【山梨、塩山市】雪の牛奥ノ雁ケ腹摺山。2025年3月22日(土)
牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂から、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今週末はイツメン3人での山行になります。
ほんとは先週に引き続き、花子も一緒に出かける予定にしていたのですが、花子が仕事中に足を捻挫してしまったので、今週はお休みすることにしました。
足首が腫れてるらしいです(涙)
早く良くなるといいのだけど、、、。
自宅近くの集合場所をハガレーナ号で5時過ぎに出発し、雁坂トンネルを経由し、山梨県に入ってからは大菩薩嶺の麓をぐるっと回って、やってきたのはペンション・すずらんの駐車場です。
到着は8時10分でした。
そんなに広くない駐車場には既に先着4台の車がありました。
🚻トイレは大和町木賊の天目バス停にあった公衆トイレをお借りました。
甲州市の道の駅を逃して、大菩薩初鹿野線に入ってからだと、このバス停トイレが唯一になります。
便座も温かくて、清潔なトイレでした🚻
今日は富士山を間近に眺められる山、秀麗富嶽十二景のNo.2、「牛奥ノ雁ケ腹摺山」とその奥にある「小金沢山」に登る予定にしていました。
結果的には思いがけず深い雪山になっていて、小金沢山へのトレースがないことが途中でわかったので、牛奥ノ雁ケ腹摺山だけのピストンとなりました。
《コース定数 15(ふつう)》
歩き始めは8時半でした。
当初予定では小金沢山までのピストンで、標高差800Mを越える計画でした。
そうなると、このところ楽勝ハイクしかしていないので、若干バテるのが心配💦
そういう時はアミノバイタルに加え、今お気楽で流行っている(?)ハガレーナの酸素取り込み薬(名前が分からない)を摂取しておくことになります。
果たして効果はいかに!?
歩き始めてすぐに雪があるところもない所も地面が凍っていて、滑りやすいことに気がつき、チェーンアイゼンを装着しました。
しばらく林道を歩いて行きました。
空が青くて清々しいです。
林道の途中から山道に入っていきます。
カラマツの苗木が植林されていて、鹿よけフェンスで囲まれています。
その横面に沿って登っていくかたち。
気温は10度を超えていて、暖かいです。
いや、歩いていると、暑いくらい。
再び林道に出ると、キレイなカーブミラーがありました。
カーブミラーがあると写り込みたくなる不思議。
この後柵の中に入り、苗木の間を登っていきました。
雪が深くなり、急斜面を登りきった先にあったのは、、
(上)こんな景色が見られる展望地でした。
右手の白い峰は大菩薩嶺、真ん中辺りの切り妻屋根のような形が破風山、その左手が鶏冠山です。
(下)眼下に見える大菩薩湖から2時の方向に見える白い山は金峰山です。
展望スポットからは尾根に沿って登っていく形になります。
雪が思っていたのの3倍位深い💦💦
前を歩いていた10数名程の団体さん(川崎の山岳会だそう)に追い付いてしまいました。
いつも追い抜かれてばかりのお気楽ですが、先に行かせてもらいました。
下って来た男性にどこまで行ったのかと聞くと、小金沢山まで行くつもりだったけど、トレースがなくて、途中から膝までの坪足になってしまったので、引き返してきたとのこと。
ありゃそうなのね。
じゃあ私たちも小金沢山は諦めよう。
牛奥ノ雁ケ腹摺山までのピストンに変更です。
この登りの間に、小さな出会いが、、。
私たちを追い抜いて行った若者二人がいたのですが、足元がくるぶしまでのシューズでゲーターはなし、雪が靴の中に入ってめっちゃ冷たそうです。
「あれ?ゲーターなしで大丈夫?」というと、「初めての山登りなんです。まさかこんなに雪があるとは思わなくて」とのこと。
うわぁ、それはお気の毒。
「頑張って~」と一旦見送ったのですが、ん?まてよ、、私のリュックに使ってないゲーターがひとつ入っていたはず!?と思いだし、「おーーい、おねぇさ~ん」と呼び止めました。
「足に雪が入って冷たいよね?予備のゲーターがひとつあるから貸してあげるよ~」
彼氏さんには申し訳ないけど我慢してもらって、可愛い彼女さんだけ、足の冷たさから解放してあげましょう。
ゲーターなるものは所見らしく、付け方も分からないようだったので、装着もお手伝いしました。
「山を嫌いにならないでね」と声かけ。
折角山に登ろうと思い立って来てくれたのに、こんなに冷たい思いをして、二度といかん!!となるのはあまりに勿体ないですから。
男の子の方には「ひとつしかなくてごめんね(涙)」と言うと、「雨の日とかもずっとサッカーやってたから大丈夫です!」との返事。
ん?なんじゃそりゃ??
どうやら靴が濡れることに慣れているということらしいです。
いやいや、冷たさが違うよぅ、、(涙)
そんな強がりがとても可愛く見えました。
そんな若者や団体さんと一緒に山頂を目指します。山頂手前の鞍部から、ようやく富士山の展望!!
笹の平地で解放感があり、とても気持ちいいです。
春霞でぼんやりしていますが、雲ひとつなくて、これはこれで素敵です。
そして、縞枯エリアに。
ここは前回きた時にも感動した異世界スポットです。
突き抜けるような青空を突き刺すように伸びる縞枯た白い幹。
牛奥ノ雁ケ腹摺山の代名詞的な存在(私が勝手にそう思ってるだけですがw)
ここを歩いている時、私たちの後ろにいた山岳会のリーダーさんに「お姉さんたちは個人できたの?どこからきたの?」と聞かれ、「埼玉から」と答えると、「埼玉かぁ。近くだったら山岳会に誘おうかと思ったんだけど」と言われました。
100名もいる山岳会なのですが、人を増やしていくように指令が出ているらしい。
遠くから見た時は若いグループかと思ったけど、すれ違う時に近くから見たら「あれ?我々とそこまで違わない?」と思って声を掛けたと言っておりました🤣🤣🤣
そりゃそうよ、アラ還メンバーですから(笑)
11時48分、ようやく山頂到着!!
11時到着予定でしたが、雪が深かったことと、団体さんのペースだったこともあり、大幅に遅れてしまいました。
広い山頂のど真ん中、20cmほど雪が積もったエリアに折り畳み椅子を出してどっかり座り、富士山を眺めながらランチにしました。
写真の後ろ姿がゲーター事件(?)のお二人。
ランチ中の私たちにお礼を言いに来てくれて、これからお先に下山するところです。
ゲーターはハガレーナ号のワイパーに挟んでおいてねと伝えました。
下りは滑りやすいから気をつけてね~!!
ランチを終え、山頂標識で記念撮影。
USHIOKUNOGANGAHARASURIYAMAという長~いローマ字表記が面白い山頂標識はなぜか横向きになっていました(笑)
前回ここを訪れた時には、富士山は雲に隠れていたので、この山頂標識のQRコードを読み取って、晴れていたらどう見えるのか確認した記憶があります。
今日はそんな必要なし!!
水色の薄墨で描いたような富士山が見事に見渡せているのですから!
背後を見ると奥秩父の山が見えました。
これは雲取山なんじゃないだろうか??
(間違ってたらごめんなさい💦)
さぁ、それでは下山しましょう。
風がかなり強く吹いてきました。
強風にあおられながらの下山でしたが、そこまで寒くない!
足元は雪でも、もう春の風なんですね。
下山時にはかなり雪がゆるんできていて、滑りやすくなっていました。
先頭を歩いていたターボが何度か転び、途中足がつってしまいました(涙)
道を選びながら進む負担を軽くするため、先頭を交代。
つり止めを飲んで歩行再開です。
階段で私が一度尻餅をついたものの、苗木エリアもなんとかクリア!
ところで、酸素取り込み薬の効果はどうだったのか!?
、、、団体さんもいて、めっちゃゆっくり歩いたので、登りは全く疲れませんでした。
それが薬の効果なのか??、、、結局わかりまへん🤣
下りは転ばないよう、緊張の連続だったので、結局疲れて最後は右足がだるくなったのは変わらずですし。
でも登りで疲れなかったというのは確かです。
下山途中に振り返って甲州アルプスを眺めました。
一番左が牛奥ノ雁ケ腹摺山で、一番右が黒岳、、なのかなぁ。
歩いてないので分からないのですが💦
下山後、ペンション・すずらんでいただいた甲州アルプスのチラシです。
手軽に標高2000Mの縦走を楽しむことができる甲州アルプス(小金沢連嶺)。
駐車場代の支払いでお会いしたペンションのご主人もとても親切だったらしい(ハガレーナ談)ですし、多くの人に愛されている山域なんだなぁと思いました。
ちなみに、ゲーターはちゃんとワイパーに挟んでありました。
お、無事に下山できたのね、良かった。
下山途中、いっぱい滑っている靴跡が見えたので、きっと何度も転びそうになりながら下ったんだろうなと想像します。
また山に登ってくれるといいなと思いながら、帰り支度を終え、車に乗り込んだところで、女の子が手に袋を持って駆けてきました。
どうやらお礼にビールを買ってきてくれたみたい。
何度もそんなの必要ないとハガレーナが断っていましたが、最後はありがたくいただきました。
何より「またどこかの山でお会いしたいです」という言葉が一番嬉しかった。
山を嫌いにならなくて良かった!
富士山がずっと美しく見えていたもんね。
思いがけない雪山に迷い込んだ、二人の登山人生波乱の幕開けに立ち会えて、オバチャンは嬉しいよ😂
次は雪のない季節に、もう少し長い距離を歩いてみたいです。
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動画をまとめています。
良かったら覗いてみてください。
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