50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、白馬】八方尾根リベンジ登山。花が咲き乱れるウキウキ尾根歩き《前編》2019年8月4日(日)

白馬、八方尾根の石神井ケルン(1974M)から、こんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。


《登山難易度3》


今回は晴れ女隊の3人で、昨年夏に雨に降られた八方尾根リベンジ登山です。

前回は真っ白な世界で、最後はどしゃ降りの中を歩き、傘をさしてリフトに揺られたチョー残念な一日でした。

今回は一応晴れ予報ですから、大展望を期待して行ってきます!

自宅を4時過ぎに出発、いつものコンビニ経由、本庄児玉インターに乗ったのが4時40分。

湯ノ丸サービスエリアで休憩しました。

6時17分、長野インター通過。

料金は1980円でした。

6時40分長野有料道路の料金所通過。

白馬村に入りました!

今日は山が見えていますね🎵

ロープウェイの駐車場は満車だったので、係のおじさんの誘導で、「あんじゃねぇ駐車場」に7時12分に到着しました。

駐車料金は600円です。

自宅を出てからコンビニとサービスエリアへの立ち寄りも含め、所要3時間10分でした。

mont-bell会員割引(2900円の10%引き)で、ゴンドラ~リフト代金を支払い、7時30分、ゴンドラに乗り込みます。

八方駅(標高770M)から、兎平(1400M)まで運んでくれます。

兎平まで8分の空の旅。

うさぎ平テラスは最近リニューアルし、屋上にプール等も設置されたリゾートになっているみたいです。

ここのトイレはとてもキレイなので、ここでトイレをお借りました。

お花畑を巡る遊歩道があり、可愛いウサギのプレートが迎えてくれます。

ウサギに紛れて妙な天使(?)も。

花を見ながら、アルペンクワッドリフトに向かいます。

今日のメンバーはターボ、ハガレーナ、私の3人です。

このリフトは地面からの高さが、1.5m。

足元には沢山の花が咲き乱れ、長く伸びた草が足にカサカサと当たります。

昨年7月に来たときより花が多い気がします。

黒菱平(1680M)までやって来ました。

グラートクワッドリフトに乗り換えます。

少し霧が出てきました。

霧の中に浮かぶ色とりどりの花が素敵です。

5分間の低空飛行(*^^*)

八方池山荘(標高1830M)に着きました。

麓からゴンドラ、リフトと乗り継いで、標高差1060Mも運んで来てくれます。

往復2610円の価値あり!です😁

支度を整え、エネルギーチャージをして、8時13分、歩き始めます。

霧が出ていますが、いきなりのお花畑ルートです。

オオバギボウシ、ニッコウキスゲ、オオコメツツジです。

私が先を行き、接写隊の二人が花の写真を撮りながらゆっくり歩きました。

ピンクのホワホワは満開のシモツケソウ。

日当たりの良い草地を好みます。

ブルーの小さな花はタテヤマリンドウ、ピンクはミヤマアズマギクです。

紫はタテヤマウツボグサ。

黄色はゆり科のキンコウカ。

白はイワシモツケです。

濃い紫はバラ科のワレモコウ。

薄紫はタカネマツムシソウです。

山頂付近には雲がありますが、少しずつ晴れてきました!

展望が楽しみだ~\(^^)/

8時56分、前回は通らなかった石神井ケルン(1974M)到着です。

これから歩いていく稜線は良く見えていますが、白馬三山は雲の中。

自撮りしようとモタモタしていたら、近くのハイカーが撮ってくれました。

小さな白い花はミヤマコゴメグサ。

すご~く小さいので、接写が難しいです。

ホワホワとした白い尻尾のようなものは、バラ科のヤマブキショウマかな?

もうひとつはゆり科のタカネシュロソウ?

左上の濃いピンクは何だろう?

隣はタカネナデシコ、黄色はキンコウカ。

白いハート形の花びらが可愛いなでしこ科のクモマミミナグサ。

北アルプスにしかない特産種だそうです。

左下はダイモンジソウ。

右下はサクラソウの仲間?

ハッポウタカネセンブリと、クルマユリ。

ハッポウタカネセンブリは開くと青地に点々の模様があり素敵です。

トイレが見えてきました。

ここを過ぎると息ケルンは目の前。

なだらかな木道ルートとの分岐を過ぎ、9時13分、息(やすむ)ケルン(2005M)に到着。

近くのハイカーに撮って頂きました。

まだまだ雲が沸き立っていますね。

八方ケルンに向け、蛇紋岩の滑りやすい道を登ります。

右手を見ると、雲が渦巻いて、少しだけ山が見え始めました!

9時23分、八方ケルン(2035M)に到着。

白馬三山方面のみ雲が沸いていますが、南方向は視界が開けてきました。

雲がきれて白馬三山が見える瞬間を捕らえたいので先を急ぎます。

う~ん、なかなか山頂部が見えてこない~(涙)

気持ちのよい尾根歩きです。

タチギボウシの薄紫と、シモツケソウのピンクが混在して、なんとも美しい。

これから八方池に向かいます。

八方池までは観光客でも歩いて来れるので、人が次から次へと登って来ます。

大人気の八方尾根(^-^)

八方池までは木の階段を下り、若干の雪渓を渡ります。

9時45分、八方池に到着です。

八方山荘出発から1時間30分ですね。

今日も山には雲がかかり、湖面も小さなさざ波が立っています。

逆さ白馬三山、なかなか見れないもんですね~(涙)

池の淵の高台に座り、バナナ休憩しながら、雲が切れるのを待ちました。

バナナが温かくなっいて、「蒸しバナナ」のようになっていたので、ハガレーナがそう言うと、ターボが「そんなバナナ!」と定番ギャグを。

その後もいくつかオヤジギャクを連発していて、その時は覚えた!と思ったのですが、メモしておかなかったので、きれいさっぱり忘れてしまいました。

覚えたていたのは「そんなバナナ!」のみ😓

しばらく雲の切れ間を眺めていましたが、山頂まで晴れるのはもう少し時間がかかりそうだったので、付近のお花畑を散策しました。

左上はごまのはぐさ科のヨツバシオガマです。

葉が4枚輪生するのでそう呼ばれるそう。

左下はセリ科のミヤマトウキ。

茎を揉むとセロリのような香りがするらしいです。

右下はごまのはぐさ科のクガイソウ。

葉が6~9段に輪生するので九蓋草と書くそうです。

クガイソウの群生と、ハッポウワレモコウ。

ハッポウワレモコウはカライトソウとワレモコウの雑種なのだとか。

雲の隙間に見える山の斜面を背景にすると、とてもいい雰囲気です。

池のほとりには、雲がきれるのを待つ大勢の人々。

私たちはそろそろ歩き始めます。

30分以上八方池の周りでウロウロしてました。

10時19分、ここからは登山装備が必要との標識を通過。

岩場が多くなります。

またまた雲が沸いてきました。

森林限界の逆転現象がある八方尾根。

これから森に入ります。

ダケカンバの美しい林。

この森を抜ける辺りで、NHKBSの日本百名山でよくお見かけする山岳ガイドの橋谷晃さんにお会いすることができました。

10人程のお客さんを連れて歩いておられるようでした。

すれ違いが難しい道を私が通るまで道を開けて待っていてくださったので、お礼を言うと「いえいえ、ゆっくりでいいですよ~」と言ってくれた声ですぐにわかりました。

「バイキングにも出演してらっしゃいましたよね!」などといくらか会話することもできました😁

偶然有名なガイドさんにお会いできるなんて、超ラッキー⤴️

道はなだらかになったり、急坂になったりを繰り返します。

ずっと辺りには花が沢山咲いています。

青空にニッコウキスゲの黄色が映えます。

右上はミヤマホツツジです。

クルクルと巻いた花びらが可愛い。

紫はタテヤマウツボグサ。

前方に扇雪渓が見えてきました。

右手には丸山ケルンらしきピークも見えます。

前回は真っ白な世界だったので、今回初めて丸山ケルンをとらえることができました。

雪渓が近くなると、道を縁取るように飴細工のような黄色が鮮やかなキンポウゲがありました。

左手に雪の残るなだらかな道を進むと、前回ランチした扇雪渓が見えてきました。

この辺りで下って来られた方がいたので、この次のケルンまでどのくらいの標高差かと聞くと、一人は「100Mくらいかな?」と答え、別のグループは「200Mくらい?」と答えたので、「200M!?まだそんなにあるんですか!?」と聞くと「標高差はわからないけど結構大変ですよ」と。

「そのケルンからは唐松岳などは見えるのですか?」とも聞くと、「いえ、そこからはまだ見えません」とのこと。

なんだ、次のケルンまで頑張って登っても展望は開けないのか!

だったら今日もここが最終目的地でいいか!となりました。

結局今回も丸山ケルン(2430M)まで行き着けない、ヘタレお気楽隊です(涙)

この後扇雪渓に11時25分に到着。

八方山荘出発から2時間10分、八方池出発から1時間5分でした。

この後雪渓を見ながらランチにします。

長くなっているので、この辺で【前編】として投稿します。


いつもお付き合い頂き、ありがとうございます!

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