50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、三富】涼しかったよ!西沢渓谷。2024年8月24日(土)


西沢渓谷から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回も!今回も!ホントはチャレンジ登山したかった~、、のだけど、関東全域、曇りか雨予報なのだよ、全く💢

雨でも歩ける所といえば、どしゃ降りじゃ無理だけど、やっぱり池巡りか渓谷になっちゃうわけです。

でも池や沼はお天気悪いと湖面が暗く濁ってあんまりキレイじゃないんですよね。

その点、渓谷なら、流れがあるので、曇っててもある程度美しく見えるはず!


そうだ!

久しぶりに西沢渓谷行ってみる?となりました。

そう提案すると、ハガレーナから「私、行ったことないから楽しみ!」と返事がきた!

え?ハガレーナ、西沢渓谷、まだだったのか!

だったら尚更好都合。

ハガレーナと花子と私の三人で歩いて来ることになりました。


⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️


(大人の遠足Book「日帰りウォーキング」より抜粋)


秩父多摩甲斐国立公園の中心部に位置する西沢渓谷は奥秩父・国師ヶ岳を水原とし、東沢と合流して笛吹川、さらには富士川となって駿河湾へ注ぐ。

花崗岩の白い岩肌にコバルトブルーの淵や滝が映え、日本の滝100選などにも選定された第一級の景勝地だ。


《コース定数 19》


滝や流れを見ながらなので、そんなに距離を感じないし、小さな登りを繰り返すだけなので、標高差の辛さもあまり感じないルートです。

ですが、チリツモで、距離は10km近く、標高差も800M近くになるんですよね、不思議。

そんなに疲れはしませんよ。


自宅を6時に出発し、雁坂トンネルを抜けて、登山口駐車場を目指しました。


8時23分、出発です。

今日はターボが不在なので、ハガレーナが張り切って「おはようございます!」とYouTubeやってましたが、やっぱり少し無理があるような感じでした。

いつものターボのあのどうにいった感じは何なのだろう?

恥じらいを捨てると何でもできるのかな??🤣


林道歩きで、「笛吹川源流」の看板がある分岐までやってきました。

夫の好きな沢の地図がありました。

こういうの楽しい!

夫は30代の頃、よく沢登りをしていて、ヌク沢は10回位歩いたと言ってました。

私には沢登りは無理だけど、沢歩きはしてみたいんだよなぁ。


西沢と東沢・二俣出会いにかかる二俣橋から東沢を見たところです。

奥に見えるのは鶏冠山。

この日ずっと「けいかんざん」と呼んでいましたが、「とさかやま」が正解でした。


大久保の滝を対岸に見る展望台から先、ようやく登山道っぽくなってきた(笑)

つづら折れの階段を登って下った先に見えてきたのは、、


青い流れ!!

水量が多く、幅も広く、垂直に落ちているので、最初砂防ダムなのかと思いましたが、天然の滝でした!

その名も「三重の滝」。


これ、これ、これ!

これを見たかったのよ。

西沢渓谷の代名詞とも言える(私が勝手に言ってる)コバルトブルーの流れと淵。

そういえば最初に転記したガイドブックにも書いてあったね。

誰もがそう思うんだな(笑)

底が白い花崗岩なので、水が青く見えるんですよね、きっと。


「三重の滝」には展望デッキがあり、すぐ近くから滝を眺めることができます。

こちらは上部。


こちらは下部。

流れが直角に曲がり、まるで廊下のような水路ができています。

音もすごくて、すごい迫力!

でも展望デッキに乗ると、この横からアングルは撮れない(てか、展望デッキからは見えなくなる)ので、、これは登山道から撮った写真です。


そして、こちらは確か、「人面淵」。

岩のどこかが人の顔に見えるってことなんだと思うけど、良くわかりませんでした。

名前はどうあれ、美しいことに変わりはない。


この滝、何て言う名前だと思いますか?

花子が遠くから見た時「わぁ、竜の目みたい!」と叫び、更に進んで標識を見たら、、、

「竜神の滝」!!

花子、正解!!(笑)

まあるく青い淵が妖しく輝く竜神の瞳。

その解釈できっと合ってる。


貞泉の滝は、めちゃくちゃ側を通ることができて、一番の音量でした。

大迫力だった。

滝から落ちた白い水泡が、深い淵の中で渦巻いて再び盛り上がってくる様子をずーっと眺めていたいと思うほど。

水の魅力って何なんだろう。

どうしてこんなに惹かれるんだろう。

見てて飽きないんだよなぁ。


増水した時のための足場もあったりします。

ビールケースだから、簡単に流されそうだけど🤣


こんな名もなき流れも素晴らしい。

右に左にゆりかごのように振られながら、勢いを増して流れていく。

その先は太平洋だよ。


夏の西沢渓谷。

涼しいよ~⤴️

思った以上に涼しかったです。

たえず天然のクーラーから冷風を供給されてる感じ。


これはいわずもがな、、母体淵。

お母さんのお腹の中。

吸い込まれた水が奥の壁を少しずつ削って再び本流へ。

その先、産道のような細い水路に導かれていました。


真ん中の岩、命名するとしたら??

そう!ガマ岩です。

横を通る時にはただの岩に戻ってた🤣


方丈橋から先は標高差約100Mの急登になります。

何しろ西沢渓谷の目玉「七つ釜五段の滝」の落差を登っていかないとなので💦


展望デッキから見えた七つ釜五段の滝の下部。


途中から見えた方丈橋。

秋にはきっとインスタ映えスポットになるね!


こちらは上部。

ベージュ色の一枚岩がどんどん削られて、形を変えていく。

なんだか巨大な硯のようにも見えました。


滝の音を背中に聴きながら、道は上へ上へ。

そこに現れたのは、本日の折り返し(とは言わないのか?ピストンではないのだから?)地点、旧軌道跡の始点になります。


(大人の遠足Book「日帰りウォーキング」より抜粋)


帰りの旧森林軌道の道には、かつて西沢・東沢渓谷(旧三富村)~塩山駅の36kmを結び、伐採した木材などを運んでいた三塩軌道・西沢森林軌道が通っていた。

昭和8年の開業当時、上りは馬で引き上げ、下りは自然勾配を利用して運行され、昭和20年ごろから途中の中土場までディーゼルカーが使われるようになった。

木炭や薪、米など生活物資の輸送にも利用されていたが、国道が整備されて自動車輸送が発達した昭和40年ごろから営業を縮小し、昭和43年、その歴史に幕を閉じた。


ベンチのある休憩スペースでプリンを食べて少し休みました。

写真を何も撮らなかった🤣

西沢渓谷入口まで85分のトロッコ道歩き。


いくつもある支沢には橋がかけられています。

これはシャクナゲ橋。

西沢渓谷には沢山のアズマシャクナゲが自生しています。

例年5月中旬~下旬が見頃らしいです。

いつかシャクナゲシーズンにも来てみたいですね。


おっ、日向山と同じ花崗岩なので、砂浜っぽい所もあった!!

先週登ったばかりなので、白い砂地を見るとすぐに日向山を連想してしまう(笑)


最初に道を作った人たちは苦労したんだろうなぁ、、、、と思える道。

だって、ここ、断崖絶壁ですよ。

左側、沢に向かって切れ落ちてる!

そこを削って平らな道を作っていったのでしょう。

当時と道幅変わらないよね、きっと。

変わりようがないもの。


西沢渓谷唯一の大展望台に到着。

ベンチがいくつもあったので、ベストポイントに座って30分ほどランチ休憩しました。

展望台からは本来なら鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂嶺などが見渡せるらしいです。

今日は雲で隠れてた、残念!!


ここは乾徳山へ続く林道のトンネルです。

「音取第一隧道」。

少し中に入ってみたけど、やっぱり少し怖くてすぐに引き返しました(笑)


その後13時15分、ゲートまで帰りつきました。

少し小雨が降り始めてました。

朝から座っていた茶店のおじさんが、山で取ってきたというヨモギのお餅を販売していたので、一人1つづつ購入して車で食べました。

何しろ、車に乗った途端、、どしゃ降りの雨になりました!

何人も観光客の方たちとすれ違ったけど、あの方たち大丈夫だったかなと心配になりました。

午後から雷予報だったのだから、きっと傘を持ってるよね??




涼しかったよ!西沢渓谷

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動画をまとめています。

良かったら迫力のある沢の流れをご覧ください。

少しは涼しさをお届けできるかも!?


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