

あー、そういうことか!

ヤマップの私の記事を読んでくれた方なんだ。

え?でも今はヤマップはフォローした人しか見れないはず?え?どなた?と思っていると、「あつぼうです」と。

えええええ、あつぼうさん~?

そうなんですね!

あつぼうさんと言えば、コロナ騒ぎが始まる前に、ヤマップで知り合った「おちゃださん」と一緒に赤城山を歩いた際、仕事の都合で参加できなかった幻のあつぼうさんですよ。

いやぁ、はじめまして!

ラインでは何回か会話をしていますが、お会いするのは初めてでした。

あつぼうさんもこの近くにお住まいで、山城巡りが趣味なんですって!

色々詳しくお話を聞かせて頂きました。

あ、3メートル離れてましたよ😁

「コロナ騒ぎが収まったら、山城を案内してくださいよ」と言うと快諾してくださいました。

「おちゃださんとも一緒に山に行きましょうね」、と言ってお別れしました。

あつぼうさんは今はこの近辺の地図を持って、それこそ人のいない山域探検をしておられるようです。

地図にしっかり勉強されてる跡がありました。

私たちは今日その先に行く予定でしたが、あつぼうさんと話し込んでしまいタイムアップとなってしまいました。

ターボがご主人のお昼ご飯を用意する時間が迫っています。

なので、今日はここまでということでUターン。

帰りは往路で通らなかった「2郭」の腰曲輪を通って帰ります。

この場所がその入口です。

虎口っていうのかな?

下に平らな場所があるのが見えますよね。

ここが腰曲輪です。

木製橋がかけられていた土台辺りから再び下ります。

なるべくタテ堀に近づきたくないのです。

ここがその木製橋の土台です。

この左手を滑らないように気をつけて下りました。

こちらはとても歩きやすいんですよね。

すると分岐が現れます。

右に行けば登山道ですが、左手に行くこの道。

どこに繋がっているのでしょう?

ヤマップで確認すると、どうやらゴルフ場の方に行くと見せかけて、実は用土から鐘撞堂山に向かう最奥の道に繋がるのではと思われます。

そう、ウォーリーと散々藪こぎしたあの道ですよ。

入口の快適さに騙されては痛い目にあいますよ!

気をつけましょう。

その後は鐘撞堂山への登山道に出てから右手に下りました。

今日は藪こぎはナッシング~ですよ。

あつぼうさんはここを先に歩いてみるらしいです。

今度報告を聞かせてもらわなくちゃ!

最後は新緑のまぶしいなだらかな道を下って帰路につきました。

城趾に興味を持ち始めてわずかの2日ですが、今はネットで何でも調べられるので、脳ミソの能力低下をネットが支えてくれますね。

多くの方の長年培った経験と知識を簡単に(表面だけですが)手に入れることができます。

そんな方たちは、一般の人でも分かりやすく図解付で解説してくださっています。

にわか城趾ファンでも、資料さえあれば今日みたいに楽しむ事ができるのですから、すごいですよね!

明日は気になるルートがあるので、早起きして出掛けてみます。


いつもありがとうございます。

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