【埼玉、秩父】三峯神社・妙法ヶ岳と霧藻ケ峰。2025年3月2日(日)
霧藻ケ峰山頂から、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
2025年になってから、メンバーそれぞれが体調を崩したり(風邪とかです)、忙しかったり、天候不順だったりして、山に行く回数が減っています。
本当は毎週一回は山に登りたいと思っているのですが、よる年波で体力が落ちていたり、年齢的に仕事の責任が増えていたりと、なかなか思うように週末の趣味を楽しめないですよね(涙)
今年に入って私が山に行ったのは、、
1月5日の大沼周回(距離3.8km、登標高差27M)
1月13日の北横岳(距離3.6km、登標高差284M)
1月26日の長瀞アルプス(距離5.1km、登標高差465M)
2月15日の地蔵岳(距離2.8km、登標高差215M)
のみ!
なんと、2月は一回しか山に登れていません。
しかも、この4回山行の距離・標高差のショボいことといったら!
こんなんだから、益々筋力がおち、顔が真ん丸くなるんだ!!!(私の話です😢)
こんなことではいかん!
もっと山に登らなくては!!!!!(鼻息だけ荒い)
ということで、この週末はハガレーナと二人だったのですが、ちょびっと標高差がある所に行きたいと思い、まだ私が訪れたことがない、妙法ヶ岳と霧藻ケ峰を目指すことにしました。
先日《山歩きJP》のジュンの父である「とう」が妙法ヶ岳に登っているレポをみて、楽しそうな道だなと思ったというのもあります。
ハガレーナが妙法ヶ岳までは登ったことがあったので、彼女に計画してもらい、自宅を5時出発で、三峯神社駐車場に向かうことになりました。
だがしか~し!!
3時40分、3時50分、4時の3回アラームが鳴るようにセットして寝たにもかかわらず、ひまの吠える声で目覚めた私は、腕時計を見て飛び起きた!!!!
なんと、時刻は4時59分!!
ええええぇ!!!
全くアラームが聞こえなかった~(涙)
遅刻、遅刻、遅刻だ~💦💦
すぐにハガレーナに「ごめん!今起きた!!用意できたら連絡する!」とライン。
顔を洗おうと洗面所に行くと、私の後ろからついてきたひまが散歩に行く気満々で玄関でスタンバイ。
おおぉ、あんた、散歩に行きたくて私を起こしたのね~💦
そこでハガレーナに「ひまの散歩をお願いしたい!!」とライン。
すぐにハガレーナから「いいよ~、今から行くね~」と返事がありました。
ありがてぇ、ありがてぇ、、🙏
ハガレーナにひまの散歩を任せ、私は猛スピードで準備をし、5時半には家を出発することができました。
30分遅れでのスタート!
昨日の夜、持ち物の準備をしておいて良かったよ(涙)
それにしても、ハガレーナ、ごめんよ~💦💦
《コース定数 17(ふつう)》
三峯神社の駐車場に到着したのは、7時15分頃でした。
車から降りて見た白石山(2036M)です。
国土地理院の地形図には白石山との表記ですが、古くから秩父側からは「和名倉山」と呼ばれています。
ここに登るには道が急峻で距離も長く大変らしいです(お気楽には無理です💦)
夫は沢から源頭を登り詰める形で山頂に立ったことがあります。
寄居近辺の山からはバットマンのような形が特徴的に見える和名倉山ですが、近くに来ると山頂付近が平らでどこがピークか分かりにくいのですね。
夫が「山頂がどこかよくわからないんだよ」と言っていたのが、ようやく理解できました。
それにしても、なんだか美しい清水の中を覗き込んだみたいな透明感ですね。
とても素敵です。
駐車場の観光トイレをお借りした後、そこより上に登山者用駐車場があることに気付き、車を移動させました。
登山者用駐車場からビジターセンター方面へ少し登った所に登山口があります。
雲取山へ向かう登山口と同じ(霧藻ケ峰の先に雲取山がある)です。
雲取山までは距離にして10kmあるので、お気楽の足では日帰りはできません。
いつの日か山頂の雲取小屋泊してみたいと思っていますが、仕事をやめて、平日みんなでお休みが取れるようになってからかな。
檜の植林帯を登って行きます。
根っこがよく踏まれて白く道を浮かびあがらせています。
雲取山に向かう(あるいは雲取山から下ってくる)登山者が多いのでしょうね。
これは二つ目の鳥居です。
一つ目の白い鳥居の前では、動画ばかり撮っていて、写真を撮り忘れました💦
この鳥居をくぐって進むと、妙法ヶ岳方面。
右手に進むと、霧藻ケ峰経由の白岩山・雲取山方面になります。
私たちは下山でこちらのコースを使う予定です。
登山道脇にはこういった山の基礎知識板が設置されていました。
雷の多い奥秩父。
奥宮の大鳥居から妙法ヶ岳への尾根筋には、落雷により幹が割れたり折れたりした大木が多く見られるとあります。
植生の説明です。
山腹には、ブナやイヌブナ。
乾燥した尾根には、ヒノキやツガ。
沢沿いや窪地には、シオジ・カツラ・サワグルミ。
妙法ヶ岳は岩峰で、周囲はヒノキの自然林だそうです。
この辺りは、積雪があったり、凍っていたら怖そうなところ。
道が細く、左手は急斜面なので、足を滑らせたらどこまでも滑落します💦
以前ハガレーナが一人で訪れた時は、道が凍っていて怖かったと言っていました。
木立の間から、妙法ヶ岳が見えました!
三つ目の鳥居が現れました。
鳥居をくぐって左手に行けば妙法ヶ岳(三峯神社奥宮)、東屋の向こう側から右手に行けば霧藻ケ峰方面へ向かう尾根に続きます。
私たちは鳥居に一礼してまずは奥宮を目指します。
妙法ヶ岳へ向かう尾根から左手を見ると、ギザギザとした山が見えました。
この時は妙義山なのかと思って、動画でも「妙義が見えた!」と騒いでいるのですが、これは我ら埼玉県人の誇り「両神山」でした。
山頂稜線があんなにギザギザしてると思ってなかったです。
角度が違うとこんな風に見えるんだって、驚きました。
かなり汚れていますが、なんとか文字が読めます(笑)
ブナの幹に見えるあばたのようなものは、苔(地衣類)。
鳥の鳴き声を人の言葉で表現しています。
ホオジロは「一筆啓上つかまつります」!?
そんな風に鳴いてるか!?
ホトトギスの「特許許可局」は聞こえなくもないけど、センダイムシクイの「焼酎一杯ぐいー」はないだろう~🤣
その後鳥の声に耳を傾けてみましたが、チュピチュピ言ってるのしかわかりませんでした。
人の想像力ってスゴいなぁと、変なところに感心します(笑)
わぉ!
良く踏まれてるねぇ~!
乾燥した細尾根、、城址の土橋みたいです。
少し前の説明板にあったように、尾根が岩っぽくなってきました。
そして、こうして雷にうたれ枯れてしまった木が尾根筋に多く現れるようになりました。
そして、金属製の梯子がでてきました。
これがない頃は、滑りやすい乾燥した道を歩いて、危ない目にあった人が多かったことでしょうね。
今は安定した階段を歩いて、とても楽チンです。
ただ凍っていたら怖いかも!?
この日は乾燥しきっていたので、問題ありませんでしたが。
山頂直下は、急な石の階段と、ゴツゴツした岩場を登る鎖場になります。
段差が大きくて、「ヨイショ、ドッコラショ」と声を出さないと登れませんでした🤣
手すりがあるので、とても助かります。
妙法ヶ岳山頂到着!
山頂からの眺めです。
目の前に続く稜線が霧藻ケ峰への道で、右にカーブする辺りが霧藻ケ峰。
その奥にあるふたこぶの大きな山が白岩山で、更にその奥に見える小さな尖りが雲取山なのではないかと思いました(違ってたらごめんなさい)
こちらが三峯神社奥宮です。
釜伏神社のあばら骨が浮き出たガリガリの狛オオカミとは対照的に、肉付きのよい丸々としたオオカミがいました。
藪睨みの顔は似ていないけど、体つきがうちのひまに似ている(笑)
妙法ヶ岳で記念撮影です。
その後、山頂横にあるデッキでおやつ休憩しました。
私たちが登頂した時には誰もいませんでしたが、休んでいる間に続々人が登ってきて、下山する頃には狭い山頂はハイカーだらけになっていました。
早めの出発にしておいて良かったです💦
多くの登山者とすれ違いながら、東屋の分岐まで下り、そこから左手に進んで斜めに斜面を登って、尾根に乗りました。
ここは妙法ヶ岳から見えていた霧藻ケ峰へ続く稜線になります。
妙法ヶ岳に沢山ハイカーがいたので、みんなこちらにやってきて、ずんずん抜かされるだろうと思っていましたが、意外や意外、、ほとんどこちらに来る人はいないみたいで、抜かされたのは、2組位だったと思います。
この先もほとんど人に会いませんでした。
(分岐を振り返って見たところ)
右が妙法ヶ岳からの道で、左が下山で使う道(妙法ヶ岳に立ち寄らず霧藻ケ峰や雲取山を目指すルート)になります。
斜面を横切る細い道だったり、岩場にかけられた梯子の道だっりした妙法ヶ岳までのルートとはうってかわって、とても歩きやすい道です。
さすが雲取山へ向かう道だなぁといった感じ。
とても良く整備されています。
ヒノキの林も美しく下うちされて、「ザ奥秩父」といった雰囲気。
道もなだらかで、全く息が上がることもなく、快適に歩けています。
炭焼平を通過します。
昔の炭焼き窯跡がありました。
途中、左手を振り返ると、さっきまでいた妙法ヶ岳が見えました。
こうやって見ると、なるほど岩峰なんだってわかりますね。
時々雲取山から下山してくる大きな荷物を背負ったハイカーとすれ違うようになってきました。
地蔵峠を通過します。
ベンチがあり、二人組のハイカーがランチ休憩していました。
霧藻ケ峰へ向かう稜線(つまり雲取山へ向かう道)にのってからは、時々標高を表す看板が設置されていました。
ここは標高1500M。
登山口が1100Mだったので、標高差で400M登ってきたことになります。
途中のピークに三角点があり、そこからの眺めが素晴らしかったです。
真ん中に両神山。
回りの山が何かのか知りたくて地図を見ても、良くわかりませんでした💦
一応、AR山ナビの画像を載せておきます。
ほんとは手前の山の名前を知りたかったのだけど🤣
この写真の左手にトイレがありました。
帰りに確認したら、汲み取り式でしたが、キレイに清掃されて、あまり臭いもなく、清潔でしたよ。
私たちはこの回廊のような道を真っ直ぐ進みます。
大きな岩に秩父宮さまのレリーフが埋め込まれていました。
実はこの「霧藻ケ峰」という名前は、秩父宮さまが名付けられたのだそうです。
かつてこの先の白岩山に登られた際に、この辺りで休憩中、「この山はなんという名前か」と聞かれ、「名もなき峰です」と答えると、「霧の中にサルオガセが見えるので『霧藻ケ峰』と名付けたらどうか」とおっしゃられたのだそう。
おおぉ、なんてオシャレなんでしょう。
このエピソードを下山後に知り、感動してしまいました。
そして、霧藻ケ峰に登頂しました。
小屋はお休みみたいですね。
霧藻ケ峰の標高は1,523Mです。
今日は霧もなく、クリアな視界!
山頂からの眺めです。
両神山の左手の山が何なのか気になるのですが、全くわかりません💦
下山途中、二俣桧がありました。
確かに桧で二俣にわかれているのはあまり見ない気がしますね。
彼に何が起きたのだろう。
歩きやすい道!
これはもう走り出したくなりますよね。
ハガレーナと二人で交互に走って追いかけて動画を撮ったりしました。
ハガレーナに追い付けない~🤣
朝くぐった鳥居まで下ってきました。
この後は消化試合(笑)
下山後はビジターセンターで三峰山の歴史を勉強しました。
三峯神社参道の茶店でみそポテトや椎茸焼きを食べ、駐車場に戻る途中見えた山並みです。
左端の丸っこい山が霧藻ケ峰、真ん中の二つのピークが白岩山、右の三角が雲取山、、だと思われます。
今日は雲が多い日でしたが、景色がなんとなく青みがかっていて、とてもキレイでした。
妙法ヶ岳への道は変化に富んでいて、霧藻ケ峰への道はとても歩きやすく、静かないい山だなと思いました。
https://youtu.be/VYcdmPzQaWw?si=jDeirleUEdbwp8LX
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動画を作成しました。
良かったら覗いてみてください。
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