【岩手、八幡平】《山歩きJPコラボ企画》母子で東北旅行。一日目は八幡平を歩く。2024年8月3日(土)
八幡平・ガマ沼から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
《山歩きJP》のジュンも加えての母子旅行も今年で3回目。
一昨年は鳥取県の大山に登り、昨年は滋賀と岐阜を旅して伊吹山に登りました。
その時があまりに楽しくて、これは毎年の定例行事にしよう!となったのです。
お盆休みにはジュンがフランスの山に登り、ナツは北海道の利尻山に登る予定があったので、お盆休みの一週前、8月最初の土日で東北に出かけることになりました。
伊吹には寄居の家まで帰省してもらい、二人で三人を迎えに行きました。
品川駅でジュン、ナツ(山歩きJPだとユウ)、ケイを乗せて、22時20分、いざ東北へ向け出発!!
朝、どこかのパーキング(名前忘れた🤣)で朝ラーメンにしました。
右からナツ、ジュン、イブ。
イブは山のブログではレアキャラですね(笑)
山に登るのが嫌いな訳でも体力がない訳でもないけど、他に趣味があるので、山にはめったに登りません。
それなのに、母子旅行だと、必ず山登りを強いられる(今回は2日とも!)のは、もしかしたら少しかわいそうなのかも知れないと、今回チラッと思いました🤣
盛岡からアスピーテラインに入り、スノードームをいくつも潜って、どんどん標高を上げる!!
下界は曇っていたけど、やってきたのは雲の上~⤴️
雲の上はもちろん青空だよ~⤴️
右のモクモクはなんだ!?
答えは地熱発電所でした!
活火山にやってきたよ~。
車から見えた景色。
あまりに絶景で、思わず車を停めてしまったほどです。
名前がわからないけど、真っ青な沼と奥には秋田の山々(名前はわからない、多分駒ヶ岳とか見えてるはず)
素晴らしい~⤴️
車の中は「うぉーーっ!」とか「フォーー!」とか歓声が上がっていました。
期待に胸が膨らむぅ。
6時38分、八幡平レストハウスがある駐車場(500円)に到着しました!
8時間20分の長旅、お疲れ様~⤴️
車から降りると、うっ、さ、寒い((⛄))
涼しいことはあっても、まさか寒いとは思ってなかったので、私のリュックにあったウインドブレーカーをイブに貸し、私は二日目の帰りに着るつもりだったTシャツを中に着て、日焼け防止のレッグウォーマーを肩まで伸ばし、寒さ対策しました。
歩き出せば寒くなくなるだろう。
駐車場から見えた岩手県方面。
雲海が広がり、岩手山がまるで島のように見えました。
美しい!
八幡平は、ナツが2歳の頃、夫と三人でキャンプしながら東北を旅した際に、背負子に背負って歩いています。
当時は夫は船乗りで長い休暇があったので、そんな旅行ができたのです。
今はホテルの支配人なので、夏休みはかきいれ時。
とても休んでなどいられません🤣
ナツは当時2歳だったので、な~んにも覚えてないんですって。
私も当時は記録に残す習慣がなかったし、そんな手段も限られていたので、ほぼ覚えていません。
いくつかの景色が断片的に思い出せるだけ。
なので、新鮮な気持ちで楽しめると思います。
今は記録を写真や動画で残せて、それを皆さんと共有できて、なんて素敵な時代なのだ!
SNS万歳!(使い方を間違えなければ)
お陰で50代からこっち(もう還暦過ぎましたが)、人生を予想していた何倍も楽しめています。
あれ?なんか話がそれたな。
八幡平、、これから歩きま~す!!
子供たちと一緒に💃
《コース定数 10》
八幡平は日本百名山です!
(成美堂出版「鳥瞰図で楽しむ日本百名山」より抜粋)
八幡平は(中略)火山活動でできたさまざまな地形が見られ「火山の博物館」ともよばれている。
八幡平の最高地点は1614Mのピークだが、周囲と比べ目立って高いというわけではない。八幡平の魅力は「高さ」ではなく、むしろ池塘や湿原、花々などがつくりだしたこの山系ならではの自然美だ。
八幡沼とガマ沼の間にある展望台からは、八幡平一帯が見渡せる。その風景はまるで絵に描いたようであり、天上の楽園とよびたくなる見事さだ。
(大人の遠足book「日本三百名山」より抜粋)
岩手・秋田県境に広がる高原状の山で、山上には沼や湿原が点在し、夏は多くの高山植物に彩られる。最高点の八幡平山頂に立つだけなら、県境登山口からわすか30分だが、これでは物足りない。茶臼口から源太森を越えて歩けば、充実した山旅となる。
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
ここは岩手県と秋田県の県境です。
車道脇に県境表示があったので、山歩きJP の二人が二つの県にまたがった!
県境登山口にある案内板で、今日の計画を立てたナツにコースを説明してもらいました。
まずは八幡平山頂に立ち、ガマ沼・八幡沼などの湿原を歩き、源太森へ。
そこからもう少し足を伸ばして茶臼岳に登り帰ってくるルートです。
この時のナツの説明が「源太森からもうちょい先まで行って」という表現だったので、ほんのわずかに行くのかと思ったら、思いの外下って登ってが長く、「聞いてたのと違うぞ!」となります、のちほど(笑)
7時9分、歩き出しました。
石畳の階段を登って行くと、直ぐに分岐が現れます。
ここは左に行くらしい。
帰ってくる時は正面の階段を下ってくることになります。
初め道が下っていましたが、直ぐに登りになり、虫除けスプレーを使いきり、アブと戦いながらゆっくり登りました。
途中あった鏡沼。
春先には雪が一部とけて、残雪期限定「神秘のドラゴンアイ」が現れる美しい沼です。
この日は静かに青空を映し、深い青色の水をたたえていました。
この後めがね沼を過ぎ、歩いて行くと、、
あっという間に八幡平山頂に到着!
え?もうついたの?っていう感じ。
確かにこれだけでは物足りない。
しかしここでイブからSOSが。
どうやら寝不足らしく、眠くて眠くて仕方ないとのこと。
私が持っていたアリナミンの錠剤を飲ませました。
先日、平標山で私がバテバテになったことで、姫からオススメされていたものです。
アミノバイタルより効果が高いらしい。
それ以来、コンビニで2錠入りを買って、いつも山のバッグに忍ばせています。
展望台からの眺め。
見えているのが海なのか、平野なのか、、境界が曖昧で、良くわかりませんでした。
辺りに高いものがなく、ひたすら広々していて、アオモリトドマツの森と草原がどこまでも続いている。
なかなか見ない景色。
美ヶ原や霧ヶ峰とも違う、なんだろう、やっぱり東北の景色なんだよなぁ。
展望台に立つジュンと青空とヒコーキ雲(は切れちゃったか)。
絵になるねぇ、若いって素晴らしい。
そして、ガマ沼まで歩いてきました。
この時はこれを八幡沼だと勘違いしていたのだけど(笑)
帰宅してガイドブックで見ると、このガマ沼の中には3つの火口があるんですって!
それ、知ってたらもっともっと観察したのにぃ!
まぁ、観察したからって分かったかどうかはわからないのだけど。
ガマ沼の奥には岩手山。
この頃まではギリギリ見えてた。
本当に美しくて、みんな笑顔です。
そして、これが八幡沼。
で、でかい!!
そして、美しいし、神秘的。
これはすごいわ。
こんな稚拙な言葉しか出てこなくて、ダサいけど、もうそんな感嘆符しか出てこないのよ、マジで。
素晴らし過ぎて。
周囲を囲むアオモリトドマツの原生林も見事!
武器の盾を伏せたような形のアスピーテ火山では日本唯一の火山湖なのだそうです。(ガイドブックより)
展望台にて、三姉弟。
手すりが五線譜みたいで、子供たちは音符だ!
楽しいね~⤴️
八幡沼にさざ波がたち、キラキラ輝いています。
その美しさにみんな足止め。
いやぁ、きれいだね~⤴️
伊吹も楽しそうにしています。
アリナミン、効いたね!
木道歩きになりました。
辺りはオオバギボウシ、ハクサンシャジンなどの高山植物が沢山咲いていて、とても楽しいです。
風に揺れる、、これはタチギボウシ?それともハクサンシャジン?
花を見分けるのって、難しい(涙)
途中、秩父音頭を踊って!というと、三人は条件反射で踊り出しました(笑)
ジュンだけ、とうやら炭坑節を踊ってたらしい、、違ったかな?🤣
どこまでも続くアスピーテ台地。
そこに小さな池塘がいくつも現れました。
可愛い池塘たち。
楽園ですね、ここは。
八幡沼から流れ出た小川。
ケイが手を洗って、ちょっと飲んでみたりもしてました。
山の水とは違うけど、、、大丈夫か??🤣
味は、、「フツーっす」だそう(笑)
湿原ができる仕組みの説明がありました。
ここは八幡沼湿原の真ん中らしいです。
ここは、花の終わったミツガシワの田んぼ。
ザ・池塘って感じ(笑)
分岐までやってきました。
ここから右へ行くと更に湿原を歩いて八幡沼の向こう側を歩いて駐車場へ戻る道。
後程歩くことになります。
私たちは源太森へいきたいので、ここは真っ直ぐ進みます。
源太森方面へ進むと、間もなく今日初めての登山道っぽい道になりました。
木々に囲まれた石がゴロゴロした土の道。
そして、ひと登りで源太森に到着しました。
(上)源太森の山頂標識。
撮った写真はこれだけ(笑)
姉たちは、午後田沢湖の遊覧船に乗りたいらしく、とっとと下って行きました。
イブと私も三人を追って、次に向かいます。
源太森からはYAMAPの地図(標高差のわかる断面図)を見ると、激下りするみたい。
急坂かと思いきや、傾斜はそこまでではありませんでしたが、とにかく長く感じました。
途中の分岐にて。
次に向かうのは?
「あっち」「そっち」「こっち」という写真(笑)
さっきの分岐からが長かったんですよね。
ホレホレの道で、滑りやすい箇所もあったし、ちょっと蒸し暑いし、なかなか視界がひらけなくて、どんだけ下るの~💦となりました。
ようやく開けた!!
展望台で三人が待っています。
ここは黒谷地でした。
「く・ろ・や・ち~」の「K・R・Y・C~」。
いい写真が撮れました。
そこからまだまだ登ります。
水がチョロチョロ流れる岩ごろの道、、く、、歩きにくい💦
先を急ぐ三人を追いかけるイブと私。
少し前からイブはトイレに行きたくなったと言っています。
体力的には、時間さえあれば、私も十分登って行けるルートでしたが、、
少し行ったところで、待っていた三人と合流すると、ナツから「この先もう少し登るから、母さんのペースだとお昼までに下れそうにない。午後遊覧船に乗りたいから、お昼には下山したいんだよね」とのこと。
なるほど。
イブもトイレにいきたいのもあり、だったらイブと私はここで引き返し、先に下山して待っていることにしました。
お昼ご飯をを持ってきてないですし、、そうしましょう。
ここで、三人と別れ、二人は引き返します。
引き返すと言っても簡単にはいかず、さっき下ったあの道を再び登って源太森を越えないと駐車場に帰れない💦💦
この写真のどれが源太森だったのかな?
真ん中の薄い緑色がある所だと思うのですが、、今となってははっきりしない💦
イブはトイレに行きたいので、長い坂道を結構なスピードで登っていきます。
私は遅れ気味になりながらも、いつもよりはハイペースで登りました💦
動画には私のゼェゼェハァハァという荒い息づかいばかりが残っています(笑)
その頃健脚組三人は最終目的地「茶臼岳」に立っていました。
朝車から見えた景色を更に上空から、見渡す気持ち良さ。
この日一番の大展望で、動画には三人の感嘆の声ばかりが納められていました。
「ヤバッ」とか、「すごっ」とか、、(笑)
岩に立つケイ。
雲の上の人ですね(笑)
その頃私は、ゼェハァ言いながら、源太森への登り返し中。
ナナカマドが赤くなりかけていて、八幡平の秋の始まりを垣間見ることができました。
秋はさぞかし美しいことでしょうね。
八幡湿原の草紅葉と、アオモリトドマツの濃い緑と、ナナカマドの赤と。
源太森の下部を通過。
帰りは山頂は踏まずにとっとと湿原方面へ。
行きに通った分岐まで戻ってきました。
ここからは、今日初めて歩く道。
小さな沼に青空と白い雲が映って、それはそれは美しかったです。
イブと二人で湿原散歩。
キスゲやハクサンシャジンなどが咲くお花畑の中に真っ直ぐ木道が走っています。
トイレに行きたくなければ、もっともっと楽しめたと思うけど(笑)
どこまでも続くように見える木道。
あ、向こうに丘があるぞ。
あれを越えないと駐車場に戻れないのか、、チッ!
八幡沼を朝とは反対側から。
太陽が雲に隠れたタイミングだったのて、暗くなってしまった。
でも向こうに見える山荘も含め、まるで物語の世界のようでした。
こちらの池塘もやっぱり可愛い。
途中からイブには先に行ってもらい、私はのんびり歩きました。
だって、この美しさ、駆け抜けるのは勿体ない!!
そして、丘を越えて見えてきたのは、、駐車場~⤴️
朝は数台だったレストハウス駐車場が多くの車で賑わっていました。
駐車場まで帰り着いたのは、11時48分。
トイレに行ってから、レストハウスで休むこと30分、健脚組三人も元気に帰ってきました。
私は茶臼岳までは行けてないので、坂の途中で軌跡は終了(引き返し)しています。
次は茶臼岳まで行ってみたいです。
それにしても、ナツに「源太森からもうちょい先まで行って」って言われたけど、これはもうちょいではない!断じて!
最初に歩いた楽勝ルートの2倍はあったね、距離が。
しかもめっちゃ下って登って、帰りはそれを登り返すんだもの。
それを知っていたら、もう少し余裕のあるプランを考えてもらっていたと思うけど、、私のリサーチ不足でした。
全部ナツに丸投げしてたんだから、仕方ない(笑)
あと、帰宅してからガイドブックを読むと、駐車場の反対側にもやっこ岳(漢字が出てこん!)という山があるらしい(駐車場から往復1時間30分)ので、いつかお気楽で訪れた時はそっちにも足を伸ばしてみたいです。
八幡平三大眺望地で、山頂からは360度の大展望らしいですから。
↑↑↑
動画にまとめています。
よかったらご覧ください。
《山歩きJP 》撮影の舞台裏も覗けます(笑)
田沢湖にやってきました!
午後3時出港の遊覧船に乗るべく、ランチは途中人気のピザ屋でテイクアウトし、車の中で食べました(笑)
時間に追われなかなかな忙しい💦
田沢湖遊覧船。
実は《山歩きJP》の二人以外、イブとケイと私はほどよい揺れに身を委ね、ほぼ寝ておりましたとさ。
あ、でも湖上から見えた秋田駒ヶ岳と、湖周囲の秋田杉の美しさには感動しました!
遊覧船からおりて、ヤマメにかぶりつくケイ。
イブと私は秋田犬の見学をしました。
うちのひまと同じく、暑そうにだらけてずーっと地面にのびてた🤣
触っちゃいけないので、眺めただけ(笑)
そして、やってきました、今夜のお宿「ヒュッテ・ビルケ」。
どうやらグレートトラバースの田中陽希さんが宿泊したお宿らしいです。
階段横の壁にデカデカとサインがありました。
あれ?
《山歩きJP》のサインはいらない?
そのうち有名になるかもよ!?、、とは言わないでおきました(笑)
夕食も豪華でしたよ~⤴️
地元野菜をふんだんに使った郷土料理。
おかみさんが丁寧に説明してくれました。
美味しかったです!!
夜は湯の花たっぷりの温泉につかり、カードゲームをすることもなく、とっとと眠りにつきました。
ケイは明け方起きて、柔道団体戦を観てたようですが。
明日は秋田駒ヶ岳。
体力回復しとかにゃあ!
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