50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、嬬恋村】大展望の浅間外輪山バカ尾根コース。2024年6月1日(土)


快晴の鋸岳から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末は左膝手術をしてリハビリ中のウサ亀さんと山に出掛けます。

1ヶ月前にウサ亀さんのリハビリ登山で、ひま&ココアと一緒に皇鈴山などを歩きましたが、あれから1ヶ月たち、どのくらい回復しているのでしょうか?

岩場の下りはまだ厳しいんじゃないか、、あまり標高差あるときついんじゃないかとあれこれ候補を考えていると、、なんと!、、ウサ亀さんから、「バカ尾根からの浅間ガイリーンが希望です」と連絡が来ました。

ええええぇ!?浅間ガイリーン??しかもバカ尾根!?

あんな標高差とザレザレルート、もう歩けるんだ!!?👀

私が同じ手術をした時とはえらい違いだ!

ウサ亀さんのすざまじい程の回復力に目が点状態です。

バカ尾根は私は昨年マルちゃんと歩いていますが、ターボとハガレーナは未踏だったので、今年は行ってみたいと話していたところでした。

急勾配で回復するウサ亀さんの体力ラインとお気楽の通常モードが交差し、ほぼ同じレベルである貴重な時期です(笑)

ウサ亀さんと一緒にお気楽ペースで、バカ尾根歩きを楽しみましょう🎵



浅間高原シャクナゲ園からバリルートを通って鋸岳へ登りつめるバカ尾根コース。

航空写真で見た浅間山との位置関係はこんな感じです。

トーミの頭や黒斑山から見る端正な姿の浅間山とは対照的に、溶岩が流れ出た荒々しい姿を見ながら登って行くルート。

YAMAPにはルートが載っていないのですが、密かな人気ルートで、多くの人が入っていてピンクテープが要所要所にあるので、比較的安心して歩けます。


この日は午後3時位からお天気が崩れる予報だったので、お昼過ぎには下山できるようにしたいと思います。

自宅を3時半に出発しました。


このルートの最大の難点は、登山口(浅間高原しゃくなげ園)までの道がわかりにくいこと。

多くのレポに、別荘地内で迷ったと出てきます。

昨年マルちゃんと訪れた時はキャベツ畑の中をクネクネと進み、迷うことなく駐車場に到着できましたが、今回ターボのナビだと別荘地内を案内され、挙げ句行き着いた先で通行止め(工事中)となりました💦

通行止め柵が簡易で、軽自動車ならなんとか通れる幅があったので、(わずか数メートル先は駐車場入口だった)無理やり通過して乗り越えましたが、ウサ亀さんは通れなかったので、キャベツ畑の外側をぐる~ーーっと回ってくる道で登り返したそうです。

先に着いているはずのウサ亀さんが、私たち到着後に現れたので驚きました😅


そんなアクシデントありつつも、6時前には全員集合となり、ひとつだけ残されていたトイレを順番にお借りして支度を済ませ、6時過ぎには歩き出すことができました。


《登山難易度 6》



しゃくなげ園のしゃくなげ祭りは昨日(5月31日)まで行われていて、入場券が必要だったそうです。

下山中にウサ亀さんに聞きました。


6時8分、スタート!

朝登り始めた時は昨日までお祭りだったとは知らず、少ないしゃくなげの花を見て、今年はまだこれから咲くのか、それとも今年は花が少ないのか、、、などと話しながら歩きました。

わずかに残っていたピンク色のしゃくなげ。


花が終わってしまったしゃくなげ園の中を登って行きます。

今日はお天気イマイチ予報だったのに、晴れました!


地面にはイキイキとした苔がびっしり生えています。

朝露に輝いていてキレイ✨

しゃくなげ園を抜けると、カラマツ林の中を大きくつづら折れながら登って行きます。

途中、笹が大きく繁った箇所を何回か通過するのですが、明け方まで降っていた雨に濡れた笹が下半身にガサガサと当たり、びしょ濡れになるので、カッパを身に付けました。

ウサ亀さんはポンチョを腰に巻いていて、大正解!

私は黒いポンチョを着て再びのユバァバ🤣

それでも足元がびしょびしょになるので、「美女がビジョビジョ~⤴️」とみんなで叫んでみたけど、ウサ亀さん、完全無視!!🤣

クモの巣もいっぱいなので、先頭を歩くウサ亀さんは笹の枝を手に持ってくるくる回しながら歩いていました。


登山道脇の植生が変わってきました。

そして、正面には目指す鋸岳。


辺りはミニチュア植物がいっぱい。

中でも見事だったのはイワカガミです。

暗い森の地面がピンク色の絨毯を敷き詰めたようでした。


尾根に到着!

地面から蒸気がユラユラと立ち上がっていて、「ウサ亀誕生!」のシーンを目の当たりに!🤣


「尾根山頂」という謎の標識がありました。

尾根なのに山頂とは、これいかに??

あ、紹介が遅れました。

今日のメンバーは、右からウサ亀さん、ターボ(やマダム)、ハガレーナ(ぺしぷし)、私(やまみほ)です。

昨年7月に訪れた時はここにコマクサが多く咲いていましたが、この日見られたのは、わずか数株でした。

まだまだこれからなのかな??


尾根山頂からは左手奥のロープをまたいで登山道(今はまだバリルート扱い)に入って行きます。

今はまだというのは、近い将来正式ルートとして整備される計画があるとか、ないとか、、、、そういう噂を聞きます。

誰かがニュースで見たと言ってたような、、、?

イワカガミに癒されながらも、次の尾根に乗るまでが急登で、疲れました💦

その時の写真がほぼなし!(笑)

急登を登った先はこんな感じのザレザレルートになります。


しばらくザレザレが続くので、チェーンスパイクを装着しました。

今まで雪道でしか使用したことがないチェーンスパイクですが、ザレやぬかるみツルツルにも効果を発揮するようです。

前回は一歩進んで半歩下がる的な登りでしたが、ザクザクとしっかり地面をキャッチして、快適に登れました。


浅間山が間近に見えてきました!

鬼押し出し方面へ流れ出た溶岩跡が傷痕のように見えます。


8時13分、ケルンに到着。

ここでバナナ休憩しました。


このバカ尾根ルートはとにかく大展望なのです!

めちゃくちゃ気持ちのいい眺め。

なんなんだろ?

足元から遮るものなく見渡せるからなのか?

この後、低木の迷いやすい道に。

道が不明瞭なのですが、探せばちゃんとピンクテープが設置されているので、大丈夫です。


9時9分、鋸岳(2254M)に到着です。

前回はここでガスに巻かれたので、今日はご機嫌な眺め!


ウサ亀さん、イェーーーい!

取ったど~⤴️

手術から数ヶ月で鋸登れちゃうのは、ホントにすごい!


晴れてる、、晴れてる!

最高~⤴️


外輪山を歩きます。


右手は相変わらずの大展望!


外輪山全部見え!!

いやぁ、美しい。


湯の平にも一切ガスなし!

カモシカがいないかとしばらく探してみましたが、見つけられず(涙)

この前「ダーウィンが来た」で、浅間山のカモシカをやってました。

群れで活動するカモシカは日本でここ浅間山だけらしいですね。


10時44分、蛇骨岳(2366M)に到着しました。

今日はここで折り返すことにします。

リハビリ中のウサ亀さん、、、無理は禁物ですから。

蛇骨岳で四阿山とキャベツ畑を見下ろしながらランチタイムにしました。

少し離れた所に座って他人のようにパンを食べていたウサ亀さんに「おめぇ、誰だ??」の例のヤヅを仕掛けてみたけど、「そのノリは無理」と断られた🤣


折り返し途中に仙人岳(2319M)にて。

往路で写真を撮らなかったので。

浅間山の山肌に映る巨大な雲の影が、じわりじわりと近づくゴジラみたいに見えました。


この先は火口から2km圏内に、、こんな看板前にあったかな??


気にせず鋸岳を目指します。

あそこまで行かないと駐車場に帰り着けない!!


12時半頃、下山開始です。

ザレを下山途中、ウサ亀さんのチェーンスパイクが左足の登山靴のひもに引っ掛かり、前に一回転するハプニングがありました💦

どこまでも転がっていくんじゃないかと思っちゃった💦

怪我がなくて、ほんと良かったです。

チェーンスパイクにはそんな落とし穴もあるのね、、気をつけないとだ。


下山途中の眺め。

四阿山がドーンと見えて、ホントに最高なのです。

ターボがザレ場でウサ亀さんをあおり運転中なり🤣


朝はびしょ濡れになった笹ゾーン、、午後は乾いてました!


美しいカラマツの森。

緩やかジグザクゾーン、、これが意外と長い💦


そして、しゃくなげ園まで下ってきました。

花はしゃくなげからレンゲツツジにバトンタッチ!


そして、駐車場には沢山のコマクサが咲いていました。

予報通り14時頃から黒い雲が流れてきていましたから、雨が降りだす前に降りてこれて良かったです。




私たちが歩いたバカ尾根コース。

大展望の素晴らしいルートで、外輪山に行くなら車坂峠からよりこっちの方がオススメです!

冬には無理だけどね。


次は秋に再訪します!



バカ尾根から浅間外輪山へ大展望ルート

↑↑↑

動画をまとめていますので、良かったら覗いて見てください。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する