50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、須坂市】紅葉の米子大瀑布を見に行く。2024年11月4日(祝)


米子大瀑布・不動滝から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


三連休は土曜日にターボも含めたイツメン3人で須坂市の米子大瀑布から根子岳に登るルートを考えていましたが、雨予報だったため、天気のよい月曜日に変更しました。

その結果ターボは用事があって行けなくなり、ハガレーナと二人旅になったので、根子岳は諦め、いっけんさんが先日歩いていた遊歩道のみをまわるお気楽コースに変更することに。

いっけんさんのYAMAPレポによりわかったことは、


①混雑のピーク(つまり紅葉見頃)は11月4日頃まで

②11月4日までは入山協力金が一人500円徴収される

③10月26日・27日(土日)は、マイカー規制で大瀑布駐車場まで車で行けない。須坂市仁礼にある「湯っ蔵んど」からシャトルバス(1500円)を利用する(タクシー利用だと片道9000円)


私たちが訪れるのは11月4日なので、紅葉の見頃最後のチャンスであり、ピークの最終日であり、車で駐車場まで行ける日ということになります。


誘導員もいるほどの人気スポットなので、駐車場がいっぱいになる前に着きたいと思い、自宅を4時に出発しました。


歩いたコースを俯瞰するとこうなります。

米子大瀑布は、根子岳と四阿山から始まり、なだからに流れていた沢が、突然の断崖絶壁により落差80mもの滝になる場所のようです。

衛星写真でも、4~5本の沢が米子瀑布の窪地に向かって流れているのがよくわかります。

よく山で道迷いしたら、尾根に登れ、決して沢に沿って下らないように、、と良く言いますが、これ、下ったら怖いよ~((( ;゚Д゚)))

夜なんかだったら、突然足元がなくなって、奈落の底に落ちる!!


須坂インターから米子大瀑布に行く林道に入る場所で警備員さんに「橋のところで一人500円徴収してます」と言われ、しばらく走ると、赤い橋の手前で別の警備員さんが待機していたので、

2人分の1000円を渡して、このチラシをもらいました。


50台ほど停められる駐車場に到着したのは、6時35分でした。

ここにも警備員が一人いて、まだまだ手持無沙汰そうにしていました。

混雑してきたら忙しくなるのでしょうね。

駐車場にはキレイなトイレもあって助かります。


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


《コース定数 7(やさしい)》





遊歩道入口に案内地図がありました。

私たちはいっけんさんのオススメに従って、反時計回りで歩く予定です。


観光客の方も歩ける遊歩道なので、とても歩きやすい道が整備されています。

ヒールの靴だと厳しいですが、スニーカーでいけます。


早速分岐が現れました。

ここが周回コースの起点になります。

私たちは真っ直ぐ進んで、左側の斜面を帰路で利用する計画です。


吊り橋あらわる!

真ん中辺りまで行くとユラユラと結構揺れました。

一昨日降った雨で沢の水量が多く、ザァザァと大きな音をたてて流れていました。


道に少し傾斜が出てきました。

オレンジと黄色に色づいた木々が美しいです。


歩き始めて25分ほどで、早くも一つ目の滝が現れました。

いっけんさんが訪れた時にはガスで見えなかったらしいので、こんなにクリアに見えている今日はとてもラッキーなのかもしれません。


落差89mの不動滝。

この後目にする権現滝と2つで夫婦滝とも呼ばれ、こちらは女滝なのだそう。

右手に見える黒い壁に一筋白い流れが見えているのは、大雨の後だけに現れる「黒滝」です。


想像以上の大きさで圧倒されました。


遊歩道に戻り、少し登っていくと、建物があらわれました。

左が根子岳山荘、右が不動尊奥之院です。

坂道を登って暑くなったので、上着をここで脱ぎました。


剣がモチーフ(?)になっているのか、あちこちに剣のお札や祠とかがありました。


奥之院の右手奥から不動滝の滝壺近くまで行く道がありました。


こちらが、不動滝。

素晴らしい~!!!

轟音と共に落下する水しぶきがこちらまで飛んできます。

上着を脱いだの失敗だった💦

じわりじわりと湿ってきて、少し寒くなってきましたよ(笑)

岩壁に朝日が斜めに当たり始め、紅葉が輝いています。

光と影のコントラストが素敵すぎる。


滝をアップにしてみた。

小さな竜がいくつもいくつも生まれては消えていく。

下に向かってシュルシュルと伸びる飛龍を見ていると、興奮して心拍数爆上がりです。

かっこいい~!


不動滝を後にし、次に訪れたのは、権現滝。

こちらは側まで行くことはできません。

展望台から木立越しに眺めたのですが、少し窮屈な地形からなのか、滝が岩に当たるドーンという重低音が腹の底に響いてきます。

これか、これだったのか、、。

歩いている時にどこかからドーンという音が聞こえていて、どこかで爆破工事してる?それとも落石?と話していたのですが、音の正体はこの権現滝でした。


権現滝を背景に記念撮影。


次に向かいます。

権現滝から流れ出た沢を渡ります。

沢底が独特の色をしていて、鉱山だったからなのかね?と話しました。


対岸を歩いていると、あぶない!!

ハガレーナ、頭上注意!!!

罠が仕掛けてあるよ!、、、なんてね。

根子岳山荘に荷物を運ぶための滑車があり、中に枯れ葉が沢山積もっていました。


鉱山跡に向かいます。

車も走れる広い道があり、開けた視界いっぱいに広がる青空。

この日は雲ひとつない快晴でした。


向かいの山に陽が当たり始めました。

黄葉したシラカバなどの落葉樹が迎えてくれます。


鉱山跡の広い台地から右手を見ると、新潟の山並み。

今年もリベンジ登山が叶わなかった妙高山も見えました。


目の前には、滝が落下する巨大な岩!!

数日前に「いっけんさん」が訪れた時には岩の上が紅葉していましたが、今は岩の下部の木々がオレンジ色になっていました。

この大きな岩には、冬に5本の氷漠が現れるのだそうです。

権現滝、不動滝、黒滝、、そして、今日は流れていない名もなき滝があと2本。

右の方にわずかな水気で黒く染まった筋が2本見える気がします。

寒くなったら、根子岳山荘が氷漠を見るためのスノーハイクを企画するらしいので、参加してみたいねとハガレーナと話しました。


左に目を転じて、権現滝と不動滝。

日陰になっているので、もう少し太陽が高くなれば明るくなるかと思い、しばらくベンチで眺めていましたが、一向に陽が当たる気配はありませんでした。

この時期は、岩の凸凹の構造でずっと日陰なのかもしれません。


権現滝・不動滝を背景に、記念撮影。


シラカバ林の上に東屋が見えたので、ちょっと行ってみることにしました。


途中(鉱山跡の隅)に、根子岳への登山口があります。

根子岳まで220分と90分、、足して5時間10分か、、なかなかだな。

お気楽の足は鈍足なので、往復したら、11~12時間かかりそうですね(涙)

でも、いっけんさんにも、クリさんにもオススメされているので、来年の春にでもチャレンジしてみたいです。


昭和18年頃の製錬所の様子がありました。

かつて学校や校庭があった丘に行ってみます。


高台からの眺め。

ここからだと滝の上部の山(多分根子岳)が見えます。

おぅ、やはりなかなかに遠い💦💦


途中出会った方(根石岳山荘のスタッフ)に、営業が今日までだとお聞きしたので、朝は準備中だった山荘に寄ってみることにしました。

周回コースだとさっきの高台から下るルートだったので、山荘に寄るならピストンでいいね、、ということに。

この角度からの米子大瀑布遠景はこれで見納め。

瀑布という名にふさわしい、迫力のある素晴らしい滝でした。


山荘に向かう途中、鉱山跡を下から見上げた景色です。

四色が層になっていて、楽しい眺め。

ケーキの断面みたいでした。


こちらが根子岳山荘。


ケーキセットを外のテラスでいただきました。


ハガレーナはコーヒー、私は手拭いをお土産に購入しました。


ピストン下山路も楽しい。

木漏れ日さす黄葉のトンネル。


下山完了!

駐車場は満車で、朝は暇そうだった誘導スタッフがしきりにトランシーバーで連絡して忙しそうでした。

車が出ると連絡し、登ってくる車と狭い道路ですれ違することにならないよう、また、路駐など発生しないよう、調整している様子でした。


車で林道を戻る途中、20台ほどの車が真ん中の橋の辺りと林道入口に留め置かれ、入山待ちしていました。

とても統制がとれていて、驚きました。


行程はわずか。

登山経験なくても、歩いてこれます!!




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動画を作成しています。

大迫力の米子大瀑布をご覧ください。


ブログアップが遅くなってごめんなさい💦

あれから、数日後の米子大瀑布の様子です。

↓↓↓

もう雪が降っちゃってるかもしれません💦


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