【読書感想】4月に読んだ本。2025年5月1日(木)
こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
4月に読んだ本を紹介します。
4月は、4月9日に本屋大賞の発表があるということで、読書会メンバーのうち、ターボが「アルプス席の母」、あこちゃんが「spring」、私が「カフネ」を購入し、みんなで回し読みしました。
その前に「禁忌の子」は読んでいましたが、これが大賞に選ばれることなはいだろうという予想で、アラスジを読んだり、過去の本屋大賞の傾向を見たりして、3人が買ったこの三冊が上位に入るのではないかと思ったからです。
このブログを発信する今となっては、既に本屋大賞は発表されていて(その様子を配信でリアルタイムに見ました!)、後だしジャンケンのようになりますが、、私たちの大賞受賞予想は「カフネ」でした!
当たった、当たった!嬉しい~(*^^*)
以下、読んだ直後の感想です。
《カフネ》阿部暁子著(講談社)
◎帯、、、
2025年本屋大賞ノミネート
第8回未来屋小説大賞1位
第1回「あの本、読みました?」大賞1位
「この優しさに救われた!」全国の書店員さん大感動
今を生きるあなたに寄り添う、食と愛の物語。
「カフネ」ーー愛する人の髪にそっと指を通す仕草
読むとお腹が空いてくる!
あたたかい涙が心を満たす。
◎アラスジ、、、
一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。
(大賞発表前に書いた感想です)
◎感想、、、
本屋大賞はこれで決まりか!?
素晴らしかったです。
表紙の写真からもっと繊細で透明感あるお話かと思っていましたが、意外や意外、カッコ悪くてでもひたむきで、めちゃくちゃ力強い物語でした。
こういうの好きです。
せつなもいいけど、主人公の薫子がいいんですよね。
41歳のバツイチ社会人は強いのだ!
色んな辛い出来事があっても、どっこい前を向いて生きていく!
そんなかっこ悪くて、不器用な薫子が大好きです。
題名も素敵です。
「愛しい人の髪に指を絡める仕草」というポルトガル語=カフネ。
そんな愛する人に出会い、別れ、傷つき、もがき苦しみ、倒れ、誰かの力を借りて再び歩きだす。
そしてまた愛しい人に巡り逢う。
人の心なんて他人には絶対分からない。
でも側にいたいんだ。
本屋大賞候補作、全部は読んでないですが、この本を読み終わった時に、あ、これで決まりだ!と思いました。
私はカフネに一票!
その後、ターボとあこちゃんも読みましたが、二人ともこれが大賞だろうねと言ってました。
大賞受賞後の阿部暁子さんのメッセージです。
薫子さんとせつなさん、三人で受賞したんですね。
なんて素敵なメッセージなのでしょう。
受賞時のインタビューを聞いても素敵な方だなぁと思いましたが、このメッセージを見て益々阿部暁子さんのことが好きになりました。
この作品より前に出版されている『金環日食』を購入したので、また感想をあげたいと思います。
久しぶりにお気に入りの作家さんに巡り会えた幸せを感じます。
《spring》恩田陸著(筑摩書房)
◎帯、、、
2025年本屋大賞ノミネート
構想・執筆10年。
辿り着いた最高到達点=バレエ小説
史上初めて直木賞と本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』の感動&興奮が再びーー新たな代表作!
◎アラスジ、、、(読書メーターより)
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――
それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。
一人の天才をめぐる傑作長編小説
◎感想、、、
あこちゃんから借りました。
あこちゃんが最初にこれを読んだ時に「本屋大賞かも。バレエ音楽が聞こえてくる」と言っていたので、期待値が爆上がりしてしまいました。
しかも以前読んだ「蜜蜂と遠雷」が素晴らしかったし、10年間あたためてきた作品と聞いて期待しないわけがありません。
物語は「萬春(よろずはる)」という少年→青年のことを四つの視点から語る構成になっています。
確かにバレエの場面は映像としてまざまざと目に浮かび、迫力があるし、そんな春の舞台を観てみたい!と強く思いました。
思ったのですけど、、う~ん、、イマイチだったなぁ。
恩田陸さんならもっともっと良いものが書けたはずと思ってしまいました。
最後の春視点の話が一番良かったのですが、他の3人の目線の話は、まるで解説を読んでいるようで、退屈でした。
いつ終わるんだろうと残りのページを数えたくらい私は苦痛でした(涙)
恩田陸さん、何故に天才を主人公にしたのだろう。もっと作曲や振付にもがき苦しむ様を読みたかったです。
あまりにも天才過ぎて、感性で何でもできちゃう人の話を延々されてもシラケちゃいますよ(涙)
どなたかをモデルにしているのでしょうか?
恩田陸さんオリジナルのキャラクターと舞台構成だとしたらすごいとしか言いようがありません。
どの演目もめちゃくちゃ観てみたい!!!と思いました。
バレエのアイデアと表現が素晴らしかったです。
《アルプス席の母》早見和真著(小学館)
◎帯、、、野球部に、父母会に、大阪に、監督に、怪我に、息子なんかに、負けるもんか
「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至!!」
まったく新しい高校野球小説
◎アラスジ、、、
まったく新しい高校野球小説が、開幕する。
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。
◎感想、、、
これは確かに本屋大賞2位になる作品だわ。
しかもスポーツやってた男の子を育てた経験のある母(私を含めて)には刺さりまくるよ、きっと。
高校野球の様子がもう少し描かれているのかと思っていましたが、想像以上に、高校球児を応援する母のお話でした。
全て秋山菜々子目線でお話は進みます。
なので、見えない子供の生活や人間関係がどんなことになっているのかと想像してヤキモキしたり、久しぶりに会っても聞きたいことのほとんどを聞くことが出来ずモンモンとする姿に、自分が母親業をやっていた時を思い出しました。
レギュラー争いで他人を羨んだり、面倒臭い父母会の関係に悩んだり、監督への不信感を募らせたり、周囲をざわつかせる無駄な正義感を発動したりと、、私も経験した事象が執拗に描かれて、途中は少し苦々しくもありましたが💦
それとは対照的にどんどん成長していく息子たち。久しぶりに会う度に身体や雰囲気が変わっていく眩しい年頃にドギマギし、多くを語らない息子の考えていることが理解できないのだけど、深く感情に分け入って行くのが怖い母の心情など、共感ポイントありすぎでした。
面白かったです!
読後感も良いですね~!
やはりハッピーエンドは心地よいです。
早見和真さんの作品は初めて読んだのですが、分かりやすて読みやすかったです。
人物描写が若干カテゴライズされてる印象はありましたが、結構リアルで、こういう人いたわ~、あるあるそういうの!、、と妙に納得してしまいました。
同作者の作品で「八月の母」を積み本にしているので、そのうち読んでみようと思います。
あと、「ザロイヤルファミリー」が競馬の話らしいのですが、ブックチューバーが激オシしていて面白そうなので、購入する候補に入れました。
以上、、4月に読んだ本はわずかに3冊!
少なっ、すっくな!!
ブログを書いている間に写真を組み合わせる作業が入るのですが、そのアプリを開くとスマホゲームの広告が何度も何度も登場して、初めのうちは無視してるのですが、あまりに何度も出てくるので、ついついちょっとポチっとしちゃうんですよね(涙)
それではまってしまったスマホゲームがあり、ついついそればかりやってしまって、読書時間が激減してしまいました。
あ、それと、めまいを発症したのだった。
それでしばらく休んでいたというのもあります。
目を酷使すると、すぐにめまいになっちゃってたので、、(涙)
、、、ま、言い訳です💦💦
今は阿部暁子さんの「金環日食」を読み始めました。
あこちゃんから「国宝(上・下)」も借りてるし、このGWは山に行かない日は読書が出来るといいなと思います。
ぁぁ、でも、5/3~5/6の間に三回も山行くんだった🤣🤣🤣
そしたら、そのYouTubeとブログで忙しくなるんだよなぁ、、やらきゃいけないことが多すぎ!
いや、やりたいことが、か、、。
なにかを削らねばと思い、最近はYAMAPに記事アップすることは諦めました。
ブログだけでいいやと思って。
あ~、地球がもう少しゆっくり回ってくれないかな。
1日が30時間欲しいです(涙)
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。



