【神奈川、伊勢原】初めての大山詣り~ウトウト歩き。2024年9月7日(土)
大山、歴史を感じる心臓破りの階段から、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
この週末はどこに行こうかと少し前から天気予報とにらめっこしておりまして、どこも午後からの降水確率が50~40%だったりして、迷っておりました。
比較的降水確率の低い山として選んだのが「陣馬山」と「大山」。
どちらも関東南部で埼玉からは遠そうなイメージですが、調べてみると圏央道ができたお陰で2時間以内に行けることがわかりました。
マルちゃんを誘ってみると「予定ないから行けるよ~⤴️」と快諾いただき、ハガレーナ(ぺしぷし)と3人で出かけることに。
前日まで「陣馬山」でしたが、当日朝の予報で「大山」に変更しました。
同じくらいの降水確率なら、少しでも標高が高い方が涼しいんじゃないかなと思ったわけです。
マルちゃんとは鶴ヶ島の運動公園で合流しました。
ここなら24時間解放の無料駐車場があって、ICからも近くて好都合!
今後もマルちゃんと上り方面の山に行く時には使わせてもらおう🎵
自宅を4時10分に出発し、合流場所に着いたのは4時45分!
たった35分で着いちゃった。
マルちゃんには5時半集合と伝えてあるので、早く着きすぎました🤣
5時15分位にマルちゃんがやってくるまで30分、車の中でうつらうつら。
私は昨夜20時半にベッドに入ったのですが、深夜0時過ぎにひまに起こされ、そこから散歩に連れ出したりしたら、その後眠れなくなり、、頭がはっきりしないのです。
完全なる寝不足(涙)
アリナミンを飲んで、何とか乗り切りたいと思っています💦
鶴ヶ島から高速道路を快調に走り、小仏トンネル付近の分岐で相模湖方面への大渋滞(いつもなら私たちもはまっている)を横目にす~いすい。
伊勢原・大山IC付近まで来ると、正面に美しい三角錐の大山が見えてきました。
そうそう、この形!
赤城の鍋割山に登った時にも見えたんですよね。
信仰の対象になるのがわかる、美しく神々しいお姿です。
その後6時40分に大山第一駐車場(前払い1000円)に到着しました。
鶴ヶ島ICからわずかに1時間5分でした!
思ってたよりずっと近い!!
⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️
大山は日本三百名山のひとつで、相模湾と富士山、東京スカイツリーまで望める展望の山です。
(大人の遠足BOOK「日帰り山歩きベスト130」より抜粋)
丹沢山塊の東部に位置する大山は雨降山とも呼ばれ、雨乞いの山として信仰の対象とされた。江戸時代には庶民の登拝が流行し、古典落語「大山詣り」の題材にもなる。
、、、帰宅していくつかのガイドブックを読んでみると、いずれもケーブルカー利用のコースになっていました。
このところ、楽勝ハイクばかりなので、江戸時代の人々と同じように、ケーブルカーは使わないで下から歩いてみよう!と思ったのが間違いの始まりでした、今にして思えば🤣
《コース定数 20 (ふつう)》
*登り下りとも歩く予定でしたが、下りはケーブルカーを利用しました。
6時45分頃歩き始めました。
まずは名物の豆腐料理が食べられる宿坊街を登って行きます。
階段、踊り場が連なり、ケーブルカー乗り場に行くまででもご年配の方には大変そう💦
(上)行きにも帰りにも三毛猫ちゃんが門番してました(笑)
猫好きな3人なので、そんなことが嬉しい。
女坂・男坂の分岐手前から始まる苔むした石の階段。
すでに急勾配💦
そう、この大山は距離3.8kmで標高差1000M以上登る激登りの山なのです(涙)
男体山より標高差としては200M少ないけど、実はちょっとそれに似たものがあります。
しかも男体山には岩場があったり、途中少しなだらかになったり(若干だけど)変化があるけど、大山はほぼ石の階段なのです💦
しかも段差が大きい!!
大山、侮るなかれ!
、、、と計画した自分に伝えたい🤣
男坂を登っています。
どうですか!この斜度!!
江戸時代にはあったと思われる石の階段。
ノミの跡が残り、先人の努力の結晶がひたすら積み上げられてる。
ホントはそんな歴史に思いを馳せながら登るべきなのだろうけど、そんな余裕は微塵もない💦
したたる汗、荒い呼吸、体が重いの三重苦。
後ろを歩く二人はキノコや虫の写真を撮り、おしゃべりしながら登っていましたが、私は一切言葉を発せず、無言でひたすらに歩を進めるのみ。
いやぁ、辛い💦💦
階段!
階段!!
階段~⤴️
同じような斜度の階段がひたすら続きます。
そして、、
はい、こうなります。
寝不足に加えて、汗が石段にシミをつけるほどの蒸し暑さ。
そして、私の許容範囲を越えた階段の斜度。
平標山の時と同じように、リュックが重く、ついには吐き気までしてきました💦
私、リタイアかも、、と呟くと、二人がしばらく横になって休むことを提案してくれ、日陰で少し寝ることにしました。
二人にはホント申し訳ないのだけど(涙)
平らな場所を見つけ、シートを敷いて横になりました。
しかし完全なる平地というわけではなく、少し傾斜しているので、レジャーシートがツルツルなのもあって体が滑ります。
うまく眠れないと思い体勢を変えようとしたら、太ももの上に何かいる!
ん?大きなシャクトリムシ?と一瞬思いましたが、良く見ると頭が平らになってる!
ハガレーナが「ヒルだ!!」と叫びました。
ギョエーーーー!!!
やめて、やめて、やめてーーっ!
必死に手で払い落とし、飛び起きました🤣
ヤマビル、初めて見た~⤴️
上から落ちてきたのか、下から這い上がったのかわかりませんが、私の血を吸おうとしていたけど、スパッツをはいているのでなかなか吸えなくて素肌を探していたのやも知れません。
吸われなくて良かった~⤴️
さっきまでの眠気はどこへやら。
一気に目覚めた私は「こんなところで寝てられない!!」と歩き出すことにしました。
だがしかし、同じように階段が続くことに変わりはない🤣
これ、すごくないですか??
完全なる垂直壁に積み木のように石が積み重ねられています。
それが江戸時代から崩れずに今に至っているのですから、すごいとしか言えません。
ゆっくりでも歩いていればいつかは着く。
阿夫利神社に到着しました。
ここまで来ればケーブルカーで下ることもできます。
時刻は8時半でまだケーブルカーは動いていないので、しばらく様子見することにしました。
(左上)御神水。
清らかな水がコンコンと涌き出ています。
今日は水1.5Lとアルカリ飲料500mlしか持ってきてなくて、この時点で1L飲み干していたので、空いたペットボトルに御神水を満たしておきました。
結果、この日、水を2L飲み干し、アルカリ飲料も半分くらい飲んだので、この水がまさに命の水になったわけです。
冷たくて美味しかったです!
ありがとうございます。
(右上)妙な姿の狛犬さま。
前足を突っ張っていて、絶対散歩に行きたくない!!と主張してるみたいに見えました(笑)
(下)相模湾が一望できるんだね~、霞んでいなければ💦
再訪するなら秋か冬がいいですね。
こちらが阿夫利神社。
青い空に赤い柱が映えて美しいです。
でもこの時はそんなこともあまり感じられないくらいくたびれていました。
小さい秋見つけた!
大山は秋になると真っ赤に染まるもみじの山らしいです。
この木陰でこの後どうするか休憩しながら考えました。
このままケーブルカーで下って豆腐料理を食べて帰るのでもいいよとマルちゃんが言ってくれました。
どうしよう?
どうしよう?
自分の体に問いかけます。
涼しい木陰で休んで、少し体力が回復し、リタイア一色だった気持ちも徐々に上向きになってきました。
アミノバイタル飲んで行ってみるか、、。
そんな気持ちになりました。
30分ほど休憩し、再び歩き出します。
もしもケーブルカーで来ていたら、ここが登山口。
頑張るぞ、オー!!
、、、と張り切ったのもつかの間、さっきまでと変わらぬ急階段に「お、おぉ、、」となる🤣
無理しないように、ゆっくりゆっくり登ります。
この後「一丁目」という石柱が現れ、「あれ?また一丁目に戻った、果たして山頂が何丁目かって話しよね」というと、近くで休憩していた男性が「28丁目」と教えてくれました。
28!!
なかなかだな🤣
立派な夫婦杉がありました。
樹齢500年らしいです。
このくらいの斜度なら、永遠に歩ける!
、、、と思ったけど、前言撤回!
やっぱりキツイわ🤣
途中から伊勢原市在住のあやさんとご一緒しました。
私たちが遅いのでお先にどうぞと言うと、「このペースがちょうどいいので、後ろからついていきます。お話聞いてると楽しいし」とのことでした。
そう、この頃は少し体が楽になり、いくらかおしゃべりできました。
ついに28丁目、到着!!
最後はヘロヘロになりましたが、鳥居をくぐる瞬間だけ笑顔で元気良く万歳してみました🤣
山頂標識にて。
左の女性があやさんです。
なんとかかんとか登れて良かった、、いや、ほんとに。
ただ展望はゼロ~(涙)
真っ白けっけです。
伊勢原市民のあやさんによると、大山は別名「雨降山」と呼ばれ、雲がかかることがとても多いのだそうです。
下界(伊勢原市)は晴れているのに、お山だけ雲に隠れているパターンなんですって。
じゃあ仕方ないね(笑)
いつものことだってことで。
この後ベンチでランチ休憩しました。
でも私は食欲がない💦
しかも汗冷えして、さっ、寒い((⛄))
みんなは寒くないと言ってたので、やっぱり体調がおかしいんだろうな(涙)
ゆっくり休みたかったのですが、寒くて仕方ないので、歩き出すことにしました。
山頂直下の休憩スペースから、、わずかに展望が得られました。
私は眠くて眠くて、、朦朧としながら歩を進めています。
長い下りであくびが出ることはたまにあるけど、たいして歩いてないのに、この眠気は異常です。
今横になったら、30秒で眠れる自信がある。
とにかく眠い💤
後ろから私を見ている二人も「みほさん、フラフラしてるよ、大丈夫?」と心配してくれました。
ごめん、ちょっと寝たい、、(涙)
自分の折り畳みチェアを出し、道端にあった角材を背もたれにして少し寝てみることにしました。
私がウトウトしている時に、やって来てくれたメス鹿。
お陰で二人が退屈しないで済みました。
10分ほどうつらうつらし、首がガクンッとなって「あ、寝てたんだ」となりました。
頭がちょっとスッキリした!
頭の中の霞が晴れた気がします。
再び歩き出します。
途中展望台にて小休止し、ハガレーナの差し入れのお団子を食べました。
下山途中に出会った御神木。
幹周わりは8~10mあったでしょうか?
とても背が高くて、見上げると後ろに転がりそうになりました。
二重ノ滝のお社。
裏手の崖が崩れていて、土砂が堆積していました。
社の前の御神木のような巨木が土砂の流出を防いでた!
こちらが二重ノ滝。
大きな滝音と共に涼やかな風が吹き抜けます。
気持ちいい~⤴️
阿夫利神社まで下ってきました。
下りは女坂でと思っていましたが、私の疲れが尋常でなかったので、急坂下りで転んだりしないよう、ケーブルカーを使うことにしました。
登りでひぃふぅ言いながらかかった1時間15分の道のりをわずか6分で快適に下りました🤣
YouTubeにコメントくださった方も、先日登った花子家族もケーブルカー利用だったらしいです🤣
そうすれば私もバテることはなかったろうに(涙)
週明けの今、太ももとふくらはぎが筋肉痛で、会社の階段を登るのが辛いです💦
こんなんで妙高山、行けるんかなぁ、、
妙高山のために、自信をつけたくて選んだ大山激登りでしたが、結局不安ばかりが募る結果となりました。
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YouTubeをまとめています。
良かったら覗いたみてください。
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