【埼玉、小鹿野】釜の沢五峰から里山へ。小鹿野アルプスハーフルートです《後編》2020年2月29日(土)
《登山難易度2》
釜の沢五峰の三ノ峰からこんにちは。
(ハガレーナのシータ写真です)
法性寺から般若山への尾根を歩いてきました。
ここからは釜の沢五峰へ向かいます。
標高565mの小ピークを10時50分出発!(結局ここが本日の最高到達点でした)
初めは下りになります。
植林帯の中を進みます。
しっかり手入れされているようで、伐採予定なのか、幹にはピンク色のテープに印刷されたナンバーがふってありました。
すると、あっという間に五ノ峯に到着です。
10時52分でした。
出発からわずか2分!
何もない、展望もないのでそのまま通過。
相変わらず植林帯を下って行きます。
道は登りになり、ピークが見えてきました。
11時5分、四ノ峯に到着です。
五ノ峯から12分でした。
広いピークだったので、ここでランチにしようかと思いましたが、展望がイマイチだったのでそのまま通過しました。
下って行くと、
本日最大の鎖場が登場です。
ラスボス現わる!的な(笑)
、、とはいえ、四阿屋山で垂直壁に挑んだ経験がある(挑んだだけで結果は撤退でしたが😅)私としては、足場があれば何て事ないって思います。
ハガレーナは身軽なので、ちょちょいのちょいで登って行きました。
「小さな石が飛び出してるからそこに足を描けるといいよ~」と教えてくれてます。
私は、、だいぶギリギリなのがお分かりいただけるかと、、(涙)
使えるものは何でも使って、回りの木につかまって重い身体を持ち上げました💦
最後の岩場は左へ巻いて行きます。
この岩は砂利を巻き込んで隆起したものなのでしょうか?
沢山の小石が岩から飛び出していて、それがポロポロと落ちた跡があります。
さっき足場にした飛び出した小石もいつか取れてしまうかもしれませんね😅
「ここ登れるのか?あ、登れるな」と言いながらハガレーナが登って行き、
三ノ峯に到着です。
時刻は11時14分でした。
四ノ峯から9分ですね。
ここにも三角点!
三ノ峯で記念撮影~✌️
展望もなかなかです。
奥秩父方面の山並みが美しいです。
眺めが良いのでここでランチにしました。
メニューは今回も代わり映えしないカップ麺とパンを焼いて食べる程度のメニューですが、、😅
ご飯を食べている間中ずっとヘリコプターのプロペラ音がしていたので、何をしているのか観察すると、どうも秩父ミューズパークから何度も飛び立っているようでした。
遊覧飛行でもしていたのでしょうか?
秩父の地形は面白いですから密かに人気なのかもしれません(何の根拠もありません💦)
このサイのような恐竜は三ノ峯に落ちてました。
どなたかが私たちのカエルのように連れてきて、忘れられてしまったのでしょうね。
かわいそうなので、写真を撮った後、無くならないようにハガレーナが枯れ木のむろに安置しておきました😁
誰かに蹴飛ばされたら崖下に転がっちゃいますからね。
食後にコーヒーを飲みながら辺りを眺めていて、、
あ、あれが兎岩なんじゃない?と思いました。
つるんとした岩肌がむき出しの場所がありますよね。
そしてその下の方には亀岩と思われるものも!
うわぁ、あっちのルートは凄そうですよね。
ハガレーナが歩けなくて少し残念そうでした。
では、そろそろ出発します。
時刻は12時17分でした。
三ノ峯で1時間過ごしましたが、誰一人やって来ないで、ハガレーナと二人だけでした。
小鹿野アルプスはとても静かな山です。
あら、ここには三本もカラーテープが。
上から下ってくるとそんなに迷う感じはないですが、下からだと山頂へ向かう道が分かりにくいのかもしれませんね。
このテープがあった場所は巻き道との分岐だったと思います。
更に下ると前方に大きな岩が現れました。
二ノ峯への鎖場です。
鎖を使わなくても登れます。
鎖は下りでは必要かも。
皆さんがヤマップでトラップだ!と呟いておられる例のヤツです。
「三ノ峯」の石碑がある「二ノ峯」。
時刻は12時28分。
三ノ峯から11分でした。
ここからも兎岩が良く見えます。
ここからの方が良くわかりましたね。
兎岩と亀岩。(その後、他の方のブログを読んで亀岩は全く違う場所にあるのかもしれないと思っています。この時はこれが兎岩と亀岩だと思い込んでいました)
更に下ると、
こんな標識が。
私たちはクサリ場という方から来ました。
三ノ峯と二ノ峯にはそれぞれ巻き道があるということですね。
落ち葉が多くなってきました。
少し滑ります。
お、ここを登ったら一ノ峯かな?、、と思いましたが、、
あれ?何もない?
するとハガレーナが「あった、あった!一ノ峯、地味!」と叫んでいました。
つるんとした岩の上に石碑が埋め込まれていました。
あっ、朝歩いた鉄塔の分岐が見えます。
へぇ!
あんなに近いんだ!
だからみんなあそこを下るんだね。
最短距離でこの釜の沢五峰に取り付く事ができるってことなんだね。
ほらほら、あっちにはあんな岩場も見えるよ。
(この岩、後で他の方の記事を見て「亀ケ岳」であることがわかりました)
この時は何だかわかっておらず、あー、枝が邪魔でうまく写真が撮れない💦などとやっていると、何かが私からポロンと落ちました。
ハガレーナが「ん?何か落ちたよ!」というので私は松ぼっくりか何か蹴っちゃったかなと思ったら、
なんと、転がったのは私の柴犬マスコットでしたーーっ!😱
ハガレーナが気がついてくれて良かったよ~。
私だけだと多分気がつかないで、私のポッチャリひまはあのサイの恐竜と同じ運命をたどることになってたよ💦
ハガレーナが「みほさんは動かなくていいよ!わたしが横から取りに行くから!」と言って、マスコットを救出してくれました。
ハガレーナ、ありがとう~😂
その後自宅に帰り、二度と落とさないように、こんな容器に入れてみました😅
かなり窮屈そうですが、これなら雨に濡れても安心です。
ここまでして山に連れていく意味があるのか!?という疑問が沸き起こりますが、もうこうなったら何としてでもですよ😁
くみさんが、キャラクターに合わせて心を込めて作ってくださったマスコットなので、愛着があるのです。
はい!時間を戻しましょう。
私たちは一ノ峯を過ぎ、最後の下りに差し掛かっています。
ここからがちょっと迷いました。
ヤマップを起動させて、ルートを探しましたが、落ち葉で道が隠れていて良くわかりません💦
右の沢に降りたいのに、なかなか良いルートを見つけられない😣
、、、とはいえ、ヤマップは強し!
ヤマップのルートから大きく外れないよう気をつけて、一枚岩を水が流れる沢を渡る事ができました。
ここあまり下り過ぎると崖になるので、なるべく早めに右へ右へと進んで沢を渡る方がいいです。
かなり下ってしまっていたハガレーナも沢に降りれました。
こんな風にヤマップではもう少し手前で右に折れていたのですが、そのルートに気がつかず、少し多めに下ってしまっていました。
ひとつ尾根を越えてもまだ道が見つからない💦
斜面をズズズズとなりながら下ります。
するとこの辺りでようやくルートに乗る事ができました。
明らかな登山道。
良かった、良かった。
沢の側までやってきました。
おっ、これはヤマップで見かけた朽ちた橋だ!
この標識を見て、ハガレーナがまたやってくれました。
「スーコ山はんにゃ?」(爆)
もう私はツボにはまってしばらく身動きできなかったです。
ヒィヒー、お腹が痛い💦
ハガレーナが「だって標識の矢印が逆じゃない?だからスーコって読んじゃったんだよ」と言い訳してました。
確かになぜ登山口の方に矢印が向いているのだろう???
謎です。
私たちはそのスーコ山の方からきたんですよ?
車道に出ます。
車道脇にはこんなに立派な登山口の標識がありました。
こんな標識も置いてありました。
文殊山?竜神山?兜岩??
色々知らない名前が載っています。
山と高原地図を探してもそんな名前は見つかりません。
どんな所なんだろう?
興味が湧きますね!
時刻は午後1時19分でした。
三ノ峯から約1時間でしたね。
道の脇にこんな看板が!
ええええぇ、今歩いてきたルートは個人の持ち物だったのですね~😱
柴崎さんという方のお山だったみたいです。
どんな方なんだろうと話しながら歩いていると、
噂の主のお屋敷がありました。
自宅の敷地内にあるお墓にでかでかと「柴崎」と書いてありますから、きっと地主さんのご自宅ですよね。
すげぇ!、、と下品な感嘆符が😅
敷地を囲む塀がすべて天然石だよ!😱
梅ノ木も美しく剪定されていて、全てが整っている。
正にお大尽さま、あるいは大地主さま、由緒正しきお家柄といった雰囲気です。
横溝正史の小説に出てくるアレですね😁
そういえば四阿屋山に行った時にも近くでとんでもなく広い敷地を白い土塀で囲まれたお屋敷の前を(道に迷った時)通りましたわ。
小鹿野町には古くからの山の地主が今もいらっしゃるのですね。
山は農地解放の対象じゃなかったからね、と良く姑が言ってたなと思い出しました。
その後は里山の風景を楽しみながら車道歩きです。
花の名前がわかりませんが、こんな可愛い黄色い花が垣根になっているお家もありました。
分岐を左に行きます。
ピンク色が鮮やかなザ・梅!
ハガレーナのシータを梅の中へ。
これから春が進むと花が沢山咲き始めるので、そんな花に囲まれたシータ写真が楽しみです😊
駐車場に帰って来ました。
時刻は午後1時43分でした。
この日のヤマップデータです。
もう一度この山域の地図を載せておくと、、
こんな狭い範囲に、様々な要素が詰まっていて、変化に富んだ盛りだくさんのお楽しみルートでした。
次回があるなら(あの観音様を見たいというメンバーがいそうな気がする)、般若山から谷に降りて、釜の沢五峰を1から順に歩き、565の分岐を左に行き、兎岩などを体験するコースで歩いてみたいと思います。
午後は早めに帰宅でき、秩父は近くて面白くて、なかなか良いぞ!と思いました。
観音様が立つ200mの船岩を別の角度から眺めてみたいとも思いますが、山と高原地図にはそれらしきルートがないなぁ。
もう少し調べてみよう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたのか






































































