50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、小鹿野】法性寺から般若山へ。小鹿野アルプス縦走《中編》2020年2月29日(土)

《登山難易度2》

法性寺奥の院、大日如来と共にこんにちは!

(ハガレーナのシータ写真です)


法性寺から歩き始め、岩尾根までやってきました。

まずは「お船観音」という標識の方へ行ってみることにしました。

先に行ったハガレーナが「わ~、これはすごいわ~」と言っています。

どれどれ、、?

ワォ!これは確かにすごい!

右を見て、

左を見て、気をつけて渡りましょう。

、、、違う、違う!一歩でも前に踏み出したら奈落の底にまっ逆さまですよ。

絶壁ギリギリのところで、万歳する私。

ハガレーナが「こんな所に手すりもロープもないのがすごい!」と驚いてました。

ちょっと先の方まで歩いてみるか。

歩きながら、「この先行けない所にお船観音があるんかねぇ~」などと話していましたら、

えええええ!?岩の先端に何か立ってる!!!

うひゃあ、あれ、観音様だよ!

すごい所に立ってるわーーっ!

これは後からパンフレットを見てわかった事ですが、この細長い巨大な岩は長さが200mあり、この岩を船に見立てて、船首に聖観音様、船尾に大日如来が祀られているのだそうです。

すごい規模ですね😉

こんなにすごいのに人が少ないことにも驚きます。

観音様の側まで来ました。

(参考⏩️岩の上を歩かなくても分岐から木立の間の道を下って観音様の前に行くことができます)

下に法性寺が見えます。

なるほど!

さっきお寺の境内から見えた像はこの観音様だったんだね。

それにしてもなんて美しい観音様なんでしょう。

その凛とした立ち姿に見とれてしまいます。

お顔立ちも穏やかでそれでいて凛々しく清々しい。

秩父の山並みを見渡せる巨大な岩の上で、青空を背景に立つその姿は、ちょっと他では見たことのない光景です。

圧倒的な美しさの前に凡人登場で失礼💦

自撮りしておきました。

(ハガレーナのシータ写真は前編の初めに載せてしまいました)

この観音様へは二組の方(ハイカーというより参拝の方)とすれ違いました。

次は巨大タンカーの船尾にいらっしゃる大日如来を訪ねます。

ブリッジ(船橋)が見えてきました。

あの岩場の上なのね😊

鎖場ですが、ちゃんとステップが切ってあるので大丈夫です。

今朝お寺の境内で会話したあの男性はここが怖くて登れなかったということですね。

こちらが大日如来様です。

ハガレーナがお賽銭(500円も!)を差し出しているところです。

大日如来様のあるブリッジ部分は狭くて2~3人立つのがやっとといったスペースです。

自撮りしてみたけど、ハレーションおこして真っ白に😅

こちらの大日如来様もお顔立ちが美しく、穏やかな表情ですね。

私たちがどんな所にいるのかは、冒頭のシータ写真を参考にしてください。

ハガレーナが大日如来が安置されている岩の上にシータカメラをかざして撮影したものです。

岩の形まで良くわかります。

ブリッジからの眺めです。

船尾方向以外全部見え!

写真を撮っていると下から親子と思われる三人組が登って来られました。

三人が登りきるまで待って下ることにします。

狭いスペースにひしめく5人😅

そんな中、ハガレーナが船首にある聖観音様の写真を見せて「素晴らしかったですよ。絶対立ち寄った方がいい」とお伝えしてました。

(狭いので)大日如来に張り付いていた長男ケイと同じ位の年頃の息子さん二人が「すげぇ、キレイ!」と感動してました。

「でしょ!?でしょ!?」とさっき初めて見たばかりなのに、自慢する私たちです😅

すごい高度感で、ここは下る方が怖い💦

この手すり、グラグラします😱

鎖場は後ろ向きにひとつずつステップを確認しながら下りました。

時刻は9時35分です。

8時15分に駐車場から歩き始めてお寺の山域を1時間以上ウロウロしてました。

ここまでは参拝の方も来られるルート。

さて、ここからが問題です。

ここから先はハイカーしか足を踏み入れない場所になります。

色んな方のヤマップで道迷いしたとか、落ち葉がいっぱいで道が分かりにくいとか、途中道が崩落してたとか、不安要素が載っていた小鹿野アルプスに入って行きます。

ストックはしまったまま、片手にスマホを持ってルートから大きくはずれないように気をつけて歩きました。

この辺りはまだテープが頻繁に現れました。

このピンクテープなど、とても新しいです。

アップダウンを繰り返します。

しかもピーク手前は大体急坂💦

そんな急坂を回りの笹や枝につかまって登ろうとすると、時々トゲトゲが混ざっていて「いたっ!」となるので注意が必要です。

鉄塔と分岐が現れました。

右に行くと「柿の久保」、左に行くと「釜の沢」と書いてありますが、前に行く標識がありません。

時刻は9時49分です。

さて、ここからどうしましょうか。

元々の予定では(ある方のルートでは)ここから釜の沢へ下って登り返し、釜の沢五峰を1から5まで順に歩いて、兎岩方面へ下るルートを設定してきました。

(ヤマップ地図で赤く表示されている)

しかし、それだと般若山を通らないことになります。

法性寺から「般若」の文字やお面を沢山見てきて、これで般若山に登らないのは何となく片手落ちな気がして、ルート変更することにしました。

兎岩は諦めて、このまま真っ直ぐ進み、般若山経由で釜の沢五峰を下ることにします。

ただ不安なのは、「←般若山」の標識がないこと。

しかも私の持っている「山と高原地図の奥武蔵・秩父(1:50000)」では分岐から般若山へのルートはありません😱

般若山っていう名前さえ載ってないし!

実際は565のピークまでの間に般若山があるはずなのです。

こちらは正規のルートではないのでしょうか?

でも見るとちゃんと道っぽく続いているように見えますよ。

行ってみましょう。

鉄塔の横を通過します。

こんな感じの道です。

尾根からの眺めです。

武甲山の断面図😁

秩父ミューズパークのある丘は真っ直ぐなんですね。

面白い地形ですよね。

あの丘の向こうに秩父、こっちに小鹿野町があります。

空が開けてますから、この急坂を登れば般若山のはず!と思ってゼーゼーしながら登ってます😅

先にピークに立ったハガレーナ。

「般若山だった~?」の問いかけに、「標識なんてな~んもないよ!」と言っています。

えっ?そうなの?

ここが般若山かわからないまま、とりあえず三角点にタッチしときます。

いや、絶対ここが般若山だよ!

だってこんな大展望だよ!

いや、すごい眺めじゃないですか?

めっちゃ良いですよ。

先日登った四阿屋山がどれなのか、きっと見えていると思うけどわからなかった

両神山だってこんなに近くに見えます。

こちらのルートに来て良かった。

標識はなかったけど(その後ヤマップ記事でちゃんと銀色プレートの標識があったらしい事が判明!全く気がつきませんでした😅)、ヤマップで見ると、やっぱりここは般若山です。

時刻は10時6分。

散々眺めを楽しんだ後、般若山を出発するときにヤマップで確認した画面なので、到着は10時1分でした。

大日如来から22分、鉄塔のある分岐から12分でした。

ハガレーナのシータ写真でも般若山をおさえときます!

360度の大展望ですからね😁

先に進みます。

ここからは藪っぽくなります。

歩く人が少ない雰囲気です。

何となく左に下れそうな道が現れました。

ヤマップで確認してみましたが、私たちが鉄塔の所で変更したルートだと真っ直ぐだったので、真っ直ぐ進みました。

、、、が、今良くヤマップの地図を見ると、左手に下ると鉄塔の分岐から釜の沢へ下る道と合流できたのですね!

だったら般若山を踏めたことですし、左に降りて最初に計画していたルートに乗れば良かったと「今」思いました。

次回があるなら是非そうしよう!

ピンクテープなどは極端に少ないですが、わかりやすい尾根道です。

道の途中に大蛇のように絡まりついた木がありました。

厳しい登り💦(距離は短いです)

何度目かの名もなきピークに到着。

場所はこの辺り。

この山域は三角点だらけです。

奥秩父の山並みを美しく見渡せました。

小さな松のあいだを抜けて先に進むと、松と松の間を通り抜ける場所があったので、

洗車機みた~い!とくるくる回りなから通過しました😁

城峰山方面(城峰山だけはすぐにわかる😁)と里山が見えました。

この辺りは歩きやすいです。

ピークにいくつにもわかれた大きな木がありました。

標識などもちろんなく、しばらくピンクテープも見てない気がします。

ヤマップを起動させているので、歩きやすい尾根道ですし、心配はしてないのですが。

何だか空が開けてきましたよ。

この後迎えたピークまでの急坂が「これ、本当にルート?獣道なんじゃね?」という登りにくい急坂で、回りはトゲトゲだらけだったので、正に「イバラの道」でした💦

(イバラの道過ぎて写真はなし😣)

ピークに到着して、久しぶりの標識を目にし、「標識があったーーっ!」と万歳するハガレーナ😁

時刻は10時44分。

般若山出発から38分で、地図に「565」と表示された名もなきピーク(分岐)です。

金精神社・文殊峠へと、釜の沢五峰への道の分岐みたいです。

展望はこんな感じ。

見えることは見えますが、藪があって大展望!とはいきません。

二人でアミノバイタル休憩していると、釜の沢五峰方面から若い男性ハイカーが歩いてきて私たちの前を通過し、文殊峠の方へ何のためらいもなく歩いて行きました。

私たちが最初に計画したルートだとこうなるんでしょうね。

これから布沢峠→中ノ沢分岐を経て、兎岩のある尾根に向かうのだと思います。

ハガレーナが「やっぱり私たちが歩いたルートは通常ルートじゃないんだよ。こんなところ歩く人は滅多にいないんだよ、きっと。ここを登ってきたって言うのを写真に残しといて!」と言うので、

登ってきた藪(しかもトゲトゲ)を写真に納めておきました😅

はい、獣道です、きっと。

では、この後いよいよ釜の沢五峰へ向かいます。

それは【後編】にしようかな。

最後までよろしくお願いします🙇⤵️

×

非ログインユーザーとして返信する