【埼玉、小鹿野】花と岩場の四阿屋山へ《前編》2020年2月22日(土)
四阿屋山の登山口にある福寿草園からこんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊
《登山難易度2》
今回は先週に引き続き、秩父方面を旅します。
ヤマップで節分草や福寿草の写真を見るようになり、秩父の四阿屋山は今が見頃だと知ったからです。
週間予報でお天気がイマイチだったこともあり、展望よりお花を見るように計画した方が無難かなと考えたというのもあります。
ただ四阿屋山は岩場登りがあることでも有名な山です。
その点がちょっと心配でしたが、巻き道(あるいは別のルート)もあるみたいなので、試しに行ってみることにしました。
両神温泉薬師の湯までは順調に来れたのですが、この後私たちが目指す登山口を見つけるのに手間取りました。
ヤマップで見つけた《琥珀》さんのルートが短めでいいと思ったのでそのルートを使って登山計画を作るという方法にしてみました。
四阿屋山は山頂が狭いと聞いていたので、できればランチは下山してから麓のお店でと考えていて、その為には早めに下山しないといけないと思ったからです。
普通に山頂でランチの計画をたてても、大体それより1時間遅れ位になるのが常ですから、、😅
これが《琥珀》さんが柴犬琥珀ちゃんと歩かれた軌跡です。
スタート地点の駐車場までどうやって行くのかわからず、初め下山後に立ち寄る予定の節分草園まで行ってしまい引き返し、その後この《琥珀》さんの地図を拡大してヤマップで車の現在地を確認しながら進み道を見つけられました。
ヤマップすげぇ!と感動😲
正解は両神温泉薬師の湯の手前で(皆野方面から来ると)右に曲がって行く道でした。
途中に中華風の山門がある通りです。
山門を右手に見ながらハイカーを追い抜いてグングン車道を進むと、
こんな看板のある駐車場が現れます。
車道の脇に20台程停められる無料駐車場でした。
これは福寿草園で手に入れたハイキングマップです。
私がマジックで丸した場所からスタートし、黒いルートを右回りに歩きました。
後ほど訪れる節分草園はマップ左下にあります。
右下の花だよりによると、今の時期はセツブンソウ、ロウバイ、フクジュソウが見られるようですね。
そしてこの後は、3月中旬からアズマイチゲ、4月中旬からアカヤシオ、6月上旬から花ショウブが咲き、そして紅葉の見頃は10月下旬から11月中旬みたいです。
これは奥日光的に、毎月通う必要ありですね(笑)
ここからは車輌乗り入れ禁止です。
8時20分に歩き始めました。
いくつか民家もある道です。
赤い梅と黄色いロウバイに囲まれていい気分で歩いています。
ロウバイのいい香りが漂っています。
押留(おとも)登山道が交わる福寿草園に到着しました。
早速黄色い福寿草がお出迎え😊
ロウバイもまだまだ沢山咲いていました。
朝のうちはまだ曇っていたので、色がうまく出ませんが。
先に建物が見えたので(この時は登山道がこの先にあると思っていた)、先に進んでみます。
古い民家の軒先が解放されてました。
ここに先ほどのハイキングマップがあったので、頂戴した次第です。
今日私に付き合ってくれるのは、ターボと亀ちゃんです。
奥に民家があり、そのお庭との間に両神村役場の工事用フェンスが置いてありました。
私たちは大して疑問に思わずこのまま先に進んでしまい(なぜかこの奥に登山道があると思っていたので)、道がないようだったので引き返し、そのときにこのフェンスに気がつきました😣
進入禁止の意思表示だったのですね!気がつかなくてごめんなさい💦
民家の手前に登山道があったので、ガイドマップとも合致しますし、ここを登ってみましたが、先で行き止まりになってました。
多分過去はこれが登山道だったのだけど、崩れてしまったのでしょうね。
結果的には、トイレと福寿草園の間に道が作られてました。
ここから山道に入ると、
すぐにこんな標識が現れます。
「節分草園まで急な山道約60分」。
ここが上級者コースへ向かう目印になります。
左側が崩れた箇所がある狭めの道です。
山の斜面に何とか踏み跡をつけました!といった感じ。
荒れ気味の谷を渡り、
この辺りまでやってきました。
急な登りになって暑くなったので、一枚脱皮し、アミノバイタル補給しました。
その後もひとつふたつ尾根を越え、
上級者コースへ取り付く尾根までやってきました。
これを左に下るとつつじ新道を通ってのセツブンソウ自生地になります。
時刻は9時24分です。
美しい竹林にでかでかと書かれた恐ろしげなメッセージ😣
「初級者は山居方面へ迂回してください」
山居方面へ迂回って、迂回路があるっていうのは、山居(福寿草園があった場所)まで戻るという意味だったの~?😱
つつじ新道を登って来た方なら山居方面へ迂回するのもわからなくはないけど、そちらから来た身としては引き返すのもねぇ。
行く先はすぐに岩場になる模様です。
私たちでも歩けるのだろうか?という不安な気持ちが半分、いや、きっと気軽にやってくる観光客をビビらせる為に書いてあるだけの脅しなんじゃない?と思う気持ち半分。
とりあえずチャレンジしてみることにしました。
「これより上級者コース」という看板の側を通りすぎる文字通り初級者の亀ちゃんと万年初級者の私。
最初の難関に行くまでも難関💦
そして、目の前に現れた高さ5メートルの垂直壁!
振り返ると私が登るのを待つ二人の足元も不安定です。
「みほさん、無理しないでね。」という二人を置いて、私がチャレンジ!
うぐぐぐ、いきなりの高難度!
足を置く岩の出っ張りが小さい!
指を食い込ませる窪みもあることにはあるけど、しっかり持てるという程でもなく、、
結果、行けたのはここまででした。
写真で見ると半分以上行っているように見えますが、ほんの一二歩進んだだけです。
この後右足を持ち上げて次に乗せる岩の出っ張りを見つけられず、膝を垂直壁に付けるしかない状況に陥り、次の左手を離した時に自分の体重を
右手と左足と右膝で支える自信も勇気も無くて、右足を持ち上げる(何度かチャレンジはしたけど、、)事ができませんでした。
出来そうで、できるという確証がなく、壁に張り付いて「どうする?どうする?」と迷いましたが、「みほさん、気をつけてーーっ!」「無理しないでねーーっ!」「落ちたら元も子もないよーーっ!」の声がかかっていたこともあり、残念ですが諦めました。
ハガレーナなら行けたと思います。
帰宅してから私のヤマップを見たハガレーナが「挑戦してみたい!」と言ってました。
後の二人にチャレンジしてみてもいいよと言いましたが、私の様子にびびらせてしまったようで、「いいよ、いいよ、命が惜しい」となってしまいました。
その後標識の場所まで下るのも大騒ぎ。
滑るので、(岩登りのためにストックをしまっていたので)竹を支えにしながら下りました。
二人は下ってしまいましたが、私はどうしても諦めきれず、
岩場の右側から巻いて登れないかちょっと偵察に行ったりしました。
結局標識の場所まで逃げ帰ってきた負け犬の私たち。
このまま大人しく山居まで戻るか?それとも山頂は諦めてセツブンソウ園へつつじ新道を下るか?それとも!?
三人で相談しながらヤマップの地図を拡大してみると、あれ?あれ?なんと、私が予めダウンロードしていた琥珀さんの軌跡がヤマップに薄い青で表示されていることに気がつきました!
(気がつくの遅すぎですよね😅)
しかもその軌跡はこの岩場を左に巻いているではないですか!
琥珀さんは逆回りだったので、この軌跡は下りの軌跡なのですが、、
これは行けるんじゃね?と私の目がキラリ🤩
琥珀さんは柴犬を連れていたので、あの垂直壁を下る事が出来なかったものと思われます。
よし、じゃあ左側を巻いてみよう!
道なき道を行きます。
いや。もとい。
これは鹿の道です。
そこらじゅうにこんなう◯ちがありましたから。
二人も後に続きます。
後から思ったのですが、あの岩場に沿って登れば手がかりがあって楽だったのではないか?
そのときは琥珀さんのルートをなるべく忠実にたどることばかり考えて思い至りませんでした😣
足を置くと地面がズルズルと崩れる斜面です。
「キャア」という悲鳴が聞こえたので見ると亀ちゃん転倒!
ターボは「倒木につかまると登りやいよーっ!」と言いながらドンドン先に進んでいます。
ターボが先に尾根に到達しました。
10時18分、亀ちゃんと私も遅れて尾根に到着です。
私たちが歩いたというよりズブズブ埋もれながらフラフラとさ迷った軌跡です。
薄い青は琥珀さんの軌跡。
私は左手にスマホを持って軌跡を気にしながら歩きました。
大変なルートを攻略し(正攻法ではなかったけど)、尾根に立てたので、ハイタッチしたい気分でしたよ。
ここからも鎖場はありますが、皆さんの記事を見る限り、さっきのような難所はもうないはず。
あっては困ります😣
上から自分たちの登って来た斜面を見下ろした時(琥珀さんは下ったみたいですが)とてもとても下れる気がしませんでした。
この先またすごい壁が立ちはだかったら、私たちは前にも後ろにも行けないことになりますもの。
しかもここからは痩せた尾根道なので、もしもすごい岩場が現れたら、さっきみたく迂回路はないものと思われます。
こんな感じの安心して歩ける道になって嬉しい😁
すぐに展望の良い場所になりました。
思わず「おおお~」と声の出る二人。
尾根からの展望です。
山の名前はわかりませんが、美しい山並みにうっとり😊
前方に大きな岩が現れ「げっ!」と思いましたが、
登山道は岩に沿ってありました!ホッ😅
尾根道はまだまだ続きます。
あとどのくらいか亀ちゃんが気にしていたので、ヤマップでチェック😉
う~ん、上級者コースの標識の所から半分来たって感じかな。
この後急傾斜が待っているようです。
鎖場登場!
でもでもこんなのさっきの壁に比べたら何てことないですよ。
だって足場がありますもの!
楽~勝~🎵
二人も安心して後に続きます。
次々現れる岩場。
でも何も問題ないです。
問題なのは、私のリュック!
やたらた左に傾いてません!?
今気がついた!
このブログを書きながらリュックをチェックすると肩ベルトの長さが左右で20センチ以上違ってました。
何てこったい!
まだまだ続くよ、鎖場は。
でも大丈夫。
登りなら楽々です。
こういう所も登りだと平気ですが、下りで使うと少し怖そうですよね。
この辺までやって来ました。
晴れてきて気温も上がってきたので、ここで一枚脱皮しました。
だって、ほら!こんなに青空!
痩せ尾根はまだまだ続き、
亀ちゃんも頑張ってついてきています😁
登り坂の途中で眺めを楽しみました。
山の名前がわからない~(涙)
墨絵のような山の連なりが美しいです。
小広いピークを通過します。
山頂は混んでいるでしょうから、昼食するならここでもいいですね。
時刻は11時。
この辺りまで来ました。
少し下って最後の登りになりますね。
ゲゲゲ、なかなか怖い下りです。
腰を落として通過しました。
岩がすっぱり切れた場所を通ります。
分岐に着きました。
鳥居山コース、薬師堂コース、桜本コース、押留コースでやってくるとここに繋がるようです。
私たちが歩いてきた道に入る標識に、「つつじ新道 初心者通行止 」と。
超初心者(今回で2回目)の亀ちゃんが「こんなん書いてありますけど~?」と指差します。
何故私を連れてきた!?という心境でしょうね😅
この後最後の登りに取りつきます。
長くなっているので【前編】としてここで投稿します。
最後までお付き合いください!