【静岡、御殿場】富士山五合目のグランドワゴニアを見に行く!2024年9月14日(土)
グランドワゴニアと一緒に、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
この週末は花子も含め、4人での山行です。
秋の妙高山に向けてトレーニングしたいので、ホントは日光白根山の外輪山回りルートを歩きたいと思っていたのですが、毎度毎度の残念な天気予報(涙)
晴れを求めて、富士山まで足をのばすことにしました。
え?
富士山には登りませんよ!
私は多分一生富士山には登らないと思う。
富士山は見て楽しむ山、、それがお気楽の共通認識です。
でも最近ハガレーナが「いつか富士山、一度は登っておきたいんだよね」と言い始めてるんですよ!
ええぇ、そうなの!?
なんだか、登山しない人たちに山登りが趣味だというと、100%「富士山は登ったの?」と聞かれるらしいのです。
その度に「まだ登ってない」っていうと「なんで?」ってなるらしく、答えるのが面倒臭いから、一度登っておけば「登ったよ!」ですむから、、という発想らしい(笑)
「それにやっぱり景色が素晴らしいと思うんだよ!」
、、、う~ん、確かに!
それはそうだと思う。
南アルプスを初めとして、周囲の山や海(山梨側なら湖)も見えるんだろうから、確かに景色は最高だろう。
だがしかし!だがしかしなのよ💦
登山者の多さ、特に外国人観光客の多さにきっと辟易すると思うんだ(涙)
それにずーっとザレザレ炎天下の中、同じような登山道を延々登るの嫌じゃね!?
、、、と思うわけです。
でも、ハガレーナが登りたいって言うなら、いつか、いつの日か登らないとなのかなぁ、、と最近少しずつ自分を納得させるようにしようと思い始めています。
ホントは嫌だけど(笑)
なので、もちろん今日は富士山には登りません。
そもそも9月10日で閉山されてますしね。
山頂までのルートはもう閉鎖、、山小屋も店じまいです。
ってことはよ!
空いてるよね!!(笑)
ということで、以前から車好きのハガレーナが見てみたいと言っていた富士山5合目付近に長年放置されている錆び付いたグランドワゴニアを見に行くことにしました。
グランドワゴニアって一体何??
(写真はネットから拝借しました)
アメリカ・クライスラー社のジープです。
昔は富士山の斜面を車で登ることもできたし、レースが行われたり、車の性能テストを行ったりもしていたのだそうです。
そのいずれかの場面で、故障し動かなくなったグランドワゴニアが40年(正確にはわかりません)もの長きに渡り、放置されたままになっているのだとか。
それがいつからか富士山の隠れた人気スポットとなり、ハイカーや車好きが訪れるようになっているのですが、どうやらそろそろ行政撤去されるという噂をYAMAPで見かけるようになりました。
今のうちに見ておかないと、いつか見られなくなる!
ハガレーナが以前から時々「見に行ってみたいんだよね~⤴️」と言っていたので、その望みを叶えるべく、4人で富士山5合目を目指しました。
自宅を3時過ぎに出発。
はるばる静岡県にやってきました。
時刻は5時20分。
朝日が当たって富士山が赤く染まり始めました。
ターボが「赤富士だ~⤴️私たちは赤っ恥!」と動画にナレーション入れてました。
そんなこと、普通言う???!
5時50分、御殿場口新五合目駐車場に到着です。
ここは第一駐車場です。
夏山シーズンならここはバスのターンエリアで一般車は停められないらしいのですが、既に閉山しているので、無料で停められました。
近くにトイレもあるので、とても助かります。
見えているのは富士山ですよ!
近い!!!そして、赤茶色い!
いつも見ている富士山とは別物みたいです。
今日歩くコースはハガレーナに計画立ててもらいました。
ワゴニアは一般登山道からは外れた所にあるため、YAMAPのレポから軌跡をダウンロードしてくれました。
しかしそのダウンロード地図を持っているのはハガレーナのみ。
他の3人はよくわかってない上に、私は昨夜またまたパーティがあって夜帰宅が遅くなったので、地図のダウンロードもできておらず地図なし活動です(涙)
なので、どのくらい歩けば目的地に着くのか皆目見当がつかず、、ハガレーナにおまかせするしかない💦
よろぴく頼むよ、ハガレーナ。
↑これは大石茶屋のおやじさんにもらったものです。
ハガレーナから今日のルートをざっと聞いたところによると、、
上の地図の御殿場ルートを進み、新五合五勺(1920M)・次郎坊から少し進んだ辺りに右に入っていく踏み跡があり、それを1km位横移動した所にワゴニアがあるらしいです。
ワゴニアを見た後どうするかは何も決めずに出発。
どの程度疲れるのかも未知数なので、その時の気分と体力で決めたいと思います。
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
《ルート定数 17》
登山口は御殿場口新五合目、標高1440Mです。
登山口には「通行止め」の大きな看板が設置され、山頂までのルートは閉山となっていますが、その横に通り抜けられる道があります。
私たちは山頂まで行かないので、そこから入りました。
すぐに形の良い赤茶色の富士山がドーンと見えるようになります。
基本、ずーっとこの姿を正面に見ながら登って行くことになります。
足元は拳よりも小さな石ころが深いザレザレの直登です。
靴に砂利が入るとの情報で、今日は4人ともゲーターを装着してきました。
10分~15分ほどで、大石小屋に到着。
店じまい中のおやじさんに話しかけられどこまで行くのか聞かれました。
もしかして閉山した後だからダメだよと注意されるのかと少し心配でしたが、「二ツ塚まで行くんかい?」と聞かれ、「グランドワゴニアを見に行くんです」と答えると、「そうか、そうか、二ツ塚も回るといいよ~⤴️」と言ってもらえました。
二ツ塚、いいのか、、体力大丈夫なら回ってみよう!
大石小屋でチェーンスパイクを装着して歩き始めました。
見上げた登山道は富士山まで真っ直ぐ続くこれぞ直登!!
キュンとした道を見て、みんなでシュン😢⤵⤵となりました(笑)
後から大石小屋でもらった地図を見ると、私たちが登ったのは、砂走りできる下山道だったんですね。
登山道は左手にジグザグの道があったようです。
この時はよくわかってなくて、最短距離を進んで行きました💦
一面の砂れき地!
なるべく砂利が浅い所を選んで登りましたが、踏み込むたびにズズッと足を取られ、歩きづらいです。
登りが辛いので、度々立ち止まって振り返りました。
上の写真の真ん中の湖は山中湖。
下の写真の真ん中で輝くのは相模湖。
山並みは、丹沢から箱根、伊豆の山々、愛鷹山。
これで十分の眺望じゃないですか??
素晴らしいです。
あ!!
ワゴニア発見!!!
わかりますか??
写真の真ん中、少し左寄り。
黒い点のように見えるのが、目指すワゴニアです。
こっちからのルートはずっとワゴニアの位置を目で確認できるので、いいですね!
砂れきの上でじっとしていたカメムシ系の虫。
この鮮やかな黄緑色!
足と体の縁取りはオレンジ色、、なんと、この方、お腹は黄金色でしたよ!
広大な火山灰の斜面を黙々と登る💦
初めのうち、私の歩みが遅くて、こりゃ今日も私がバテてしまうかな?と思いましたが、だんだん体の動きが力強くなり、私は大丈夫でした。
今回、バテてしまったのはターボ。
足が重く、心拍数爆上がりで、歩みが遅くなり、ついには太ももがつってしまいました。
つり止めを飲んで、休憩を多めに入れてゆっくり登りました。
次郎坊から少し進んだところで、右に踏み跡が見えるようになりました。
写真の逆くの字に曲がる所に棒が立っていますが、そこから右に入っていきます。
奥に見えるのは二ツ塚。
こちらの方がはるか高い所にいます。
あれなら簡単に登れそうだ、、帰りに立ち寄ろう、、ということになりました。
ターボの足がまたつった💦
途中、左のチェーンスパイクが切れてしまい、左はチェンスパなしで登っています。
動画には残っているのですが、初めの頃、ターボのテンションがめちゃくちゃ高くて、動き回っていたので、そのツケが回ってきたのではないかと想像します🤣
花子がいるとターボはどうもテンション高めになります(笑)
ワゴニアに向かって真っ直ぐ進む。
ハガレーナのワクワクが背中から伝わってきます。
そして、ついに念願のワゴニア!!
おおぉ、なるほど、富士山に向かって突き進んでいたのね~⤴️
ハガレーナのご主人によると、バンパーがアルミ製なので、多分40年前のモデルだろうとのこと。
ハガレーナのうちは夫婦揃って車好きなのです。
アルミ製のバンパーだけが真新しく残っていて、他は錆び付き、ベコベコで、屋根は潰れ、ボンネットは消失しています。
こんなところ車で登ろうとするとは!
昔はイカレた時代だったんだなぁ🤣
ハガレーナが撮った車内の様子。
間もなく行政撤去される噂、、まぁずっと前から言われてるらしいけど、、どうなんでしょう??
ワゴニアから少し離れた場所で早めのランチにしました。
ここで長い休憩を取り、しっかり栄養補給したので、この後ターボは見事に復活しました(笑)
反対側のルートから10名ほどの団体さんが押し寄せてくるのが見えたので、慌てて記念撮影しておきました。
私たちと同じ頃写真を撮っていた男性に撮ってもらいました。
後ろの青い世界とセピア色のワゴニア、、なんだかここだけ異世界みたいな不思議な光景でした。
この後団体さん押し寄せて、もう写真は撮れなくなりました(笑)
ランチしている間に麓からすごいスピードで雲が斜面を駆け上がってきます。
あっという間に富士山は雲の中になってしまいました。
雲の動きが速くてびっくり👀
気温も一気に下がり、寒いくらいです。
分岐まで戻ってきました。
次に目指す二ツ塚ははるか目の下!
ブルドーザー道(砂走下山道)を駆け下ります!
動画に残していますが、ドタバタと下る3人を、後から出発したハガレーナが大股で一気に抜かして行きました🤣
運動神経の違いを見せつけられた(笑)
そして、、道迷い🤣
調子こいて砂走りしたら、その道は二ツ塚に向かう登山道ではないことが分かり、道なき道、富士山の横っ腹をズンズン進みます。
辺りはハガレーナの嫌いなアザミだらけ。
でも色のない世界で、遠目に見るピンク色が可愛かったです。
ハガレーナは軌跡をダウンロードしている唯一の人なので、道迷いの責任を感じているのか、YAMAP地図を確認しながら、先頭を黙々と歩いています。
後ろからついていくだけの3人はめっちゃお気楽🤣
辺りの景色が美しいことに感動しながら、久しぶりの道迷いにちょっとワクワクしています(笑)
まぁ、道迷いと言っても目標が見えているので、特に心配はありません。
足元の草が紅葉して黄金色に輝いていて、とても美しいです。
こちらが、目指している二ツ塚・上塚。
どこから登るんだろう??
花子が「一番左の斜めの道をさっき登ってたよ」と言ったのですが、「え?あの急な所?」「あそこ登れるの!?」「ええぇ、まさかぁ!!」となりました。
上の方はともかく、取りつきの所なんて、あれ、崖じゃね???
あんな所、登れるの!?となってしまったのです💦
なので、一般登山道に合流して、麓をぐるっと回って登るルートにしようということになりました。
後でこれを後悔することになるとも知らず💦
右手を見ると宝永山の斜面がめちゃくちゃ可愛い!!
緑色の草の塊がドット柄のようになっていて、青空も相まって、とても感動しました。
「道迷いしなきゃ見れなかったかもよ!?」と言うと、花子に「さすが!前向き!」と言われました(笑)
ようやく登山道に復帰しました。
とはいえ、今まで歩いてきた所と大して変わらない🤣
ただ横に誘導用の柱とロープがあるのみ。
そこからやけに下っていきます。
え?こんなに下るの?
途中から登れないん???
四辻という分岐までやってきました。
道迷いしていた時に見ていた二ツ塚はチョー楽勝な山に見えたのに、ここまで下ってくると、なんだか山頂がはるか遠くに見えるようになってた🤣
そりゃそうだ、だいぶ下ったもの!!
なんか、山が大きくなったね(涙)
今からあそこ登るのダルいし、多分登っても雲で富士山見えないからやめておくか、、となりました💦
せめて下塚には登ろう。
上塚の南側をぐるーっと回りこむ道。
ハガレーナとターボを同じ縮尺で撮ろうと思ったら、ターボが1メートル後ろに立つべし!という実験結果(笑)
上塚と下塚と鞍部までやってきました。
登れない訳じゃないけど、富士山側からならもっと少ない標高差で登れたのに!あの時花子の言うことを信じれば良かった!!と爆後悔中の3人💦
やめよう、下塚でお茶を濁そう。
幸い(?)雲が出てるし!!(笑)
下塚へ登ってます。
宝永山の斜面が3色になっててキレイ。
約2000Mの森林限界も良くわかりますね!
そして、二ツ塚・下塚に到着しました。
大きな石標!
白い鳥居と始祖「イザナギノミコト・イザナミノミコト」の石碑がありました。
フォトジェニックな世界。
私たちは雲の上にいます。
自衛隊演習場が大きく見えます。
一日中、爆破訓練の音が響いていました。
おおぉ、上塚が雲に飲み込まれる~⤴️
本日唯一のピークにて記念撮影。
「二ツ塚・下塚・下双子山」、、早口言葉みたいだけど、なかなか言えない(笑)
下が「しも」ではなく「した」と読まなければいけないので、余計に言いづらいのですよ。
では下山開始です。
鞍部の所が坪庭みたいでキレイでした。
青と緑の世界を眺めながら、ザッザッザッザッと下山。
ハガレーナが「今日の景色を見れたのでもう満足した!富士山に登らなくていいや!」と言ってました!
おっ!そうなの?
ヤッターッ!
富士山登るなら(山頂までではない)閉山してからがいいよね!
人が少なくて、めっちゃ快適でしたもの。
大石小屋まで戻ってくると、小屋は完全閉鎖されていて、小屋の前にカラスが1羽、寂しそうに佇んでいました。
もう残飯もらえないよ!
早く森に帰りな。
歩いたのは、富士山のこの辺りです。
次は宝永山、目指してみるかなぁ。
宝永山へのルートは他にあるみたいですが。
二ツ塚・上塚を標高高い方から登れば、山頂経由で下塚に行けて、無駄のないルートだったのになぁ、、失敗💦
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YouTube作ってます。
良かったら動画で景色を見てみてください。
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。














































