【新潟、苗場】仙ノ倉山・平標山バラバラ登山。2024年7月21日(日)
仙ノ倉山山頂から、お気楽を代表して姫がこんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回はお気楽隊の中で一番の健脚で、私からするとモンスターにしか見えない姫と一緒に山に登ります。
どうやらこの夏に北岳~間ノ岳~農鳥岳と三泊4日の縦走をする予定があり、その前にトレーニング(山ならし)しておきたいらしいのです。
今回目指すのは新潟県の仙ノ倉山。
(大人の遠足Book「日本三百名山」から抜粋)
谷川岳に知名度は劣るが、谷川連峰の最高峰。この山の魅力は、平標山から仙ノ倉山へと続く穏やかな草原状の稜線とその鞍部に広がるお花畑だ。
花の時期には次々に咲く可憐な高山植物が登山者を惹き付ける。山頂から眺める、谷川岳へと続くダイナミックな縦走路も素晴らしい。
、、、おおぉ、見てみたい、見てみたい♥
昨年お気楽で訪れて、平標山までしか行けなかったので、私もできれば仙ノ倉山まで行ってみたいと思っていました。
しかし、お気楽とはペースが倍ほども違う姫と一緒に登ることになり、かなり不安💦
幸いルートは一本道なので、歩みの速い姫にはどんどん先に行ってもらうことにします。
仙ノ倉山の前日、ハガレーナと私は体調万全にするべく、キューピーコーワゴールドを飲んだり、早めに就寝したり、準備万端で臨んだのですが、、
姫はトレーニングのために、前日猛暑の最中4時間テニスで汗をかき、あえて睡眠不足状態にし、荷物も重くしてやってきたとのこと。
な、な、なんと!
モンスター具合が増している💦💦
これでお気楽の体力とニアリーイコールになってるかもしれませんね(笑)
ちなみに、平標山と仙ノ倉山がどこにあるかと言うと、こんな感じ!
日本最大の稜線ロングトレイルである「ぐんま県境稜線トレイル」の一部になっています。
お気楽の大好きな言葉「中央分水嶺」(笑)
日本の背骨ですね。
「ぐんま県境稜線トレイル」のルート上には、谷川岳・四阿山(日本百名山)、仙ノ倉山・白砂山(二百名山)、朝日岳・横手山(三百名山)など、名のある山々がそびえたち、埼玉県からも見える大きな壁を作っています。
まさに、天然の万里の長城!
ネタバレ(?)になりますが、結果、姫は仙ノ倉山まで、ハガレーナと私は平標山までだったので、両方の活動データを載せておきます。
《コース定数 25》~平標山まで
⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️
《コース定数 32》~仙ノ倉山まで
自宅を5時過ぎに出発し、6時50分頃平標山登山口のある元橋駐車場(500円、約150台)に到着しました。
登山口にはキレイなトイレと山と高原地図を拡大した大きなマップがあります。
出発前にコースタイムを確認。
どれどれ、、鉄塔まで1時間10分、そこから松手山まで50分、合計2時間、そこから平標山まで1時間10分。
時刻は7時14分だったので、お気楽の足だと、平標山到着は11時ってところかなぁ。
11時を目標にしよう。
登山口で小声でメンバー紹介をして出発です。
回りに人がいたので、大きな声で「おはようございま~す!!」は言えないですよ🤣
ターボじゃないんですから(笑)
先週現れたぺしぷし(ハガレーナ)忍者も今日はお休み。
ターボ(ヤマダム)がいないと調子が出ないらしい(笑)
この後始まった急登で、早速姫と距離をあけられ、姫がカーブの度に待っている状況だったので、一合目辺りで早々に「先に行って!とりあえず一本道だから、どこかで休憩して待っててもいいし、なんなら仙ノ倉山まで先に行っちゃってもいいよ。あんまり遅れるようなら私たちは平標山で待ってるから」と言うと、すごいスピードであっという間に見えなくなりました(笑)
出発から30分、二合目通過。
鉄塔が見えてきました。
ハガレーナと私は、お気楽ペースで登っています。
蒸し暑くて汗がポタポタ太ももに落ちてきます。
この頃から私の様子がおかしくなってきました。
明らかにいつものペースではない💦
いつもなら歩き始めて30分ほどすると、体が登りに慣れてきて、心拍数は爆上がりするものの、足は楽になってくるのですが、いつまでたっても体が重く、足が前に進みません。
三合目で、水分補給。
いつもならリュックは体の一部のようになっていて、あまり重さを感じないのですが、この日はとにかくリュックが重い!💦
もちろんいつもと重さは変わらないのですよ。
それなのに、すごくすごく重く感じて、休みの度にリュックをおろしたくなるのです。
この時立ちくらみもしました。
いや、こんなこといつもは起きない。
明らかに体調不良でした。
途中でリタイアするかもしれないという気持ちがよぎります。
アミノバイタルを飲んで様子を見ることにしました。
数段の梯子を登る時に一番驚いた。
体が鉛のように重くて、ど、ど、どうした~?私!?
こりゃ今日は無理かもしれん、、と思いました。
8時45分に、なんとか鉄塔まではたどり着けました。
苗場プリンスホテルが見下ろせる場所。
ここで姫が待っているかと思いましたが姿は見えなかったので、平標山かあるいはもっと先までどんどん進んでいるようです。
ここで、私の気持ちに限界がきました。
この体調不良は初めての体験で、とても今のペースで歩き通せる自信がなく、私はここでしばらく休んでから下山することに決めました。
あえなく撤退(涙)
姫は私の撤退など知る由もなく山頂を目指していますので、ハガレーナには先に進んでもらうしかありません。
一人旅にさせて、ほんと申し訳ない(涙)
平標山で姫と合流して、目指せるようなら仙ノ倉山に行ってきて。
私はハガレーナの車の鍵を預かり、下山して車で休むことにします。
少し不安そうなハガレーナ(もちろん口では大丈夫、全然平気と言ってくれたけど)を送り出し、私は鉄塔の下の日陰で横になりました。
そこは涼しい風が吹き抜け、汗びっしょりの背中をどんどん冷やしてくれました。
あぁぁ、天国だわ~⤴️
目をつむると、通りすぎる登山者の声が近くなったり遠くなったり、、しばらくウトウトしました。
20分ほど休み、そろそろ下山するかと体を起こすと、、あれ?さっきまでの体の重さが消えている。
もしかして、睡眠とアミノバイタル、そして体が冷えたことで回復した??
もしかしたら、私、軽い熱中症だったってことなのか?
冷風に当たって体の熱が逃げたことで、熱中症なりかけが改善したのかもしれません。
立って眺めを見渡し、考える。
う~ん、これから下山したら、時刻は多分10時過ぎ。
そこから二人が下山する午後3時まで何をしてればいいんだろう??
ハガレーナの車のエンジンをそんなに長い時間かけっぱなしでアイドリングしておくのも申し訳ないし、、最初は眠れてもそれから数時間、な~んもやることなくて退屈だろうなぁ。
そこで、ジャンプしたり、足踏みしたりしてみる。
ん?動けるぞ、、うん、動ける、動ける。
よし!私もやっぱり平標山を目指そう!!
、、、という気持ちになりました。
ホントなら8時20分には到着予定だった鉄塔でしたが、到着は8時45分。
私が遅すぎて到着したのは30分ほど遅れていました。
なので、多分ハガレーナは仙ノ倉山までは行かず平標山で姫の帰りを待っているはず。
私が車で待っていると思っていますから、尚更下山を早めるために、平標山までという選択をするでしょう。
うん、平標山で合流しよう。
そして三人で平標山の家経由で下山しよう。
ハガレーナから30分遅れでの鉄塔出発になりますから、平標山で二人が昼ご飯食べてる位に合流できるんじゃないかな、、と思いました。
松手山。
ハガレーナは9時30分に、私は10時9分に到着しました。
ハガレーナは姫を迎えるために、何としても平標山までは行かねばならぬと思って登っていて、私は二人に平標山でなんとしても追い付かないとと思いながら登っています。
何しろ、二人が下山した時に私が車にいなかったら、「え!?みほさん、鉄塔からの下山で遭難した!?」ってなりますから💦
松手山から見えた平標山。
右のピークがそうです。
まだまだ遠い。
振り返って歩いてきた稜線。
緑の峰の一番左にある鉄塔の下で私は休んでいるとハガレーナは思ってた。
この頃私はあの稜線のどこかを歩いていたのですが(笑)
いくら休んで体力回復したとはいえ、やはり体が重い💦
少し平らな道になっても足がスムーズに前に行かなくて、ストックをズルズル引きづりながら、仏頂面で歩いています🤣
ハガレーナもやはり姫と合流することを急いで、結構キツかったみたい。
動画にそんな言葉が残されていました。
斜面には高山植物たち。
写真を撮るふりをして休み休み登ったとハガレーナが言っておりました。
雲が出てきてお日様を隠しています。
でもそれが逆にありがたい。
時々涼しい風がお花を揺らしながら、稜線を吹き抜けます。
雲の動きが激しいです。
夕方から雨予報なので、お天気崩れる前に下山したい。
ラスボス(平標山)あらわる!
後で見た動画に、ハガレーナと私がお互いを心配する独り言が残されていて、今回は三人バラバラ一人旅になってしまったけど、それぞれが仲間を思いながら登っていたんだなぁと思いました。
ちょっと貴重な体験でした。
ハガレーナが平標山に到着したのは、11時30分でした。
その時まだ姫は仙ノ倉山から戻って来てなかったらしいです。
その頃私は稜線に乗ったところでした。
なんとか12時半までには着きたい!
そうしないと二人は山の家方面へ下ってしまう💦
気持ちは焦るのですが、足が重いんだよね~(涙)
12時10分、平標山(1983M)到着!
二人はちょうど合流して、山頂標識で記念撮影しようとしているところでした。
私が「お~い!」と声をかけて、二人がびっくりしているところ(笑)
二人に会えて良かった!!
二人とも既に昼食は終えていて(姫は仙ノ倉山で、ハガレーナは平標山で)、私が車で待ってるので写真を撮ったら急いで下山しよう!と話していたところだったのです。
ほんと、ギリギリ!
ギリギリセーフ!!
あと数分遅れてたら、私は二人のいない平標山山頂で「ヤバーーイ」となっていたことでしょう。
三人で記念撮影。
色々あって、体力的にも大変だったけど、とりあえず良かった!
姫は目標の仙ノ倉山までいけて、しかもガシガシ登りでトレーニングにもなって、ハガレーナと私は前回と同じ平標山までだったけどなんとか辿り着けて、そして、グッドタイミングで合流できて、、、結果オーライとなりました。
お腹ペコペコの私は二人を待たせて山頂でお昼にしました。
そこへ若い男性が仙ノ倉山方面からやってきて、姫と挨拶を交わしています。
ん?知り合い?
どうやら、仙ノ倉山山頂で知り合った若者らしい。
ここから一緒に下山することになりました。
12時37分、下山開始です。
平標山名物の階段!
歩き易くて楽と言えば楽だけど、膝の動きが悪い私には、延々続く階段は結構疲れる💦
でも眺めが素晴らしくて楽しいです。
姫が歩いた仙ノ倉山へ続く稜線。
今回もまた歩けなかったなぁ。
来年こそは歩いてみたい。
いや、秋に来てもいいかもしれない。
秋なら熱中症になることもなく、今日よりは楽に歩けるかも知れません。
おおぉ、あの山はなんだ!?
この時は大源太山なのかと勘違いしていましたが、後で地図を見ると大源太山は山の家の先(今歩いている進行方向)だったので、どうやら違うらしい。
エビス大黒ノ頭なのかねぇ、、と帰宅して地図を確認して思いました(正解はわかりません💦)。
平標山の家で休憩。
手拭いを広げている若者は新しい山友(?)「メメくん」です。
下りもとっても速い姫のお供をしてくれて、助かりました!
ありがたい、ありがたい(笑)
山の家からの下りも、階段、階段、階段!
ほんと、延々続く(笑)
もう、、やだーーっ!と文句を言いながら下ってます。
最後は林道歩き!
これまた長いけど、あの階段に比べたら天国ですよ。
途中から沢沿いの道になりました。
駐車場に戻るとメメくんと姫が待っていました。
姫はメメに沢沿いがキレイだよと去年の写真を見せてもらったにも関わらず「虫が多そうだから嫌だ」とワガママを言い、アスファルト道をずっと下ったらしいです。
メメに「そういうオンナですから」と伝えておいた🤣
↑↑↑
ハガレーナと私が歩いたルート。
コースタイムは今回ダメダメだった私のものです。
ここからは、ハガレーナと私は歩けなかった平標山から仙ノ倉山までの写真(姫が撮影)を載せておきます。
一旦鞍部まで下って、、
どうやらガスガスだったみたいですね。
姫がキレイだったと言っていたニッコウキスゲの群落。
見渡す限り、広々とした草原に黄色い花が咲いています。
仙ノ倉山への稜線。
歩いてみたかったなぁ。
仙ノ倉山にて。
メメくんに撮ってもらったそうです。
↑↑↑
姫のコースタイム
いやぁ、すごい体力だよ。
素晴らしい!
今回、三人がバラバラになってしまったことで、YAMAPのグループ設定の重要性を感じました。
今までグループが別れるという経験をしてこなかったので、(良くはないけど)貴重な体験になりました。
多分熱中症だったんだろうな。
何が悪かったのか、、色々考えてみたけど、明確な理由はわからず、、そういう時もあるということで💦
あのままリタイアしていたら、きっと自分のトラウマになって、そもそも風前の灯のような自信が跡形もなく消え去る予感しかしなかったので、とりあえず歩き通せたのは良かったです。
そして、やっとブログをアップできる!!
もう1ヶ月たっとるやないか~い!!!
夏の始まりのレポートを夏の終わりにアップするとは、情けない、情けなさすぎる(涙)
そう、皆さんのご想像どおり、、夏の間の山行レポートがたまりにたまっているのです💦
竜ヶ岳、八幡平、秋田駒ヶ岳、日向山、西沢渓谷、、ゲゲ、5つも💦💦💦
今日(8月28日)、東京への通院日で仕事を休むので、何とかいくつかアップしたいと思います。
写真は取り込んであるので、文字を書くだけ!
でも記憶が~、、昨日のことも忘れるのに、、時間がたちすぎた(涙)
毎回こんなこと言ってる気がしますね。
成長しなくてホント嫌になります(涙)
↑↑↑
動画にまとめています。
よかったら覗いてみてください。
ヘロヘロの私と頑張ってるハガレーナ、モンスター姫、ナイスガイメメくんが映っています。
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。






































