50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【読書感想】年末年始に読んだ本。2025年1月12日(日)

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


年末に大掃除をした際に、以前から色んな雑多なものを片付けて図書室(書斎)にしたいと思っていた部屋に本棚を置き、図書室の一部を作りました。

まだまだ山の道具とかでとっちらかっているのが写り込んでますが💦

この後も、少しずつ整理して、この部屋の壁全部を本棚にしたいと考えています。


そう、この年末年始は読書熱が再燃したのです!!


なので、今日のブログでは、、、

2024年暮れから2025年正月にかけて、読んだ本を紹介したいと思います!


今までは読書メーターというサイトで、皆さんの感想を読んで、興味が湧いたらそのままAmazonでポチっとして本を購入し、買っただけで満足し、大概が積み本にしてしまう流れでしたが、、

最近本を紹介するYouTubeを見るようになり、YouTuberの皆さんの説明がとてもお上手なので、読みたい本がどんどん見つかり、届いたら即読み始め、また次が届いて、、という循環が止まらなくなっています。

特に年末は仕事納めとか、買い物とか、大掃除とか、年賀状書きとか、やるべきことがたっくさんあったのに、現実逃避でより本を読む時間が増えました🤣

忙しい時に何やってんだよ!って話なんですが。


で、そんな年末年始で読んだ本がなんと8冊!!

どれもYouTuberさんがオススメしていただけあって、とても面白かったので、紹介したくなっちゃいました。


本探しの参考にしてもらえたら、嬉しいです。


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ここのところサブスクにはまり、しばらく映画ばかり見て読書から遠ざかっていた私に再び読書熱を再来させた衝撃の一冊はこちら!!


《方舟》夕木春央著(講談社文庫)


◎帯、、、この衝撃は一生もの。(有栖川有栖)

     巧緻な伏線、慮外の結末!


◎ウラスジ、、、

柊一は友人らとともに山奥の地下建築で夜を越すことに。

だが、地震によって出入り口はふさがれ地下水が流入し始める。

そして、その矢先に起こった殺人。

だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。

生贄には、その犯人がなるべきだ。

一一犯人以外の全員が、そう思った。

本格ミステリー界に新風を吹き込んだ雄編。


◎感想、、、

これはとんでもなく面白かったです。

衝撃のラスト、、この驚きは一生ものという、有栖川有栖さんの帯に偽りなしです。

こんなどんでん返し、今まで体験したことないです。

最後の数ページで正に世界がひっくり返ります。

最高で最悪のエピローグ。

とにかくすごい読書体験でした。

超絶オススメ!

この本を読んで、やっぱり読書って最高!と再認識し、そこから怒涛の読書ラッシュに突き進みました(笑)


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次に読んだのは、ウォリーが購入し、積み本にしていた一冊。

映画化され年末ロードショーが始まっていたので、ウォリーより先に借りて読みました。

   

《六人の嘘つきな大学生》浅倉秋成著(角川書店)


◎帯、、、話題沸騰!すべての伏線を見破れ。


◎読書メーターのアラスジ、、、


◎感想、、、

これも面白かったです。

二転三転する犯人は誰だ!?がいいですね。

大学生たちの心理戦も読み応え十分です。

就活に対する問題提議(強烈な皮肉)も良かったし。

確かにそうだよねってなって、私も怒りが沸いてきました。

共感する元就活生、多いだろうな。

映画、どんな風に描くんだろう??観に行ってみるかな。

、、で、すぐに観に行きました。小説よりエンタメ性が増していて、映画も面白かったです。

就活へのアンチテーゼは小説の方が説得力ありましたね。


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「方舟」が最高過ぎたので、すぐに次の作品もポチりました!


《十戒》夕木春央著(講談社)


◎帯、、、ネタバレ厳禁


◎ウラスジ、、、

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。

島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が残されていた。

“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守れなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。

犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まった。


◎感想、、、

「方舟」で衝撃を受けたので、その驚きを再び!と思っていたのですが、前作ほど天地がひっくり返ることはありませんでした。

だとしても、それは私がハードルを上げ過ぎていたからであって、普通に面白いです。

犯人の頭の良さには舌を巻きます。

いや、それにしても、この犯人、怖いわ💦

この後の人生もずっと十戒を守り続けないと、、、ずっと見られている、、気がする💦💦


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次はかなり長いこと積み本にしていた本。

お気に入りYouTuberが大好きなんだと熱弁していたので、埃を払って本棚の奥から持ち出しました。


《シャドウ》道尾秀介著(創元推理文庫)


◎帯、、、こんな展開、どんでん返しなんて不可能!?


◎ウラスジ、、、

人は死んだらどうなるの?

一一いなくなって、それだけなの一一。

その会話から三年後、凰介の母は病死した。

父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が、、。

父とささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?

いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。

本格ミステリ大賞受賞作。


◎感想、、、

ミスリードが凄まじいです。

どんでん返しもあったし、基本好きなジャンルですね。

ただ、この前「方舟」読んだばっかりで、最後の最後にどんでん返し期待しちゃうっていう謎のハードル上げしちゃって、あら、これで終わりか、、ってなっちゃっいました(涙)

読む順番の問題、、なんだと思います。

道尾秀介、、読みやすいんだけど、ちょっとパンチに欠けるというか、最後が拍子抜けするというか、、その点は東野圭吾と(私の中で)似てるんです。

そして、東野圭吾よりは暗いんだよね。

人気の作家だけに、期待値上げすぎちゃってるんだと思います(涙)

ファンの皆さん、ごめんなさい😣


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大学の友だち数人とのライングループで、「方舟」が面白かったよ~と報告したら、北海道に住む友人が最近「読書会」で読んだ本として紹介してくれたのが、こちら。

表紙に見覚えあって、家の本棚探したらちゃんと積み本してありました(笑)

内容は良く分かってなくて、多分ジャケ買いしたんだと思います。


《夏への扉》ロバート・A・ハインライン著(ハヤカワ文庫)


◎ウラスジ、、、

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。

家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。

1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。

最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍りついていたのだ!

そんな時、〈冷凍睡眠保険〉のネオンサインにひきよせられて、、、永遠の名作。


◎感想、、、

途中まで、これのどこがSFなんだ?と思いながら読んでいましたが、読み終わってみればしっかりSFでした。

当時想像していた未来(2000年)はこんなだっんだなぁと興味深かったです。

未来と過去、どっちに行くかわからない時間旅行はさすがに怖いよね。

主人公の思い込んだらどこまでもの実行力と考察力に脱帽です。

ピートを取り戻せたのは良かったけど、リッキーとの件はちょっと地持ち悪かったかな。

ただのスケベジジイじゃんとちょっと思っちゃった(笑)

名作に失礼か、、💦

あの日二人が冷凍睡眠で送られて、、、なるほどね~、よく出来てるわ!

伏線回収お見事!!


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名作の次は、今話題沸騰の本!!


《地雷グリコ》青崎有吾著(角川書店)


◎帯、、、

このミス&ミステリが読みたい!1位🥇


◎裏帯、、、

高校生の射守矢真兎が挑む5つの勝負

①地雷グリコ

②坊主衰弱

③自由律ジャンケン

④だるまさんがかぞえた

⑤フォールーム・ポーカー

騙しと理詰めが勝利を導く。


◎感想、、、

これはめちゃくちゃ面白かったです。

登場人物が皆魅力的で、映像で見てみたい気持ちになりました。

後半になるにつれ、ルールギリギリのイカサマが増えてきて複雑怪奇になり面食らいますが、攻守お互い様で裏の裏をかく手法が痛快でもあります。

地雷グリコと自由律ジャンケンなら自分たちでもできそうですが、こんなスリリングな展開にできる頭脳の持ち主が自分も含めて回りにいないので、何も楽しめないだろうなと思いました(笑)

それにしても頭のいい作家さんだなぁ。

他の作品も読んでみたいです。


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次も初めて読む作家さんです。


《扉は閉ざされたまま》石持浅海著(祥伝社文庫)


◎帯、、、天才VS天才の頭脳戦!

     一瞬のミスも許されない

     犯人と名探偵、「知」の攻防!!


◎ウラスジ、、、

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。

〈あそこなら完璧な密室をつくることができる、、〉

伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。

自殺説も浮上し、犯行は成功したかのようにみえた。

しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。

緻密な偽装工作の齟齬を紐解いていく優佳。

開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった、、。


◎感想、、、 

年末の忙しい時に、現実逃避で一気読みしました(笑)

ウイスキーとメガネのミスには私も気づけたぞ!😤

でも、なぜ自殺に見せかけているのに、ストッパーを掛けたのか、なぜ発見までの時間をそんなに気にするのかは、最後の謎解きまで分からなかったです。

伏線は張られてたのにね。

会話の中での犯人の心理戦が読みごたえあったな。優佳の視線が怖いよ。

伏見に感情移入して、伏見、そんなに喋り過ぎるな!とか、目を閉じてホッとしてるんじゃないよ、優佳が見てるよ~などと思いながら読み進めました。

面白かったです。

続編、読んでみようと思います。


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次もお気に入りYouTuberがオススメしていたので、購入しました。


《爆弾》呉勝浩著(講談社文庫)


◎帯、、、犯人がヤバい。

     あなたもきっと、彼を大好きで、大嫌いになる。


◎ウラスジ、、、

自称・スズキタゴサク。

取調室に捕らえられた冴えない男が、突如「十時に爆発があります」と予言した。

直後、秋葉原の廃ビルが爆発。

爆破は三度、続くと言う。

ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。

炎上する東京。

拡散する悪意を前に、正義は守れるか。


◎感想、、、

みっちり文字の詰まった501頁を一気読みしました。

先が気になって止められなかったです💦

爆弾がいつどこで爆破されるのか、スズキタゴサクのゴタクがまるで落語を聞いているようにリズミカルで、不気味だけれど小気味良さもあるのです。

そのゴタクからヒントを得ようとする刑事との心理戦・頭脳戦がなかなかに痺れます。

現場では頭脳派とは言いがたい若い刑事達の活躍が事件の真相に迫る場目もあり。

大きな事故や事件がある度に後々被害者の人生を振り返る番組を見て、満員電車に乗っているのっぺらぼうの人々にも、それぞれの色濃い人生があるんだと思いながら、私はいつも眺めています。

犯罪者って人の痛みを想像する力が欠落している人たちなんだろうなと改めて思いました。

続編も読んでみよう!


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そして、昨日読み終わった物語がこちら!


《N》道尾秀介著(集英社)


◎帯、、、全六章。読む順番で、世界が変わる。

     あなた自身がつくる720通りの物語


◎裏帯、、、「読む人によって色が変わる物語をつくりたいと思いました。本書は六つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。はじめに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。読みたいと思った章を選び、そのページに移動してください。物語のかたちは、6×5×4×3×2×1=720通り。読者の皆様に、自分だけの物語を体験していただければ幸いです」一一一道尾秀介


◎感想、、、

私は、、

笑わない少女の死→

消えない硝子の星→

飛べない雄蜂の嘘→

名のない毒液と花→

落ちない魔球と鳥→

眠らない刑事と犬

、、の順で読みました。

重厚なお話かと思っていましたが、意外とサクサク読めました。

読むごとに伏線回収され、過去がわかってじんわりしたり、読者だけが知る悲しい未来が切なかったり。

私が今まで読んだ道尾秀介の中で一番面白かったと思います。

読む順番は、刑事の話と魔球の話を逆にすれば良かったなと思いました。

魔球の話を最後にすれば読後感が違ったと思います。

いずれにしても面白かったです。


以上、、、この年末年始で読んだ本8冊の紹介でした。


この後は、「ハサミ男」を読もうかと思ってこたつの上に用意しています。


そして、、、

さっき、昨日注文した本が早くも届きました。

おおぉ、どれから先に読もう😍


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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