50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小諸】強風極寒の湯ノ丸山撤退!《前編》2020年2月9日(日)

《登山難易度 測定不能》

湯ノ丸山、湯の丸高原からこんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


今日はブログ友達のクリさんとあきっこさんをお迎えして湯ノ丸山へ出掛けました。

お二人には前泊してもらい、土曜日の夜に深谷市にある「いっちょう」に集まって楽しい夕食会をしました。

集まったのは、ゲストのお二人に加え、ターボ、ウォーリー、ハガレーナ、姫、私の計7名でした。

山の話や、ブログの話、マラソンやテニスなどの趣味の話から更年期の悩みまで、話題は多岐に渡り、翌日に備え早めの解散をと思っていましたが、結局18時から21時頃まで3時間もお酒なしでワイワイやってしまいました。

クリさんだけお料理が目の前にないのは、タッチパネル式の注文ボードに自分の希望料理を入力したあと送信するのを忘れていて、クリさんのお料理だけ届くのが遅れたからです。

クリさん、やっちまったな(笑)

日曜日は朝4時半出発です。

今回はターボの長男くんが車を出してくれることになっていました。

彼はボーダーなので、雪質のいいスキー場に行きたい、そして出来れば交通費を浮かせたい。

私たちは雪山に行きたい。

でも山までの車の運転が心配だし、5人乗りの4WDを持っていない。

、、という両者の悩みを一挙解決の方法が、長男くんに車を出してもらって(彼の車は7人乗りの4WD)、交通費を私たちが負担するというアイデアです。

今回参加する5名(クリさん、あきっこさん、ターボ、ハガレーナ、私)プラス長男くんの予定が合う日は2月9日のみ。

そして長男くん好みのスキー場のある雪山ということで候補にあがったいくつかの中からゲストのリクエストで「湯ノ丸山」に白羽の矢が立ちました。

1ヶ月前から楽しみにしていた山行ですが、前日にてんくらで天気を確認すると、湯ノ丸山の予報は「C」!😣

雪山の「C」はなかなかいただけない状況ですが、前述の理由により、日付も行き先も変更不可だったので、とにかく行ってみることにしました。

もしも悪天候になってしまったら、森の中をスノーシュー(レンタル)やわかんで歩いたり、スキー場でヒップソリして遊ぼうと思います。

湯の丸高原(地蔵峠)への道はガッチガチに凍っていました。

私のパジェロミニ運転なら、みんな心配で前のめりになって前方を凝視している状況でしょうが、今日は雪道に慣れた若者が運転してくれているので、全く心配ありません。

地蔵峠の駐車場に到着したのは、朝の6時40分頃でした。

地蔵峠のトイレにて怪しい二人です。

あきっこさん、こそ泥ですか?!(爆)

怪しい、怪しすぎる!

ワークマンのバラクラマが絶妙に似合っていますよね😂

なんでこんな妙な写真が撮れるのか、あきっこさんの個性を最大限引き出したクリさんに拍手です👍

そうそう、クリさんと言えば、私が書いたクリさんのプロフィールから、「美人で社交的で女子力高くて、しかも体力もあるアクティブで完璧な女性!」という印象だと思うのですが、最近それに加え意外と天然な面もあることがわかって来ました。

(先日クリさんと一緒に北八ヶ岳の山小屋泊をしたあきっこさん情報です)

長男くんの三列シートの一番後ろに座ったクリさん。

ハガレーナと私が二列目に乗ると、ハガレーナが「あれ?シートベルトはどこだ?シートベルトが見つからない💦」と焦っているので、私が振り向くと、クリさんがすました顔で二列目のシートベルトを自分用として使っていたのでした。

前からシートベルトを引っ張るシステム、聞いたことあります!?(笑)

「クリさん!それハガレーナのシートベルトだよ~!」と言うと、「え?あら、そうなの?ちゃんとはまったからなんとも思わなかった」とのこと。

それちゃんとはまっても、前から斜めに伸びて空間を横切ってるだけですから、シートベルトの意味成してないですよ(笑)

車内大爆笑でした!

あきっこさんが「ほらね、言った通りでしょ!?」と嬉しそう。

お気楽メンバーの多くがクリさんに憧れているのですが、あきっこさん曰く、「それはみほさんが植え付けた幻想だから!」とのことですよ😁

いやいや、そんな天然な面も味わいあっていいじゃないですか~😁

益々クリさんのことが好きになりましたよ💕

さっきの写真を撮るセンスとか、もう最高です。

ではどこまで行けるかわかりませんが、とりあえず歩き始めましょう。

時刻は7時9分です。

この中・上級者コースのゲレンデを登って行きます。

リフト運行は8時からなので、まだスキーヤーなどはおらず、シュプールも何もない静かで真っ白な世界です。

なるべく雪原を汚さないよう、ゲレンデの端を歩きました。

一番急な坂は越えました。

今日は真っ白けっけでな~んも見えませんね。

お天気良ければ東篭ノ登山がこんな風に見えるのに、、⏬

⬆️これはターボと山登りを始めた頃に湯ノ丸山に登った時の写真です。

この時はお花が沢山咲くシーズンでした。

https://okiraku.muragon.com/entry/18.html

でも今回はハガレーナのシータ写真という最新兵器がありますので、何も見えないゲレンデもこんなに素敵な写真に仕上がりました😁

こちらはリフト終点が見えている場所でシータ撮影です👍

看板が雪で見えなかったので、ハガレーナが雪を払い落としてくれました。

この先にはシーズンには眩いばかりの真っ赤なレンゲツツジが落花生の形の湯ノ丸山を背景に咲き誇るみたいです。

(私たちはまだその最盛期に訪れたことはありません)

時刻は7時39分でした。

駐車場から30分、標高差115Mの急坂を登って来ました。

ここからは平らな道がしばらく続きます。

でも相変わらず強風が吹いていて、太陽も雲の中なので、とにかく寒い!😣

あきっこさん「もう、私無理!」と倒れ込みました!

「遭難者発見!」「大丈夫か!?しっかりして!」とみんなの猿芝居😁

この後しばらくしてあきっこさんのサングラスが消失していることに気がつきました。

私はこの猿芝居の後に雪の中に落として来たのではと推理しております。

雪解けしたら、春に回収に来ますかね😁

青空がうっすら見えた!と指差すメンバー。

(この時あきっこさんのサングラスは落ちる寸前ですね)

この時はいつか晴れるとみんな信じてた。

クリさんが午後には天候回復すると言ってたし(彼女が言うと本当に聞こえる、、まだまだクリさん信仰継続中😁)。

あきっこさんも今日のこの日のために御祓してきたと言ってたし(これは信用できない😁)。

標識を過ぎると、やはり踏み跡なし!

ひぇえ、湯ノ丸山で雪道歩きしている記事を色々見かけたんだけどなぁ。

昨日誰も歩いてないのかなぁ。

それとも今朝降った雪でトレース消されちゃった?

ツツジ平へは立ち寄らず直進しました。

踏み跡のない新雪の道はモッフモフで気持ちいいのですが、どこに踏み抜き地獄が潜んでいるかわからないのでドキドキです。

ゴーゴーと凄い風が吹いています。

写真を撮るために手袋から指を出した後は、手が凍えて冷たいったらありゃしない😣

何度も踏み抜き、あちこちから「ヒャア!」とか「ウゲッ」とか声にならない声が響いていました。

「うぐぐぐぐ、、💦」

ここは雪が深くて、一度はまると足を抜くのが大変!

数メートル進むのに何分もかかります(涙)

こんな状況でも元気なゲスト二人😁

(この時既にあきっこさんのサングラスは消失しております😢)

途中からハガレーナに先頭を交代しました。

辺りの霧氷がキレイなのに、観察する気持ちの余裕がありません😅

とりあえずあの東屋まで行って休もう!と思っているのですが、最後にラッセル地獄が待っていた!

ハガレーナが腰まで埋まって「身動き取れない~っ!」と叫んでおりまする。

ターボは「あ、じゃああたしゃこっちに行こう」と見捨てて方向転換している場面です😁

時刻は8時14分。

リフトトップの標識の場所から、標高差はたったの10M、距離にして500mの道のりを、穴に埋まりながら30分かけてようやく東屋に到着しました。

この東屋でお茶にしようかと思いましたが、ついてみれば屋根があっても吹きっさらしなので、風がゴーゴー吹き抜けて、止まっていると凄い勢いで体温を奪われていきます。

みんな顔が死んでいる😅

特に手がどんどんかじかんできて痛いくらいです。

こりゃたまらん😣

とっとと歩いて森の中に逃げ込みましょう!

先頭を交代し、今度はターボがラッセルです。

「ウギャーーッ、埋もれる~っ!」とジタバタしております。

「どっ、どっちに進めばいいの~(涙)」と腿まで埋まりながら頑張っているターボ。

「とにかくずっと向こうに見えるあの標識まで行っちゃってーーっ!」と叫ぶ私。

はい、ようやく「あの標識」に到着です。

お天気良ければ(季節が違いますが)こんな展望の場所です。

湯ノ丸山の落花生みたいな形が良く見えるスポットなのですが、、

今日は真っ白な世界です。

山頂に立てなくてもせめてその姿を目にしたいと思いましたが、東側から吹き抜ける強風に恐怖を感じるくらいです。

とりあえず記念撮影して、すぐに動き出します!

じっとしていると、手が痛くなるーーーっ!

腕を振ったり、腿に手をバシバシ打ち付けたりして、血の気を送りながら歩きました。

今度はクリさんが先頭です。

「もはや八甲田山じゃん!」と泣き言を言いながら歩いております。

誰もいない悪天候の雪山にわざわざやって来て、あたしら一体何をしよるんじゃろか?😅

遭難防止の鐘までやって来ました。

ここまで来れば森に入る事ができます。

時刻は8時40分です。

標識からここまではほぼ平らというか、むしろ緩やかな下りでした。

ヤマップに提出してきた登山届けでは湯ノ丸山に登った後、鞍部まで下って、烏帽子岳に登り、再び鞍部から森の中の道を歩いて駐車場に戻る周回ルートを行くつもりでした。

しかしこの悪天候で山頂を目指しては、誰かが体調不良を起こしたり、最悪の場合動けなくなる可能性があるなと思いましたので、ここから帰りに通る予定だった「10」のポイントまで森の中を下ります。

「寒い、寒い」と言いながらも、一応鐘は鳴らしておきました。

粉雪が降っていたので、ターボを中心にみんなでお決まりの「粉~雪~、ねぇ、こ~こ~ろま~でし~ろく、染め上~げたなら、ああ~あ」などと歌うと、あきっこさんが「カーン!」と鐘をひとつ鳴らしました。

ターボの歌唱力では予選敗退のようです😁

写真を撮ろうと手袋から指を出すと手が一気に冷たくなり、冷たい指でスマホを操作してもなかなかカメラが起動しなくて苦労しました。

みんな元気そうですが、この時も雪が混じった横殴りの風が吹いています。

シータ写真ももちろん撮っておきました。

まるでドローンの空撮みたいですよね!

そしてその写真を反転させるとこんな風に空が真ん中になります🎵

シータ写真って面白いですよね✨

太陽が時々雲の間に顔を出すのですが、カメラを構えるとサッと雲に隠れてしまいます。

きっと晴れるよ、、と思うのですが、私達が山頂に立つタイミングでは難しそうですし、この強風では山頂で立っていられない程だと思いますので、今日は諦めることにしました(涙)

遭難防止の鐘から中分岐(「10」)まではわずか400mです。

この後森に入って行きました。

続きは【中編】で書きます。

いつもありがとうございます😊

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