50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、みどり市】クリさん、あきっこさんと楽しいオフ会。アカヤシオのピンクに埋め尽くされた袈裟丸山《前編》2019年5月18日(土)

《登山難易度 3》

袈裟丸山、ツツジ平からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


今回はブログでお友達になったクリさんとあきっこさんと一緒に出掛けたハイキングの記録です。

クリさんとは今年3月に浅間山外輪山にご一緒しましたので、今回が2回目。

あきっこさんとは今日初めてのご対面~✨でした😁

当初は三本槍岳に一緒に行きたいと考えていましたが、どうやらまだアカヤシオが尾根道から山頂にかけて咲いてない事がわかり、今花が見頃の所で、かつ二人が合流できる場所と考えて、袈裟丸山に行くことになりました。

自宅を5時半に出発、ターボを拾い、森林公園駅にまずはクリさんを迎えに行きます。

そこから今度は群馬県太田駅に車を走らせ、8時過ぎにあきっこさんを拾います。

今日のメンバーはクリさん、あきっこさん、ターボ、私の4人です。

お二人は顔出し🆖なので、サングラスをかけるか、かけてなかった時は当ブログではお初の顔隠しスタンプ登場となりますので、ご了解ください(笑)

行きの車の中では色んな話をしましたが、一番盛り上がったのは「タケさんって誰!?」という話😁

あきっこさんが「みほさんのブログに度々登場するタケさんって誰なんですか?みよんさんや平野育ちさんなら分かるけど、いつも『このタケさんって誰?!』ってなってます」と質問されたからです。

あきっこさんはタケさんのブログを知らなかったらしいので、「あきっこさんも絶対気に入るよ❗私には分かる😁」とタケさんブログを熱烈推ししておきました。

タケさんの魅力を簡潔に言い表している登山スタイル10ケ条的なのを「・登山はソロが主体。・ピストンより縦走を好む、、」とターボに読み上げてもらったのだけど、ターボの音読がイマイチだったので、お二人にうまくタケさんこだわりのカッコ良さを伝えられず残念でした。

でも確実に二人読者が増えたはず!✌️

タケさんブログと当ブログは、世間に影響力を持つか持たないかという根本的な所から始まり、様々な要素で対極にあるので、今度「タケさんこだわり10ケ条」(私が勝手にそう呼んでいる)を真似て「お気楽隊こだわり10ケ条」を書いてみようとターボと話しています。

おっと、タケさんの話に夢中で危うく登山口を見落とすところだったぜ。

ターボが「あきっこさん、このタイミングでタケさんの話を持ち出したのは🆖」とあきっこさんにダメ出ししてました(笑)

毎度のことですが、また前置きが長くなってしまいました。

そんなこんなで袈裟丸山折場登山口に着いたのは10時5分でした。

アカヤシオハイシーズンですから、もちろん駐車場はいっぱいで(早朝7時でも満車になります)、少し下った車道脇に駐車して、支度を整え出発です。

今日はクリさんが「アミノバイタル」を持ってきてくれました。

マラソンや登山の前に飲むとバテないのだそうです。

ターボと私はゼリーをチューッとしたのですが、あきっこさんは粉を水無しで薬のように服用したらしく、「これは水無しではキツイ!」と言ってました。

クリさんの出発前の儀式。

クリさんのブログでは基本顔出ししないので、こんな写真を撮ってこの日のメンバーを紹介するのだそうです。

ボロ靴の方で来なくて良かったわ~😅

私は3回目になる折場登山口です。

10時22分、ターボを先頭に登り始めます。

この前の小野子山で私がターボと花子からだいぶ遅れたので、ターボに「今日はこの前よりゆっくり行っておくれ」と頼みました。

歩き始めはいつもは足がだるい感じになり辛いのに、今日は足が重くなることもなく、体が軽い気がします。

アミノバイタルの効果でしょうか?

階段で尾根まで登るとそこからは根っこ道です。

去年の秋、義姉を探して名前を叫びながら駆け登った苦い記憶が甦る(涙)

でも今日は人数もいて、ターボもいてくれて、しかも日が長い初夏ですから安心です。

むしろ私がみんなに迷惑をかけないようにしなくては、前袈裟丸山まで行けるかなぁと思いながら歩いています。

クリさんとあきっこさんには言ってなかったのですが、先日の小野子山でターボと花子との体力の違いを目の当たりにして自信を無くしていた私は、実は今日もしも私が遅れるようになったら、避難小屋のある鞍部でリュックの番をしながら待ち、3人で前袈裟丸山を目指してもらうつもりでした。

ターボには話してあったけど、初めからそんなことを言うと皆のテンションが下がるので、ギリギリまで自分の歩みの様子を見てから決めるつもりでした。

まもなく弓の手コース、最大の見処、大展望の尾根に出ます。

さぁ、二人はあの大展望にビックリしてくれるかな?

この瞬間は浅間山の槍ケ鞘に出る瞬間と似ています。

お連れした初めての友人がどんな反応を示すのか、ドキドキしながら見守ります(^-^)

10時50分、登山口から28分で大展望の尾根に出ました。

どうですか?

この解放感。

雲が多くて影になっているので、最高のパフォーマンスとはいきませんが、つい先日登られた方のインスタでは霧で何も見えない写真もありましたから、これだけ見渡せていればまずまずでしょう。

何しろ今週初めの週間天気予報では曇りや雨の予報だったのですから、お天気が好転してホントに良かったです。

いつものように、目の前には目指す袈裟丸山や小丸山、斜面の岩場を滝がほぼ垂直に流れ落ちていて、爽快な眺めです。

岩場から吹き出している滝の音が聞こえてきます。

早速現れたアカヤシオに感動しているあきっこさん。

まずは本日のアカヤシオ一枚目。

まだまだこれからとんでもない数のアカヤシオに出会えます。

意外とキツイ草尾根を登りツツジ平を目指します。

時刻は11時ですから、既に下山されて来られる方もチラホラ。

「これから?」とか「どこまで行くの?」と心配されました😅

「今日は前袈裟丸山への最後の登りが渋滞してるよ。待ち時間が多くて時間が勿体ないよ」と教えてくれた男性もいました。

駐車場には団体さんのマイクロバスも停まっていましたから、すごい人数のハイカーが山頂を目指しているのでしょう。

私たちはだいぶ出遅れていますから、今日山頂まで行けるか、この時点ではハーフハーフだなと思いました。

少し高度をあげてからの眺めです。

雲があってもなぜかいつも袈裟丸山にはスポットライトのように日が当たっている気がする😁

歩いてきた道を振り返って。

向こうに見えるのは赤城山です。

草尾根から林に入ります。

11時15分、ツツジ平分岐に着きました。

おや、おや、おや?

これは灰皿ではないですか!

「平野育ち調査隊長!袈裟丸山でも赤い灰皿の存在を確認いたしました!どうぞ!ジッ」と今日もトランシーバーで報告です。

今日朝出かける前にリュックの重量を測ったら11㎏でした。

少しでも軽くするため&お腹が空いたのでみんなにバナナを配給します。

薬局で購入した4本98円、意外とイケる。

バナナを食べ終わると、クリさんが「ちょっとこっちに行ってみてもいいですか?」と言いながら、ツツジ平の林の方に入って行きました。

後を追うターボとあきっこさん。

どんどん先に行ってしまったクリさんを見失います。

あれ?あれ?どっちに行ったかな?と探していると、

クリさんが戻ってきました。

ツツジ平の右手が丘のようになっていて、途中まで歩いてみたようです。

「どうだった?」と聞くと「うん、まぁまぁだった」と言うので、まぁまぁならまぁいいか、先は長いので次に進もうということになりました。

左手の岩場に登ってから登山道に戻ります。

「わ~🎵苔だ~🎵」と言いながら、苔を激写するあきっこさんを激写!

岩場の上から、さっきクリさんが途中まで行った丘を眺めます。

あの丘のことを「ツツジ平」と呼ぶのかもしれません。

アカヤシオが意外と咲いてますね。

「きれいだね~✨」などと話していると、座ってランチしていた男性に「ツツジ平まで行ってきたのかい?」と尋ねられたので、途中まで行って引き返してきた旨を伝えると、「花が沢山咲いていて素晴らしい眺めだよ」と教えてくださいました。

あれ?そうなのか。

では帰りに時間があったら寄ることにしましょうか。

あの向こうに見えるとんがり、前袈裟丸山山頂を目指さねばいけませんので、とりあえず先を急ぎます。

右手がカラマツ林になってきました。

この前の小野子山でも感じましたが、カラマツの新緑も他の広葉樹とは違った魅力があります。

道はなだらかになり、右手はカラマツ林で、左手が開けた場所に出ます。

背の低いカラマツの赤ちゃんとアカヤシオ、そして遠くに目指す袈裟丸山。

まるで風景画のような美しさです。

カラマツの赤ちゃんの可愛らしい新芽。

背景が青空ならもっとキレイなんだと思うけど、この可愛らしさ伝わるかなぁ。

アカヤシオの美しさは独特で、黄緑色の葉っぱと共に真っ白な花を開くシロヤシオとは違って、ピンクの花だけがついているので、見ようによっては造花のようにも見えます。

「造花みたいに見えるよね」と言うとターボが「ぞうかですか?ぞうかなぁ。」と、本日初のダジャレを披露しました。

クリさんに「出た!」と言われ、あきっこさんはこれか!という表情で「クックックッ」と引き笑いしてました。

クリさんが3人で写真を撮ってくれるというので、「あきっこさんは顔出し🆖なんだから顔を隠さなくちゃ!」ということになり、3人でタオルで顔隠し。

ターボの顔がすごく長くてまあるく口を開けているように見える(笑)

顔を隠したあきっこさんが「イラン人のようだ」と言うと、ターボがすかさず「そんなのいらんわ」と返事。

これにはあきっこさん爆笑してました。

あきっこさん曰く「ツボってジワる」そうです。

あきっこさんにとっては今までブログの中だけで目にしてきた二人が目の前にいるのが不思議で、まるで芸能人と会ってるみたいな感覚なのだそうです(マジで?)

いやいや、ターボのダジャレはそんなレベルじゃないでしょう。

あきっこさん、そんなこと言うと、ターボが調子に乗ってまた小躍りするからやめてくれ。

そうそう、皆さん、今回わたくし、自撮り用の足がぐにゃぐにゃ曲がる三脚を持参したのですよ。

電気屋さんのワゴンに480円で売ってました。

本当は木の枝などに3本の足をクネクネ曲げて取り付けるのが理想なのですが、辺りには触ると折れそうな枝しか無かったので、地面にセットしようと苦心しているところです。

ここから10秒タイマーにして、リュックを背負ったまま「よっこらしょ」と立ち上がり、5m離れた3人の元にドスドスと走って撮った写真がこちら。↓

なかなか上手くいかなくて、3回位往復した成果です。

10秒カウントの5秒前位にみんなの横に並び、3秒前位になるとみんななぜか息を止めて写真におさまる😅

撮る方も撮られる方もだんだん上手くなっていくと思うので、ご期待ください(笑)

ではでは先に進みましょう。

見晴らし台のある場所に着きました。

クリさんが見晴らし台に登る?と聞いてきましたが、今日のお天気だとそこまでの絶景は期待できないので私はいいやと答えると、見晴らし台の下にいたおじさんが「なんだ、登るようなら料金取ろうと思ってたのに残念だなぁ」と言ってました(笑)

「上から周囲の山が見れていい景色だよ~」と呼び込みをしていたので、「帰りに寄りま~す」と答えて通過です。

見晴らし台から2~3分で最初の賽の河原に到着です。

おっと~!

ここにも赤い灰皿が!

「こちらお気楽隊!平野育ち調査隊長に報告します!本日二つ目の灰皿発見!袈裟丸山には灰皿多いです!ジッ!」

その数分後には二つ目の賽の河原を通過します。

絶妙なバランスの石積みと一緒に。

この二つ目の賽の河原には高く積んだ灯籠のような石積みがあったので、私が「あれ見て!灯籠みたい」と言うと、ターボが「灯籠の側をとうろう」と。

あきっこさんが「ジワるわ~(笑)」と言っておった。

清々しいカラマツの林を抜けます。

少しぬかるんで滑りやすい坂道です。

若干傾斜があるので、あきっこさんが「地味にキツイ。足にジワジワくる」と言ってました。

この岩場を越えると一気にアカヤシオロードが始まります。

今までもアカヤシオはありましたが、ここからが本番。

アカヤシオストリートの始まり、始まり~💠

ピンクが濃い!

こちらは淡い色でホワホワしていて可愛らしい。

こちらは中間色。

一つ一つの木が微妙に色合いが違っていて、それがグラデーションになり、見ていて飽きません。

登山道右手には苔むした少し薄暗い斜面に背の高いアカヤシオがあり、見上げると空がピンク色になっています。

緑の苔と花のピンク、黒く見える幹のコントラストが艶やかで、大人の女性のような色気を感じます。

苔とアカヤシオ(ヒトツバナ)。

登山道左手には雨量計のある広場があります。

アカヤシオに囲まれた陽だまりのようになっていて、お弁当を広げる人が何組かいらっしゃいました。

こちらのアカヤシオは若いお嬢さんのような華やかさがあります。

アカヤシオ越しの袈裟丸山。

まだまだ遠いなぁ。

この界隈でゆっくり花の写真を撮ったりしていますから、今日あそこまで行くのは無理だろうなぁと思い始めていました。

少し下ります。

可愛らしいコーギーとすれ違いました。

短いあんよで頑張っています😁

その後小ピークを越えます。

このピークは初めて袈裟丸山に来た去年の5月、ヘロヘロになって登って、ピークでランチしていたご夫婦に「ここは小丸山ですか?」と聞いた場所です。

今日は楽に通過できました。

アミノバイタルのお陰?

それとも快適な気温だから?(昨年はみぞれが降る程の寒さでした)

それとも少しは体力ついた?

なだらかな尾根道になります。

この辺りはアカヤシオこそ少ないですが、見晴らしが良く、とても気持ちがいいです。

岩がある斜面を登っていくと、、

12時43分、3つ目(最後)の賽の河原に到着です。

石積み成功して満面の笑みのターボ。

再び平な尾根を通り、、

登りに差し掛かると徐々にアカヤシオが増えてきます。

広々とした尾根道の奥の方にアカヤシオが沢山あります。

岩の間の狭い道を登ります。

ここで下ってこられた方たちに、またどこまで行くのかと聞かれます。

「どこまで行けるか、まだ決めてません」と答えると、「今日は山頂は諦めて花を見る方にした方がいいよ」「ツツジ平は見たかい?ツツジ平に登ったら360度花に囲まれて絶景だよ」と言われました。

へぇ~、そうなんだ!

花にぐるっと囲まれるって素敵ですね。

「山頂は諦めて花を見る方がいい」とアドバイスしてくれたグループの皆さんです。

「ツツジ平を見てごらん。ほらピンクに染まっているだろう」と。

坂を登りきった所で振り返ってみます。

なるほど!あのピンクのピークがツツジ平か。

あきっこさんが「アポロチョコだね!」と言ってました。

そうだ、今日はもう前袈裟丸山山頂にはいかずに、帰りにあのツツジ平に立ち寄ろう!とこの時ようやく心が決まりました。

小丸山山頂が見えて来ました。

13時12分、本日の最高到達点「小丸山(小袈裟)」に到着しました。

標高は1676Mです。

折場登山口が標高1200Mですから、標高差476M登ってきました。

登山口から写真を撮ったり寄り道したりしながら2時間50分かかりました。

(標準コースタイムは2時間です)

お腹もペコペコですし、かなり遅くなってしまいましたから、今日は前袈裟丸山までは行かず、ここでお昼を食べて、帰りに多くの方がオススメしてくれるツツジ平に立ち寄ろうと思います。

登山以上に写真の取り込みに時間がかかってクタクタです。

ここで【前編】として投稿しようと思います。

【後編】にて山頂でのランチ、ウキウキ下山ルート、そしてツツジ平の様子をお届けしたいと思います。


最後までお付き合いくださいm(__)m

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