【埼玉、寄居】モミジの『中間平~皇鈴山』 2017年11月19日
《登山難易度 1》
今年の春に訪れた際、新緑の眩しさに圧倒され、カエデやモミジが多いことを知ったので、必ず秋に再訪しようと思っていました。
今回は初参加の友人(ピカ☆ンチ)も一緒です。
葉が落ちた木も多かったのですが、モミジは深紅、赤、オレンジ、ピンク、黄色、緑と多彩で、想像を上回る美しさでした。
朝日の差すなか、薄暗い朝の公園内を写真を撮りながらゆっくり歩きます。
途中ススキの向こうに風布の里が見えました。
15分程で公園の森を抜けると、しばらくは車道歩きとなります。
アスファルトの道ですが、かなり傷んでいてデコボコしています。
道の両側には落ち葉の絨毯が深いです。
竹林、ヒノキ、ブナなどの広葉樹、イチョウやモミジの大木などが車道脇に続き、退屈な車道歩きに彩りを添えてくれます。
モミジの大木近くで、キツツキの幹をたたく音が響いていました。
40分程で釜伏峠に到着です。
正面に進むと皆野方面、左に行くと皇鈴山方面になります。
濃い赤色のモミジがあり、この峠はいつ来ても素敵な雰囲気です。
車道脇にはブナ林やヒノキの森がありますが、所々で見晴らしの良い場所があります。
両神山、甲武信岳、破風山、和名倉山、雲取山などの、奥秩父の名だたる峰々を一望できます。
今日はしばらく車道を歩き、皇鈴山南側の登山口を目指します。
そこには春にモミジの大木を見つけていたので、その紅葉を見ることが目的のひとつなのです。
車ならわずかなのに、歩くとなかなかの距離です。
釜伏峠から約一時間でようやくモミジの大木に再会できました。
紅葉半ばというところで、内側にはまだ緑の葉をつけています。
下から見上げると、太い幹のような枝が南側に張りだし、ウネウネと血管のように広がっています。
外側に行くほど赤くなり、グラデーションが美しい。
登山道に入り、落ち葉を踏みしめながら急な坂を登り、二度ピークを越えて、最後に長い階段を登ると、広い皇鈴山山頂に着きます。
森の紅葉は終わり、すでに冬枯れの景色です。
広場西側のあずまやでランチにしました。
目の前に箕山が見えます。
春に来たときには気が付かなかったのですが、東側に広い展望台がありました。
山頂に着いたとき、右手に車が停まっていて、東側に車道が繋がっていることに初めて気付いたのです。
ベンチに座って関東平野を一望します。
左から赤城山、男体山、筑波山、右手にさいたま新都心やスカイツリーまで見ることができて、驚きました。
しばらく眺めを楽しんだあと、再び中間平まで車道を戻ります。
お日様が高くなり、光を浴びた中間平のモミジたちは、行きの時の何倍も美しく見えます。
お寺などの手入れが行き届いたモミジとは異なり、生命力溢れるその姿は圧巻です。
まるでモミジの赤い嵐に飲み込まれたような感覚になります。
今回も楽勝コースのはずが、意外と距離があり、よく歩きました。
くたびれはしましたが、地元寄居の知られざる名所を独り占めした気分で、楽しい秋の一日となりました。
中間平駐車場0910ー(18分)ー公園出口0928ー(42分)ー釜伏峠1010ー(59分)ー皇鈴山登山口(大モミジ)1109ー(18分)ー皇鈴山山頂1137(1時間3分休憩)ー(38分)ー釜伏峠1318ー(33分)ー公園入口1351ー(19分)ー中間平駐車場
全行程 5時間
(うち歩行時間 3時間47分)
標高差 329M(350M~679M)
歩数 19900歩
歩行距離 13、9㎞
パーティー 4名(コマクサ探険隊)
行程図