【群馬、赤城】『鍋割山』で初の雪道歩き 2018年1月9日(火)
《登山難易度2》
久しぶりの休みが取れた夫に合わせて私も仕事をお休みし、四半世紀ぶりに二人で山に出掛けました。
積雪期の山に登ってみたいと思っていたので、雪の鍋割山です。
色んな方のブログをチェックすると結構雪が積もっていて、霧氷なども見られると期待に胸をふくらませていました!
が、今日は関東は気温17度と昨日より9度も上がってポカポカ陽気。
どうなるでしょうか??
おろしたての軽アイゼンを装着し、姫百合駐車場からスタートです。
雑木林の中の、少しだけ雪の積もった木段を登っていきます。
凍っている所もありますが、軽アイゼンの効果は抜群。
ガッチリ歯が食い込んで、全く滑りません。
やがて薄暗いヒノキの植林帯となり、ふれあいの十字路に着くと、朝日が当たり始めました。
木立からこれから向かう鍋割山のどっしりとした山腹が見えます。
再び雑木林になると、徐々に岩が増えてきて、岩の間をジグザグに登る急坂で一気に汗をかきます。
美しい岩の連なりだと思ったら、そこは荒山風穴でした。
穴から流れ出る風(今日はのぞいてみましたが何も感じず)の出口に温度計があり、気温は1度でした。
そこからわずかで荒山高原に到着です。
鍋割山と荒山を左右に見渡せる広い鞍部で、黒い泥炭の中に浮島のように草が生えてドウダンツツジが沢山ありました。
ここから荒山に行くか(今日は荒山方面へも踏み跡がありました)、鍋割山に行くか少し迷いましたが、無理しないように予定通り鍋割山に向かいます。
荒山の向こう側からはゴーゴーと強い風の音が聞こえてきますが、鍋割山への道は風がなく穏やかです。
途中の道から筑波山や赤城山南面が墨絵のように美しく見えました。
まもなく尾根に出ます❗
昨日の麓で降った雨が山では雪だったとしたら新雪歩きが出来るかも!?という淡い期待を抱いていましたが、見事に打ち砕かれ、尾根の雪はとけて(昨日は麓と同じく雨だったのでしょう(涙))ぬかるんでいるところが沢山ありました。
泥炭がついた靴で歩いて汚れていましたが、サクサクの雪歩きを体験できる箇所もいくらかあり、その感触を楽しみました。
左手には関東平野、右手には上越国境の山々、右前方にはいつも見ている角度とは全く違う榛名山塊。
最高の展望です。
1㎞ちょっとの尾根歩きは、火起山、竈山という、お鍋にまつわる名前のピークを過ぎ、鞍部から登り返して鍋割山山頂に着きます。
岩がゴツゴツしていますが、横長に広い山頂は南方向の眺めがよく、南西面は茅が切り込まれた見晴らしのよい斜面でベンチもありました。
山頂からは更に近くに榛名山、その向こうに浅間山、荒船山や妙義山などの西上州の山々、雲取山などの奥秩父の峰々、そしてドでかい関東平野が見渡せます。
風もなく暖かかったので、一時間ほどのんびり景色を楽しみました。
上越国境方面から黒い雲が流れてきました。
そろそろ出発します。
再び来た道を戻ります。
黒い雲の向こうに見える上越国境の山々は雪に煙り、寒そうです。
今日はずっと好天に恵まれましたが、ヒノキの植林帯に入ってから小さな霰が降ってきました。
尾根で風に吹かれる事もなく、森に入ってから美しい霰の粒を見ることができて、なんだか嬉しくなりました。
途中あった展望の写真を見ると、今日は霞んでいたり雲に隠れていたりした遠くの山もクリアーに見える事があるのでしょう。
とても歩きやすく、展望抜群のいい山でした。
再訪します!
あと、雪道チャレンジ、この冬の間にやりたいです(^-^)v
姫百合駐車場0855ー(26分)ーふれあいの十字路0921ー(22分)ー荒山風穴0943ー(11分)ー荒山高原0954(11分休憩)ー(12分)ー尾根1017ー(16分)ー火起山1033ー(9分)ー竈山1042ー(23分)ー鍋割山山頂1105(59分休憩)ー(24分)ー竈山1228ー(7分)ー火起山1235ー(10分)ー尾根終わり1245ー(11分)ー荒山高原1256ー(8分)ー荒山風穴1304ー(12分)ーふれあいの十字路1316ー(16分)ー姫百合駐車場1332
全行程 4時間37分
(うち歩行時間 3時間27分)
※参考(標準CTは 2時間50分)
標高差 307M(1025M~1332M)
パーティー 2名(夫と)
行程図

































