50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【新潟・小出】魚沼アルプスから越後三山の展望を楽しむ(お気楽チャレンジ第1弾)2023年6月10日(土)


魚沼アルプス「鳴倉山」から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


2年前の春から初夏にかけてチャレンジ登山を続けていたお気楽隊でしたが、妙高山チャレンジで私が左膝を怪我して無念の撤退となり、しばらくリハビリ生活を余儀なくされました。

亀の歩みながら、着実に続けていた体力作りが、あえなくゼロ(むしろマイナス)からのやり直しとなってしまったのです。


あれから2年、、


昨年秋にボルト抜き手術を終え、毎週のリハビリ登山で少しずつ体力・筋力・持久力が回復してきた実感があるため、今再びチャレンジ登山を開始することになりました。

なぜなら今秋に妙高山へのリベンジ登山を予定しているからです。


妙高山の山頂まで距離は10㎞、累積標高差は1400m、、二年前の夏なら、(ケガのハプニングがなければ)きっと登れていたことでしょう。

なぜなら当時、、両神山(距離10.6km、累積上り標高差1464m)、御座山(10.9km、1188m)、中禅寺湖一周(24.7km、1021m)、美ヶ原(12.1km、927m)、巻機山(13.2km、1474m)、白馬乗鞍岳(8.5km、743m)、燧ケ岳(11.3km、767m)、、とお気楽としてはチャレンジとなる登山を毎週のように成功させていたからです。

距離と標高差があったとしても、時間さえかければなんとか歩き通せるんだと自信を深めたシーズンでした。

でも今思えば、あの「連チャンチャレンジ」が良くなかったのだろうと、、、

特に妙高山の一週間前に、バスに間に合わないと思い燧ケ岳から猛スピードで下ったことで、何十年も前に前十字靭帯が切れていてグラグラだった膝に過度な負担がかかったのだろうと思うのです。

それが引き金となり、翌週の妙高山で膝が限界を迎えて、正にぶちギレた訳です。

その反省を踏まえ、毎週ではなく隔週チャレンジくらいのペースで、秋の妙高山への準備にしたいと思っています。


前置きが長くなりました、、💦


秋に向けてのチャレンジ登山第1弾!!

(実はこの前の週の社山~黒檜岳からスタートしていますが、ターボが不在だったし、自分たちのペースで歩けなかったので、今回からということにします)


当初は男体山を予定していましたが、関東地方が雨予報だったので、関東甲信越で晴れマークのあった新潟へ出掛けることになりました。


数年前、角田山にカタクリや雪割草を見に行った帰りに見た越後三山の素晴らしさに魅了されました。

高速道路から次々と現れる雪化粧した越後三山の美しいことといったらもう!!

埼玉にはない巨大な姿に感動し、その迫力に度肝を抜かれました。

越後三山、かっけーーーっ!!となるんですよね(笑)

そんな越後三山は難易度高くて、お気楽が登ることは叶わぬ夢なのですが、それを見る山(魚沼アルプス)なら歩けるんじゃないだろうか??と前々から気になっていました。

ちょっと高低差と距離がありますが、なんとかギリギリお気楽許容範囲だと思われます。

チャレンジ登山第1弾としてはちょうどいいレベルと言えるでしょう。

では、亀の歩みの体力作りをかねて、美しき越後三山に会いに、お気楽イツメンで行ってきま~す!



《登山難易度 8》


自宅を2時半に出発し、小出インターを出てすぐの響きの森公園に到着したのは、4時半頃でした。

公園にもトイレはありますが、朝早すぎて開いているか心配だったので、小出インター側のセブンイレブンでトイレは済ませてきました。


早朝の公園には、先客が一台のみ。

4時59分に歩き出しです。

登山口にはターボの天敵・蛇の注意表示が!😱

ターボほどの拒絶反応はないですが、私もマムシやヤマカガシには会いたくない💦


(左上)小学生が作ってくれた階段だそうです。

(右上)登山道にはブナとそれを守るようにお地蔵さまが並んでいました。

(下)まだ雲の下。


大きなブナの木が沢山!

この辺りで道が左右に分かれていて、左に行ってしまい、道間違いしているかも!?と思い引き返しました💦

お地蔵さまは千手観音だ!


引き返して右に進むと、登山道脇に背の低いツツジが出迎えてくれました。


歩き始めて40分、、5時41分に一本杉に到着です。

距離0.9km、標高差で170mほど登ってきました。


見上げるとなかなかに立派な一本杉。

薄い雲越しに魚沼の町並みが見えました。

ノートがあったので、ターボが寄せ書きしていました。


朝日に向かって登っていきます。

幻想的な雰囲気。

背の低いツツジと、小さなコメツツジもありました。


だんだん霧に包まれるようになります。

標高をあげ、雲の中に入ったもようです。

霧の中に浮かび上がる鉄塔に向かって歩きます。

鉄塔の下を通過するとき、結界パワーをいただきました。

「は~れ~ろ~⤴️」


薄暗い霧の中を進みます。

辺りは明け方まで降っていた雨の雨粒がついたクモの巣だらけです。

先頭を行くターボがクモの巣に引っ掛かり、いちいち「んがっ!」とか「ぬぉーーっ」とか叫んでいたので、クモの巣よけネット(本当の使い方は虫除け)を装着できる私が先頭交代しました。


それにしても、蒸し暑いです。

ターボの温度計を見ると、気温は18度ですか、湿度が95%です。


雲の上に出ました!!

大きく広がる雲海に歓声があがります。

涼しい風が吹き、一気に汗がひきました(笑)

場所は「アリゴ沢」。

右手には越後三山が見えるようになりましたよ!


雲海が目の高さに!

こんなに見事な雲海をすぐ足元に見たのは初めてかもしれません。

気持ちいいーーっ!!


パラグライダー発進基地について、コーフンは最高潮!!

みんなあちこち走り回っていました(笑)


越後三山(通称ハナコさん)と二人。

右から八海山、真ん中奥に中之岳、左手が越後駒ヶ岳です。

実はこの時ひだりの山を巻機山だと勘違いしていて、「マッキーが目の前だ~⤴️」などと騒いでいたのですが、間違いでした。

お恥ずかしい💦

まぁ、誰も他に人がいなかったので、問題ないです(笑)


7時13分、鳴倉山(579M)に着きました。

ここでおはぎ休憩。

止まると「めまとい」がうるさいので、ハガレーナも虫除けネット装着!


(上)雲海への飛び込み台!??

(下)山際は雲海が薄くなり里が美しく見えるようになりました。


鞍部までは激下り💦💦

滑りやすい急坂です。

ロープで安全確保しながら、小股で慎重に下りました。


運動神経抜群のハガレーナですら苦労していました💦

足を滑らせたら、先を行くターボを巻き込んで滑落してしまう💦

慎重に、ゆっくり、ゆっくり🐌


鏡池を通過します。

以前のーいちさん達が歩いていたレポではさみしい感じの鏡池でしたが、この日は湖面が鏡のように周囲の木々を写し、真ん中の浮島は青々として、アヤメ(?菖蒲との見分けできず💦)の黄色が鮮やかでした。


豪雪地帯独特の木々の形。

展望はありませんが森が美しく楽しいです。


8時30分、2つ目のピーク「トヤの頭」に到着しました。

出発から3時間半、距離4.0km、単純標高差で440M登ってきました。


三人で記念撮影。

後ろに見えている山並みの更に奥、、右が浅草岳で左が守門岳です。

登ったことがある山が見えるとテンション上がります🎵


越後三山が近くなってきましたよ!

越後駒ヶ岳の左手に見えるのは「荒沢岳」なのではないかと思います。


またまた激下り。

この魚沼アルプスは小さなアップダウンを繰り返すのです。

小さくもないか、、ひとつひとつの登り下りが標高差で100~150Mなので、意外と足にきます(涙)


(左上)ハガレーナの大好きな爬虫類発見!

(右上)木がよけてる~⤴️的な。

(左下)ターボの足がつった!!

つり止めの漢方薬が必需品です。

(右下)ブナの森が美しい!


9時14分、3つ目の大きなピーク「駒の頭」に到着しました。

ここでは豆大福休憩。

相変わらず、右手にはハナコさん、左手には浅草岳です。

標識を見て、「ゲゲゲ」、、まだ「黒禿の頭」まで1時間10分もかかるのか、、と思いました😅

出発から5時間15分、距離5.0km、単純標高差で550M歩いてきたのですが、、まだまだ先は長い。


駒の頭を後にする前に記念撮影しておきました。

笑顔ですが、少々バテ気味です。

何しろ蒸し暑いので💦💦


次のピークに向かう途中、木立の間から見えた越後駒ヶ岳、、う~ん、カッコいい!


ぎんちゃんも沢山ありましたが、今日は接写はやめておきます。

体力温存。


本日一番の激登り!

ロープを使って滑りやすい急斜面をよじ登ります。

(右)お気楽命名「こぶ太郎」ブナ。


10時43分、小出町最高点の「黒禿の頭(770M)」に到着しました。

出発から実に5時間45分、、距離は6.6kmですが、単純標高差でわずかに640Mほどです。

これでこんなに疲れるとは、、妙高山なんて程遠いな、、と少し落ち込みました(涙)

展望は西側のみで、小出の町を見渡せます

ここで、ランチ休憩しました。

当初予定ではここから更に笠倉山まで足をのばすつもりでしたが、暑さにバテバテだったので、今日はここまでとして、そのまま周回コースのみとすることに(涙)


先日、表参道の病院に通院した際に、みんなにお土産で買ってきた「かまわぬ」の手拭いを広げて記念撮影しました。

ターボは青梅、ハガレーナは鳩、私はポテトチップスの柄です。

1日使ってしわくちゃですが😅


では下山開始!

これから歩くルートが良く見えます。

見えるがゆえに、「まだあんなに歩くのね💦」と思いました😂


角田山の灯台コースみたいな尾根歩きです。

丘の向こうに見えるのは日本海ではなく、米どころ新潟の豊かな田園風景という違い。


こちらにも激下りがありました💦

縦根っこに乗って滑り落ちないように、慎重に、慎重に。

(右)ハガレーナが「かっけーーーっ!!」と言いながら撮ってました。

何かの昆虫。

(下)おっ、早朝通過したパラグライダー発進基地から、おびただしい数のパラグライダーが飛び立ちましたよ!

あんなにいてぶつからないのかな??


なかなかに長かった大力山分岐までの道のり。

ここで早くピークにつきたいターボのペースが乱れ、再び足がつりました💦

疲れているところで無理をすると、途端に体が悲鳴をあげる。

分岐から大力山まではわずか!


13時10分、最後のピーク「大力山(504M)」に到着しました。

低木が生い茂り展望がなかったので、先を急ぎます。


大力山の端っこに東屋があり、説明板もありました。

多くの人に愛されている山なのですね。

南の巻機山と苗場山は雲がかかってわかりませんでした。

秋に再訪して、景色を眺めてみたいですね。


パラグライダーがわらわらのやってきましたよ!

ターボが「私たちも乗せてーーっ!」と叫んでおりました(笑)

気持ち良さそうですよね。

皆さん空から私たちに手を振ってくれました。

乗せてはくれなかったけど(笑)


パラグライダーヒッチハイクに失敗したので、大人しく歩いて下山します。

大力山は上は平らな台形なので、下りはやっぱり急勾配!

階段が整備されていました。


鉄塔の下を通過し、秋葉神社へ。

今日もケガなく無事に下山できそうです。

ありがとうございました。


秋葉神社からも参道とは思えない山道を下って、無事下山完了です。

私は最近購入した靴がちょっと足に合わなくて、足の裏が痛くなり、最後の里道歩きは中敷きを外して歩きました(涙)



結果的には、湿度90%の蒸し暑さにバテ気味となり、予定していた笠倉山は諦めて、時計回りの周回のみとなりました。

笠倉山も絡めて、距離14キロ、累積標高差1200mを試したかったのですが、それは別の機会となります。

これくらいでバテていては、先が思いやられます(涙)

蒸し暑いと、一気に体力奪われるんですよね(涙)


後半は山に雲がかかったものの、朝のうちに登った鳴倉山からは、見事な雲海と朝日に輝く山並みを見渡す事ができました。


アップダウンはあるものの、森や展望が素晴らしく、魚沼アルプスは楽しいルートでした!

紅葉を狙って、秋に再訪したいと思います。

秋なら涼しくてもう少し楽に歩けるかなぁ、、


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【栃木、奥日光】おちゃあじコンビと行く社山~黒桧岳、夢の稜線ルート。2023年6月4日(日)


社山の尾根から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


以前から気になっていた、社山から先の破線ルート。

アキロック隊のYAMAPレポを見て、やっぱり行ってみたいよね~⤴️となりました。

笹の稜線歩きがとにかく楽しそうなのです!


がしかし、、距離と標高差がまぁまぁあるんですよね、このルート💦

このところ花を見るお気楽ハイクばかりしているので、体力的に少々不安です(涙)

しかも今回はターボがお休みの回で、他のお気楽メンバーの都合もつかず、ハガレーナと二人だけ。

道迷いしやすいと聞きますし、熊の出没頻度も高いので、心配要素満載です💦💦


そこで、お気楽介護レンジャーの誰かにお供してもらおうと思いつきました。

とはいえ、この頃はお気楽介護レンジャーは当初の計画からは大きくはずれ、全く機能していないし、もはや風前の灯状態。

最初に頼りにしたまきじーのさんは、今や変態山行好きの女性たちの専属ガイドとなり、イダブルーはもっぱら人間業とは思えない長距離トレランチャレンジまっしぐら。

アキロック隊はメンバーも大幅に増え、自分たちの活動で大忙しです(前の週に同じルートを歩いているのですから、そもそも🆖だし)

亀しろコンビに声をかけると、やはり当日は予定ありでした(涙)

彼らは人気者なのですよ、、いろんなグループからひっぱりだこで、お気楽のお相手は月イチ限定なんです😅

そこで、釣りシーズンが始まった今頃は釣り三昧できっと断られるだろうと思いながらも、ダメ元でおちゃださんにお願いしてみると、「実はひまですねん」と返事が!!

このルートは歩いたことはないようですが、一緒に行ってくれることになりました。

おちゃださんの山友あじさんも同行してくれることになり、男性二人に前と後ろを守ってもらって、道迷い予防と熊よけの心強い味方を得ました!


そして、なんとなんと、蓋を開けてみれば、亀しろコンビも同じ日に同じルートを歩くことがわかったのです!

「明日はおちゃださんにガイドしてもらって、社山~黒檜岳ルートを歩いてきますね~⤴️」とウサ亀さんに報告すると、「え?俺らも同じとこ行くんですけど(笑)」と返事がきてびっくり👀

じゃあ現地で会えるかもじゃん???

これは楽しみが増えましたよ🎵

歩みが遅いお気楽は、誰よりも早く出発して、どこで追い抜かれるか(追い抜かれるのは確定事項)、、鬼ごっこ感覚のドキドキ山行の始まりです!


《登山難易度 10》


自宅を2時に出発し、中禅寺湖の歌ケ浜に着いたのは4時半。

朝焼けに染まる男体山(上)、社山(左下)、日光白根山(右下)を見ることができました。

最高のお天気ですよ!

おちゃださんとあじさんと合流し、トイレや支度を整えて、予定通り5時ちょうどに歩き出すことができました!

駐車場には釣り客の車が沢山ありましたが、登山者はまばら。

もちろんウサ亀さんたちにも会いませんでした。

よしよし、彼らよりは早く歩き出せます。

何しろ先に行かれては、絶対会うことは叶いませんからね(笑)


元フランス大使館やイタリア大使館の前を通って登山口を目指します。

風もなく美しい湖面。

(上)三角に尖った美しい山が社山です。

あの奥の稜線を今日は歩くことになります。

(左下)今年もまた訪れたい日光白根山とその外輪山。

日光白根山にはわずかに雪が残っていました。

(右下)今日お供してくれることになったおちゃださんとあじさん。

急な誘いを快諾してくれて、ありがとうございます。


ウサ亀さんご一行が何時に出発する予定なのかは聞いてないので、いつ追い付かれ追い抜かれるのかわかりません。

まさか阿世潟で抜かされて、稜線歩きで全く絡めないのは情けなさすぎると思っていたので、お気楽としてはモーレツスピードで歩いています(笑)

平らな道なら速めに歩けますが、いざ登りになると牛歩になるのは目に見えているので、平らな湖畔歩きで少しでも先に行っておく作戦実行中。

この南岸は熊の目撃情報が多いのですよ。

標識はことごとく熊のえじきになって、ボロボロになってます💦

でも男性二人が同行してくれているので、心強い!


阿世潟までやってきました。

男体山がカッコいい~⤴️

今日はあちらに登っても大展望でしょうね。

そして、釣り人が絵になります。

おちゃださんは釣り人が気になるようで、「あの人は上手い!達人だよ」とか「ここの浜は人気ないんだよね」とか、釣りの話ばかりしていました。


阿世潟からは登りの始まりです。

ウィダーインゼリーでエネルギー注入し、靴ヒモを締め直して、いざ!!

、、、といいつつ、途端にペースが落ちるお気楽(笑)

速く歩けないのは勿論ですが、今日は行程が長いので、余計にゆっくり、初めは特にゆっくりペースが大事です。

おちゃださんに「お気楽、遅いなぁ」と呆れられました(涙)


わずかで阿世潟峠に到着です。

真っ赤なツツジがお出迎え♥️

先を急ぐ面々、、ほぼ写真を撮らないで、ひたすら歩を進めます。


尾根の岩場までやってきました。

(上)社山山頂!?と思いがちですが、これはニセピーク。

こんなニセピークを2~3回越えると山頂が見えてきます。

(下)男体山ファミリーがズラリ。


岩場に乗って、それぞれ写真を撮りました。


尾根歩きになると、途端に写真の枚数が増えていきました。

(上)ダケカンバの林を登るおちゃださん。

は、速くね!??

そう、彼はウサ亀さんたちに追い付かれたくなくてめっちゃ先を急いでいるのです。

彼一人なら、追い付かれることなくどこまでも行けちゃいますが、何しろ亀足のお気楽が足手まといになりますので、先に行っては写真を撮って、景色を眺めて、私たちの到着を待つ感じで歩いていました。

(下)振り返ると、中禅寺湖に突き出た八丁出島が見えました。

秋にはあそこは見事に紅葉するんですよね。


中禅寺湖やその奥の戦場ケ原がずっと見えています。


次に見えてきたのもニセピーク。

シロヤシオが満開でした!!


(上)南には足尾の山並みと、その奥に富士山も見えました。


そして、7時52分、社山到着です!

過去に登った時は3時間半かかったのですが、今回はおいかけっこ効果で3時間を切ることができました!

社山には過去三回登っていますが、勿論最高記録です。

お気楽の当初予想では、社山までのどこかで追い着かれるだろうと思っていたので、追い付かれることなく山頂を踏めたのは、なかなかに頑張ったということになりそう。

まぁ、ウサ亀さん達が何時に出発するのかわからないのですから、そもそもなんもわからんのですが(笑)

社山の山頂標識の後ろ側の木が切られ、男体山を見通せるようになっていました!


社山の先の展望ポイントまでやってきました。

(上)以前子供たちと訪れた時にここから先の稜線を見て「いつか歩いてみたい!」と思った記憶が甦ります。

今日はあそこを歩くよ~⤴️

(下)こんな眺めを楽しみながら、おやつ休憩しました。


(左上)社山から先はコメツガの薄暗い森を下り、

(右上)明るく広い場所に出ました。

(下)シロヤシオがあちこちに。

これは楽しい🎵


(上)これから歩く稜線がS字に続いています。

最終目的地は写真中央の緑が濃い山(黒檜岳)です。

(下)シロヤシオのトンネルがありました!

満開だし青空だし、楽しくて仕方ありません。


(上)所々崩落箇所も。

木がなかなか育たない薄い土壌なんでしょうか??

(下)角度をどんどん変える男体山と中禅寺湖。

まぁ、美しいです、ため息しか出ない。


S時の右下カーブに立ちました。


(上)近くなってきた日光白根山。

(下)男体山ファミリーと戦場ケ原。

そして、真っ青な中禅寺湖。


時々ダケカンバの林が現れます。

天国のような景色。


謎のプライド発動で先を急ぐおちゃださんと、のんびり写真を撮る後続の二人。

上の写真の左手が多分黒檜岳で、下の写真の奥に見えるのがさっきまでいた社山です。


(上)日光白根山と外輪山。

(下)黒檜岳。

これ以上ないほどの登山日和です。


S字の真ん中辺りを歩いています。

気持ちがいい!!

この頃にはウサ亀さんたちに追い付かれるのはいつかいつか?と心待ちにする状態に。

少なくともハガレーナと私はそうでした。

内心早く追い付かれないかなぁ、、ウサ亀さんやとうしろさんは勿論、その山友にも会ってみたいじゃないですか😁

でもそんなお気楽の気持ちとは異なる男が一人、、


こいつだ!!

おちゃださんはどうやら黒檜岳までは追い付かれたくない!!と思っていたようで、とにかく先を急ぐのですよ。

そのお陰で道間違いすること三回!

その一回目がこの場面でした。

稜線をまく形の踏み跡をたどるおちゃださんに最後尾のあじさんが「尾根にも道があるよ。あっちがルートなんじゃないかな?」と提案したにも関わらず、「いや、アキロックさんたちはこっち行ってるから」という確信でどんどん歩いて行き、最後は道がなくなる始末。

だから、アキロックさんたちも道迷いしてるんだってばさぁ!

そうYAMAPに書いてあったじゃん!!😅

結局最後は急斜面の獣道を無理やり登り、お気楽の足にダメージを与えまくり、その後ハガレーナの足がつることになるのでございます💦

獣道ルートは足が踏ん張れないので、一気に体力奪われるんですよね(涙)


今回何度か先になり後になりした「877」Tシャツを着た女性たちは稜線で休憩中。

おちゃださんはお友達になりたいらしく、色々話しかけておりました。

なんなら、その方達と先に行ってもらって構わないんだけど、、そんなに先を急ぐなら😅


それにしても、この稜線歩きは気持ちがいい!

想像していたのの何倍も素晴らしかったです。


時々振り返って、ウサ亀さんご一行の姿を探しますが、ちっとも姿は見えず。

時々現れるダケカンバの林が本当に素敵でした。


うわ!

めちゃくちゃ広い場所に出た!!

アキロックさんたちはここでランチにしたのかも!?

でもこの時時刻は10時5分、、ランチには若干早いので、なるべく黒檜岳近くになってからにするかということに、、。

黒檜岳手前に眺めのいい場所があるといいな。


そして、広い笹原から次のピークまでで、おちゃださん二回目の道間違いをしでかす。

わざわざ遠回りして登りました(笑)

ここでハガレーナの足がつった!!!

そもそも、いつもよりペースが速い上に、獣道歩きをすると、筋肉が悲鳴をあげるのですよ。

おちゃださんと私が持っていた漢方薬で難を逃れましたが、この後も何度かハガレーナの足がつる場面(多分5回位)があり、「だからロングはゆっくり歩かなくちゃダメなんだってば!!」という確信を得ました。

まぁ、お気楽の体力ではという意味です。

この時会話した「877」Tシャツの女性から「後ろから団体さんが歩いて来てますよ」との情報がもたらされます。

おっ、ウサ亀さん達がついにやってきたか!?と喜ぶお気楽に対して「ヤバい!!」となっているおちゃださん。

その後、益々歩みが速くなっていったのでした。

どんだけ追い付かれたくないん??

(おちゃださん曰く「鬼ごっこ感覚の遊び心」だったらしいです)


山頂が少しずつ近くなってきました。

う~ん、どこかに展望スポットありそう???(疑問)


相変わらず先を急ぐおちゃださん。

そして、道は針葉樹の森へと入っていきました。

おや、やはり黒檜岳の周りは背の高い針葉樹の森オンリー??

だって濃い緑色だったもんね、、そりゃそうだ。

そして、11時13分、黒檜岳山頂到着です!

おおぉ、おちゃださんの目標(黒檜岳まで追い付かれたくない!)達成ですよ。

いや、それにしてもウサ亀さんたち遅くない?

きっと今日はお天気いいから男体山に山替えしたんだよ、、ということになりました。

だよね、、つまんないの、、結局稜線で会えなかった(涙)


展望のない黒檜岳山頂で記念撮影。

腹ペコの私たちはここでおにぎりなど食べました。

展望なし、ベンチなしなので、立ったまま(笑)


では下山開始です。

ここから千手堂までの下りは道が荒れていて、道迷いしやすいルート。

展望もほぼなく、寂しい道です。

でも今の時期は花が沢山咲いて私たちを癒してくれました。

シャクナゲはほとんど終わっていましたが、数がすごかった!

これはもう二週間早く来ていれば素晴らしかったんじゃないかな?

そして、シロヤシオがいーーーっぱい!

巨木もありました。


シロヤシオの写真を撮りながら、急斜面を慎重に下ります。


(上)中禅寺湖がわずかに見えました。

(左下)この辺りから、多分道を間違えていた!!!

踏み跡はしっかりあって、めちゃくちゃルートっぽいんですよ。

なので快調に下っていて、ふと、おちゃださんが「あれ?ルートをはずれているかも??」と気づきます。

え?まじ??

デバイスを確認しながら先頭をおちゃださんが歩いてくれていたので油断してました。

道が悪い場所だとデバイスを頻繁に確認していましたが、むしろ道がしっかりしていたのでルートだと信じて進んでいたら、それを下っていくと違う谷に下るようになっていたのです💦

怖っ!!!

正解は尾根をそのまままっすぐ下るルートでした。

どこで間違えたのだろう??

仕方ないので、シャクナゲが斜めに生えた急斜面を横移動(涙)

シャクナゲの枝に引っ掛かりながら、足元はズブズブと崩れ、油断すると左側にずり落ちて行きそうな悪路(道ではない)を必死にたどって、なんとかルート復帰しました。

おちゃださん、三回目にして最大の道間違いでした。

まぁ、おちゃださんに任せてルートを確認しない自分が悪いのですが、、😆

ルート復帰して「やれやれ」となっていると、尾根を下ってくる団体さんが!!

そう!

ウサ亀さんたちご一行がついに、ついに、追い付いたのでした!!


ウサ亀さんたちはなんと7名の団体さんでした。

ウサ亀さんととうしろさんの山友の「みほさん」とそのお友達4名。

写真は、左からみほさん、あじさん、おちゃださん、ウサ亀さん、私、ハガレーナ、とうしろさんです。

やっと会えたね~⤴️

ウサ亀さんに「お気楽に追い付けなくて、『お気楽、速くね!?』ってなってたよ」と言うので、「この男(おちゃださん)の謎のプライドで、絶対追い付かれたくなくて、めちゃくちゃ煽られたんだよ💢そのお陰で、道間違いはするわ、ハガレーナの足はつるわ、大変だったんだから!!」と言いつけておきました(笑)

この時、ウサ亀さんから「今日、ゆずさんもここに来てるんだよ!」と聞き、びっくり!!

今日はこのルート、ヤマッパー大集合だったんだね!

熊の心配無用でしたわ(笑)


ウサ亀さんご一行は先に下ります。

速い、速い、、こんなに速いのに、何で追い付けなかったの??と疑問に思うほど、お気楽は置き去りにされました(笑)

後から聞くと、ウサ亀さんたちは5時20分に出発したそうです。

わずか20分の差??

きっと歩くのは速くても、いっぱい立ち止まって休憩していたんでしょうね。

素晴らしい稜線でしたから、楽しまないと損です🎵


シャクナゲの道を下り、谷に下るザレザレを下り、、


なんとかかんとか、湖畔まで降りてきました!

やった!

歩き通せた!


中禅寺湖畔ではウサ亀さんご一行がお昼休憩していました。

おちゃださんはそこに合流したかったみたいでしたが、私たちがトイレを我慢していたので、そのままスルーして千手ケ浜へ。

バス停のトイレをお借りした後、千手ケ浜のベンチで、ようやくちゃんとしたランチにありつけました。




YAMAPは千手ケ浜で終了しました。

この後低公害バスで赤沼まで行き、そこから路線バスで歌ケ浜に戻る予定にしていましたが、予定変更で遊覧船に乗ることに。

トイレ利用の時に見たバスが満員だったのと、千手ケ浜に停泊していた船を見て料金を確認するとそんなに高くなかったからです。


ウサ亀さんご一行と一緒に船に乗りました。

出港直前に下ってきたゆずさんたちを見つけみんなで手を振りました。

約束してないのに、こんなに知り合いに会える山ってなかなかないよね。

奥日光は本当に素晴らしい。

(左上)千手ケ浜と黒檜岳。

(右上)冠岩。

(下)熊窪。


(左上)赤岩??

(右上)菖蒲ケ浜。

(下)男体山!


ウサ亀さんたちは菖蒲ケ浜で下船して、デポしてあった車で駐車場に戻ったみたいです。

私たちは菖蒲ケ浜で乗り換えて、歌ケ浜まで船で戻りました。

駐車場に着くと、おちゃださんがフルーツ紅茶を用意してくれました!

美味しかったし、オシャレだわ、、ありがとう~⤴️


お気楽としては、折角同じルートを歩くウサ亀さんご一行にもっと手前で追い付いてもらって、いくらか一緒に歩けたら良いいなぁなどと思っていたのですが、(おちゃださんのあおりに負けた)お気楽が休憩なしで、若干はやめのペースで歩いたことにより、最後の最後頃に追い付かれるというビミョーな結末になりました。

まぁ、会えたので良かったです。

最後は一緒に船にも乗れましたしね。


初めての笹の破線ルートは、想像していたのの何倍も何十倍も素晴らしくて、本当に気持ち良かったです。

是非また歩いてみたい!

今回はターボが参加できなかったので、次回はゆっくり、お気楽メンバー大勢で歩きたいです。

黒檜岳は展望がなく、しかも最後の下りが気鬱だったので、次回はあの広い広い笹原までのピストンにしようかな。

ゆずさんがあの稜線だけを何往復もしたい!と言うのがよくわかりました(笑)


おちゃださん、あじさん、突然の緊急要請に、快くお応えいただき、ありがとうございました!

おちゃださんの「遊び心」のお陰で、足をつりながらも、結果チャレンジ成功で良かったです。

でも次に行くことがあったら、あじさんの提案を受け入れたいと思います(笑)


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【お知らせ】YouTube《山歩きJP》の最新版がアップされました。

こんにちは。


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娘たちの運営するYouTube《山歩きJP 》の最新版がアップされましたので、お知らせします。


八ヶ岳の硫黄岳登山の様子です。


絶景過ぎる世界に、ユウは涙が出たんだとか。



【硫黄岳】登山女子が八ヶ岳ブルーと絶景を独り占めするGW | 8peaks , yatsugatake


同時にもうひとつ、、

前日に赤岳鉱泉にテント泊した時の様子もアップしています。


ユウにとっては初めてのテント泊。

子供の頃に何度も経験していますが、記憶にほぼ残ってないそうで(涙)


小さなテントにジュンと二人でくっついて寝たみたい。



【硫黄岳】登山女子が八ヶ岳ブルーと絶景を独り占めするGW | 8peaks , yatsugatake


良かったら覗いてみてください。


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