50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、赤城】とう初登場回!ツツジを見ながら、大猿川周回コースを歩く。2025年5月11日(日)


大猿川周回コース・つつじケ峰通りから、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は初登場の新メンバーを紹介します!

やまみほの古い友人「とう」。

娘の同級生のパパさんです。

昨年末から登山を始め、自宅近くの山(主に飯能の山)を歩くこと約半年で、なんと12キロの減量に成功!

初めは体が重く息も絶え絶えだった山歩きが、減量と筋力アップでどんどん楽に歩けるようになり、今、山が楽しくて仕方ないのだとか。

山を知って、人生が180度転換したような、8年前のターボ状態!(笑)

お気楽の山仲間がここに一人誕生したのでした。


そんな「とう」をお気楽エリアの山に連れて行きたくて、今回の山行を企画しました。

一昨年ネオンのような色の洪水に目がチカチカした「大猿川周回コース」にお連れしましょう。

昨年は裏年でツツジの花が少なかったので、今年は期待できるんじゃないでしょうか??


本当は前日の土曜日にとう、ターボ、ハガレーナ、花子、私の5人で賑やかに歩くつもりでいましたが、土曜日が雨予報だったため、一日順延したのです。

それにより、ターボと花子の参加が叶わなくなりました(涙)

とうは高所恐怖症らしく、お気楽動画で(とうから見たら)危なっかしい岩の上に立って下を平気で見下ろしたりしている我々を目にしていて、一体どんな危険な所に連れて行かれるのかと、戦々恐々としていたらしいです(笑)

でも花子が参加すると聞いて(花子も高い所が苦手)、「花子さんがいるなら安心だ」と思ったらしいのですが、、、とう、、残念、、花子は今回、不参加です🤣

とはいえ、今日のコースは若干の崩落地があるだけで、別に岩の上に立つような場所はないし、ほぼ森歩きなので、とうもきっと大丈夫だと思います、、多分(笑)


とうに寄居町用土の私の自宅まで来てもらって、ハガレーナの車に乗り換え、5時15分に出発しました。

登山口のある大猿川山の家(キャンプ場)に到着したのは、6時20分頃でした。

大猿川山の家前にあるトイレをお借りし、キャンプ場の脇にある登山口から入山しました。



《コース定数 19(ふつう)》





歩き出しは6時41分。

ビデオに残すため「今日も元気にレッツらゴー!」をやったら、お気楽YouTubeファンのとうは見事にシンクロ!

ちゃんと家で練習してきたらしいです。

意識してなかったけど、右手と右足をあげてるらしい🤣

初めは尾根までジグザグの階段を登っていきます。

天国への階段!

あの向こうにツツジの楽園が待っているo(^o^)o


振り返って今日のメンバー、、ハガレーナととう。

私が先頭で二番目がとう、最後尾をいつものハガレーナという順番でしたが、振り返って写真を撮ると、とうが大きすぎてバランスがおかしかったので、とうが後ろに1.5m下がって写真を撮りました🤣

これで同じサイズになった!(笑)


尾根に乗ると、出てきた、出てきた!

オレンジ色のヤマツツジ!

今日は曇り予報だったので、曇天を覚悟していましたが、なんと、青空です!!

青空を背景にすると、新緑とツツジの赤が映えて、楽園感マシマシです。

とうは、トレーニングしてきたこの半年、飯能の杉林ばかり歩いて来たので、山歩きしながらほとんど空が見えたことがないらしい(笑)

山によって、周りの見え方が全く違うことに驚いていました。


進むにつれて、増えてくるツツジ。

もう見渡す限りツツジのオレンジ色で埋め尽くされています。

キレイだ、キレイだ、なんて、キレイなんだ!

ヤマツツジが咲き、足元は落ちてしまったミツバツツジの花でピンクになっている箇所も増えてきました。


標高を上げるにつれ、増えて来るのは、まだ残ってくれていたミツバツツジ。

登山道に張り出したピンクのツツジが傘のようになっていて、まるで花のアーケードを歩いているような気持ちになります。


振り返って、とうとハガレーナ。

おぉ、孫とおじいちゃんみたいな写真になった🤣

ミツバツツジのピンクとヤマツツジのオレンジがコラボすると、ホントに色鮮やかで素敵なんです。


岳人岩を通過。

ここまで来れば、茶ノ木畑峠までは、残り1/3。

だんだんツツジが蕾に変わり、色合いが地味になっていきました。

まだまだ蕾がいっぱいなので、来週も楽しめるんじゃないかな?

このブログアップが間に合うといいのだけど。


ツツジがないとなると、途端に気になり始める地面に咲く草花。

こちらは、すみれですが、葉っぱがギザギザしていて変わってますよね。

ハガレーナが見つけて何だろうと思いましたら、とうがiPhoneでの調べ方を教えてくれて、「エイザンスミレ」だとわかりました。

おおぉ、iPhone便利~!


9時9分、茶ノ木畑峠(1445M)に到着しました。

本日の最高到達点です。

歩き始めて約2時間半。

山と高原地図だとわずか1時間30分のコースタイムのコース。

ツツジの写真を撮りながらというのもありますが、私の歩みが遅いのでいつも時間がかかってしまいます💦

いつも一人で歩いている時のとうは、心拍数が150位まであがっているそうですが、お気楽ペースなので全く息もあがらず、楽に歩けているそう。

ゆっくり歩くとこんなにも楽なのかと、驚いていました。

少しお腹が空いていたので、この峠でおやつ休憩するつもりでしたが、峠に着くと爆風が吹いていて、とてもゆっくりできる状況ではなかったので、先に進むことにしました。


長七郎山方面へ歩き、分岐を左に折れて、オトギの森を歩きます。

赤城山塊の南面である大猿川の尾根は、新緑ホワホワの緑の世界でしたが、峠を越えて長七郎や地蔵岳の斜面に入った途端、冬枯れの森に逆戻りです。

茶ノ木畑峠から横に走る「棒引き峰」が巨大な壁になり、赤城に吹き荒れる冷たい風を防いでくれているのだろうと思いました。

笹に囲まれた道は歩きやすく、見た目も可愛い。

とうは「こんな登山道を歩くの初めて。登山道によってこんなにも心持ちが違うもんなんですね、目から鱗です」とたいそう感動してくれました。

とうに新しい山の魅力をお見せできて、あたしゃ嬉しいよ(*^^*)


オトギの森を歩いています。

風が上空で吹き荒れている音がしていましたが、幸いオトギの森は静かでした。

鳥のさえずりが聞こえるだけののどかな道。

木々の新芽はまだまだ硬く、春まだ遠しといった佇まい。

でも何日か暖かい日があれば、一気に淡緑色の世界になっていくでしょうね。


少し広くなり、左手の展望が開けた場所で、倒木に座っておやつ休憩しました。


とうからいただいた福島名物のお菓子(嘉永餅)が美味しかった!

抹茶味は今の時期だけの限定品らしいです!


おやつ休憩はこんな景色を眺めながら。

棒引き峰とオトギの森の間は「銚子の伽藍」がある狭い谷になっていて、(上の写真)対岸には以前ハガレーナと二人で歩いた牛伏峠からの斜面が見え、あちこちにピンク色の花が咲いているのが分かりました。

あ、あれは「アカヤシオ」だね!!

あの斜面は「シロヤシオ」も咲くんだった、、これからが楽しみです。

そして、正面を見ると(下の写真)前橋市街の奥に秩父の武甲山も見えていました。

半分削られてピラミッドみたいな形になっている白い斜面が肉眼だと良くわかりました。


再び歩き出し、途中から左に折れて小滝方面へ下ります。

白い砂利の道から小滝を見下ろせる場所までやってきました。

爆風が吹いていて体が煽られますが、幸い風は地蔵岳から吹き下ろしていたので、谷側に体を持っていかれることはありませんでした。

爆風の中、谷を見下ろすと、昨日降った雨で水量を増した小滝が風に煽られて、横向きに飛ばされていました。

振り返ると、とうが2m後ろに立って、震えています。

とてもじゃないけど、これ以上前に行けないとのこと。

高所恐怖症って、なぜ刷り込まれてるんでしょうね。

前世で何かあったのでしょうか?

とう曰く「灯台から落ちたんだと思う」とのこと。

お気楽イツメンは高い所が平気で、足場がしっかりしていればという条件付きですが、上から見下ろすのが大好きなので、この景色を楽しめないとうを気の毒に思いました。

でも歩いていれば段々慣れてくるかもよ!?

前にあきっこさんが言ってた気がする。


小滝まで下って来ました。

大きな岩の壁から水が染みだしていて、これが冬には巨大な氷瀑になります。

三人で本日初の自撮り。

いつも前に立って自撮り棒でみんなを撮影してくれるハガレーナ。

その舞台裏は、、、


こう!!

ハガレーナは股関節が柔らかく、何気ない仕草がとにかくカッコいいのです。

男前や~!といつも思ってしまう(笑)


さてさて、オトギの森から流れでる、その名も「三途川」を右に左に渡りながら下って行きます。

とうは渡渉初体験!

「憧れの渡渉だ~」と言っておりました🤣

右を歩くのが良いのか、左に渡るのが良いのか、迷う箇所もありますが、要所要所に赤テープがあるので、それをたどって行けば大丈夫です。


「銚子の伽藍」到着しました!

今まで穏やかな小川だった沢が、一気に奈落の底に落ちていく!!!

細い水路がL字に曲がり、下って行った先には不動の滝があります。

ハガレーナと私は上から覗き込みますが、流石に怖くてこれ以上前には行けない。

爆音と共に落ちていく水しぶきがかかり、下を覗き込んでいると、引き込まれそうな迫力があります。

とうは「銚子の伽藍」を巨大な水洗トイレと表現してました🤣


棒引き峰まで登って来ると、見事なアカヤシオがありました。

爆風にさらされながらも、ヒトツバナが飛ばされないように必死に枝先にくっついて頑張っていました。

ここ数年、毎年GWに訪れているのですが、こんなにアカヤシオが残っていたのは初めてです。

今年は季節が半月位遅れてるみたい。

なので、大猿川のツツジもしばらく楽しめるってことですね。


下山で利用するつつじケ峰の入り口でランチ休憩しました。

立ち上がると爆風ですが、座ると案外大丈夫でした。

赤城から吹き下ろしている風が谷をなめるように下って、また斜面を吹き上げているから、座ってしまえばエアポケットになるのだと思います。

立ち上がった途端爆風で、驚きました。

下山開始は11時45分。


つつじケ峰通りは何ヵ所か崩落箇所があります。

その中でもここが一番危険かな。

前に来た時より更に崩れた尾根が狭くなり、もう数年でなくなってしまいそうな、、💦💦

右側に道ができていて、とうはそちらを通行しました。


(上)右手の尾根。

斜面が所々赤くなっていました(写真ではわからないか💦)

(下)朝歩いて来た左手尾根。

新芽を出したばかりの木々の間から、山の形がよく分かり、見ていて楽しいです。

振り返ってとうを見ると顔が強張っています。

おおぉ、とう、大丈夫か!?

足元が切れ落ちた場所に立って景色を眺めることができないらしいです。

「眺めはお任せします」と言ってました🤣

少し進んで目の前の木を持ち、体を安定させてから、「ここなら見れる」と周囲の山を眺めていました。


そして、さすが、「つつじケ峰通り」というだけある、、ツツジが次々現れ始めました。

標高が高い所はまだまだミツバツツジが咲き誇っています。


そして、ホワホワの草が生えた可愛い小道。

とうが笹の道もホワホワ草の道も初めて歩くと喜んでくれました。


やっぱり「つつじケ峰通り」は素晴らしい。

崩落箇所があるので、朝登った道のピストンにするか、少し迷ったのですが(とうが心配だったので)、こちらにして良かったと思いました。


下るに連れ、現れてくるヤマツツジのオレンジ色。

ピンクとオレンジのコラボが始まると、目がチカチカしてきます。

これこれこれ!

これをとうに見せたかったのよ。

一昨年、ハガレーナと花子と三人で訪れた時は、ツツジの当たり年で、それはもうネオンサインのように色が溢れかえり、目のチカチカがすごくて、最後は「もうお腹いっぱい!」「もう色はいいよ~飽きた!」となり、深緑の檜の森を見ては「目を休めよう~」となったのですが(笑)

今年は一昨年よりは劣るものの、裏年だった昨年のことを思い出すと、十分過ぎるほど美しいツツジが見られました。

しかも、まだ1~2週間は行けそうな気がする~(*^^*)


そして、シロヤシオも咲いていました!

遠くなので、うまく写真に撮れないのだけど💦


ツツジのトンネル、、素晴らしかったです。


超絶歩きにくい階段(途中はもはや障害物)を下り、大猿川山の家まで下ってきました。

無事下山完了~!!

時刻は予定よりも少し早く13時50分でした。

ま、元々YAMAP標準所要時間×1.3での計画ですけどね😝


とう、、初めての群馬の山でしたが、とても楽しんでくれたと思います。

「こんなに美しい登山道があるんだ」と言ってくれて、とうの山歩き世界が一気に広がった感ありです。

これからは月イチ位、一緒に登れるといいなと思います。

とうにもっともっと沢山、素晴らしい景色を見てもらいたいです。

次はどこに行きましょかね?

ハガレーナがターボと私が未踏の「棒ノ折山」がいいんじゃないかと言ってました。

早速次の計画立てなくちゃ!!




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大猿川周回コース、ツツジの楽園を動画に残しています。

良かったらご覧ください。


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