【埼玉、東秩父】新緑の『笠山~堂平山』 2017年4月29日(祝)
《登山難易度3》
外秩父七峰縦走レースというのがあります。
外秩父にある七つの峰を走って回るという、私から見ると信じられない体力と持久力、瞬発力を必要とするレースです。
私たちは歩くことしか出来ないので、何回かに分けて、この春のうちに回ってみようと思い立ちました。
まずはパラグライダー発着基地や天体観測所で知られる堂平山と笠山です。
白石キャンプ場に車を停めて歩き出します。
入口に少し迷いましたが、沢沿いの車道を少し登ると民家の石垣に「笠山→」の標識がたっていました。
笠山までは樹林の中のつづら折れの急登です。
車道を横切ります。
再び針葉樹の森に入り、ひたすらジグザグに登って行きます。
標高差484Mを一気に登るので、息がきれ、大量の汗をかきました。
森の中に小さな花を見つけてはシャッターを押すことで疲れを紛らわしました。
杉やヒノキの足元にはえた低木が美しく見えます。
ここはツーリングのメッカなので、バイクのエンジン音が絶えず遠くなったり近くなったりして聞こえています。
長かった登りが広い尾根に飛び出して突然終わります。
ようやくたどり着いた山頂からは北側の展望がよく、寄居の町並みが分かりました。
その後東峰に向かい、笠山神社にお参りしました。
神社からは樹間に里山ののどかな景色が見えました。
堂平山に向かいます。
西峰を経由し、稜線からガレた下りになります。
私はここで転んで古傷のある膝を痛めてしまいました。
注意が必要な下りでした。
一端車道を少し歩きます。
その後再び山道に入っていきます。
ずっと「外秩父七峰縦走」のルート看板が立っていました。
新緑の明るい林は気持ちよく、春色に彩られた山容を間近に見ながら歩を進めました。
これから向かう堂平山が見えます。
少し下ると笹山峠です。
広く見晴らしの良い峠でした。
笠山峠からは再び登りとなります。
熊出没注意の看板があり、少しドキドキします。
旧道と新道がありますが、新道を進みます。
新緑の明るい森はとても気持ちがよく、自転車を押した男性とすれ違いましたが、振り返るとマウンテンバイクにまたがり颯爽と森の中を下っていきました。
新緑の森を抜けると視界が一気にひらけ、パラグライダーの発着場に到着です。
堂平山からは笠山はもちろん、大霧山、皇鈴山、登谷山などの外秩父七峰の山並みをまるっと眺められます。
また眼下に見える白石集落が何とものどかな雰囲気です。
この日はパラグライダーの姿は見られませんでした。
芝生広場を回り込み、天体観測レーダーのある堂平山山頂に着きます。
ほぼ360度の展望です。
春なので遠くは霞んでいましたが、視界の良い冬に訪れたら、関東平野を一望できることでしょう。
汚れていましたが、山座同定のための表示板が東西南北にありました。
風が冷たくなってきたので、午後からの雷を心配して先を急ぎます。
振り返って観測レーダーの写真を撮っておきました。
車道を下って剣ヶ峰を目指します。
右に行っても白石峠にいけますが、剣ヶ峰は階段の先です。
歩きにくく崩れ落ちそうな階段を苦労して登りましたが、登った先に展望はなく、すぐに右折れして下っていき、先程の右に伸びた道に合流しました。
白石峠までは気持ちの良い雑木林の歩きやすい道です。
新緑の木漏れ日がキラキラ輝いていました。
いくつも道が交差した白石峠に着くと、あずまやの側に移動式の売店「やっちん茶屋」が来ていて、多くの自転車乗り達で賑わっていました。
あずまやの裏手から再び森に入ります。
長い道のりでしたが、槻川の源流でもある森は今日一番の美しさで、森の主のような巨木にも会えました。
やがて簡易舗装の道となり、白石の里に降りてきます。
白石の里もきれいな山里です。
季節を変えてまた来てみようと思いました。
白石バス停0801ー(31分)ー車道0832ー(46分)ー車道0918ー(19分)ー尾根0937ー(13分)ー笠山山頂0950ー(7分)ー笠山神社1010ー(35分)ー笠山峠1045ー(40分)ー堂平山山頂1125(45分休憩)ー(25分)ー剣ヶ峰1235ー(20分)ー白石峠1255(7分休憩)ー簡易舗装1343ー(15分)ー車道1358ー(17分休憩)ーキャンプ場駐車1415
全行程 6時間14分
(うち歩行時間 5時間12分)
標高差 523M (353M~876M)
歩数 17800歩
歩行距離 12、5㎞
パーティー 2名(ターボと)
行程図

























































