50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【読書感想】クリスティ祭り継続中。『書斎の死体』『鏡は横にひび割れて』『動く指』。2025年12月6日(土)

やまみほ

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。



12月初め(第一週)に読んだ本を紹介します。

12月第一週に読んだのは、アガサ・クリスティーの3作品でした。


ちなみに、今までAudibleで聴いた作品に関してはサマリーにあった内容を「あらすじ」として載せ、文庫本などで読んだ作品は、背表紙に載っているあらすじを「うらすじ」と書いて載せていましたが、「うらすじ」を「あらすじ」の誤字だと勘違いされたのと、「うらすじ」という言葉は男性の○○の隠語であるらしいことがわかったので、今後は「あらすじ」で統一しようと思います。

過去の「うらすじ」は誤字でもエロ用語でもありませんので、その点ご理解ください🤣


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《書斎の死体》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけーーが、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。

深まる謎を解くため、ミス・マープルが駆り出され、まもなく被害者と〈マジェスティック・ホテル〉の関係が明らかになるが……

クリスティが「ありふれた設定」を「意外な展開」でみせる渾身作。


◎感想、、、

わぁお!

これは日本で一番メジャーなあの作家の、めちゃくちゃ有名なあの作品と同じトリックじゃあないのさ!!

もちろんこちらが元祖なわけだけど。


自宅の書斎で死体が発見されたというのに、ウキウキしながら素人探偵ごっこに興じるバントリー夫人がお茶目で可愛いかったです。

ちゃんとご主人を心の底から心配してましたしね。

凄惨な事件とは対照的に、やけにのんびりした関係者たちのやり取りが、いささか眠気を誘いますが🤣


ミス・マープルの推理や観察は女性ならではの視点で、男性警官たちを唸らせます。

女性が活躍するこのシリーズは、ユーモラスで冗談めいた、ポアロ作品とは異なる独特の雰囲気がありました。


ただ直前に『五匹の子豚』という傑作を読んだばかりなので、物足りなさがあることは否めません。

何より犯人に魅力がありませんでした。

(「五匹の子豚」の犯人が魅力的過ぎたので)

とはいえ、トリックが明かされてからの驚きは100冊の中でもトップクラスなのではないでしょうか。


いやはや、アガサ・クリスティーは改めて凄い。

各話、必ず異なる方向から弾が飛んでくる感覚です。

発想が無限大ですね。

かつて誰も考えなかったトリックを次々産み出していく作業、苦労もあっただろうけど、楽しかったろうなぁ、、。

評価は⭐4です。


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《鏡は横にひび割れて》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。

新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。

まもなくアメリカの大女優がいわくつきの家に引っ越してきた。

彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。

呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。


◎感想、、、

数々のミスリードに「絶対こいつじゃん」「いや、やっぱりこいつか!」などと全く的はずれな推理ばかりしていました(笑)

終盤になって、なるほど、あれが動機でそういうことか!と、ミス・マープルの種明かしの前に気付けたので、やった!分かったぞ!と鼻の穴を膨ませていましたが、それだけで終わらないのがアガサ・クリスティー。

○○の苦悩と深い愛という真相にたどり着いた時には、ブラヴォー!と叫んでいました。


女優の凍りついた表情はなぜだったのか?彼女は何を見たのか?という変わったアプローチから始まり、それが物語の核として最後まで貫かれています。

話を聴いてないみたいだった女優は一体何を(誰を)見たのか?という謎を追うミスリードがホントに素晴らしい!

私は、きっと階段を昇ってきた人じゃないよ、、絵でもない、、その額縁のガラス面に映っていた背後の人物か、あるいは背後の夫の顔を見て、驚愕したのよ、きっと!、、などとアホみたいな事をしばらく考えておりましたが、全然違ってました🤣


「五匹の子豚」と同様に、犯人とラストシーンがいいです!

魅力的な犯人と、美しいラストが見事でした。

ミス・マープルの真実をほのめかしつつも最後まで突き詰めない人間性を愛してしまいます。


評価は、⭐4.5。

終わり良ければすべて良し!という感じ?

ラストがいいと、一気に評価が跳ね上がります(笑)


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《動く指》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

傷痍軍人のバートンが療養のために妹とその村に居を構えてまもなく、悪意と中傷に満ちた匿名の手紙が住民に無差別に届けられた。

陰口、噂話、疑心暗鬼が村全体を覆い、やがて名士の夫人が服毒自殺を遂げた。

不気味な匿名の手紙の背後に隠された事件の真相とは?

ミス・マープルが若い二人の探偵指南役を務める。


◎感想、、、

再読です。

まぁ、完全に忘れていたので、初読と同じだったのですけどね🤣


現代のSNSによる誹謗中傷問題に通じる、狭い村での悪意の告発文と「火のない所に煙は立たぬ」理論でまことしやかに広がる噂話。


ミス・マープルがいつになったら出てくるのだろうとヤキモキしました(笑)

登場したのは、なんと289頁/391頁!

3/4は、ナッシュ警視とバートンの捜査と村の人間たちの噂話、、そう、捜査は遅々として進まず、事件解決には程遠いのです(涙)


ミス・マープルによるアグネスの抱いた違和感の解説は鮮やかでした。

その推理により、世界は反転します。

また、ミス・マープルの「たいがいの犯罪は、きわめて単純なものです」という発言から思うに、この作品は「動く指」より、元々候補にあがっていたらしい「煙幕」の方がピッタリくる気がします。


『アガサ・クリスティー完全攻略』にあった解説「大きな積み木細工が、たった一片の積み木を引き抜くだけで一挙に崩壊し、それに隠されていたものが露になる」「その一片の積み木を引き抜くのがミス・マープルの一瞬の登場」は、まさにその通りだと思いました。

一片の積み木を引き抜くだけで、思い描いていた脂肪のような装飾がガラガラと剥がれ落ち、単純な真実が浮かび上がる様が見事だと思いました。


ただ、あらすじにミス・マープルが若い探偵指南役を務めるとあったので期待したのですが、絡みは最後の謎解きだけだったのが残念でした。

もっと一緒に冒険してくれたら楽しかったろうにと思います。


最近読んでいたクリスティ作品の中では私としては評価低めですが、解説を読むと作者自身が選んだ10作品に入っているらしいです。


私の評価は⭐3.5 。

最近傑作ばかり読んでいたので、若干低めの評価となりました(涙)

その理由は犯人の魅力が乏しいのと動機が気にくわないから、、ですね。


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アガサ・クリスティー祭り、しばらく続きますが、今併読中の本が3冊もあります💦


とうから借りている「小説現代」。

今村翔吾さんの「イクサガミ」の外伝「無」が載っているのですよ!


それから、知念実希人さんの「ヨモツイクサ」。

半分位まで読んでいたのに、アガサ・クリスティー祭りに移行してしまって、止まっております💦


もう一冊、フリーダ・マクファデンの「ハウスメイド」。

好きなブックチューバーがオススメしていたので120頁まで読んで中断中(涙)


こいつらを片付けないとですね🤣🤣🤣

山の選択と同じで、すぐに別のものに興味が移ってしまう、気分屋?浮気性?の私(涙)、、、

日曜日には、このうちのどれか1つは読了したいものです。

読みたい本が私の後ろに列をなして並ぶ様を夢に見そうです🤣

今夜はうなされるな💦💦


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