50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小諸】新顔登場!大好きな雪の浅間山外輪山を歩いて来ました《前編》2020年2月2日(日)

浅間山、槍ケ鞘からこんにちは!

(ハガレーナのシータ写真です)


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


《登山難易度4》


今日は久しぶりに浅間山に出掛けました。

私は今日で10回目の浅間山です。

とは言え毎回言い訳してますが😅前掛山には登ったことはありません💦

私の言う浅間山は浅間山外輪山の事です。

今回はターボが参加できないので、ハガレーナと花子を誘ったところ、昨年秋に初めて浅間山を訪れてすっかりその魅力にはまってしまった勝どんも参加することになりました。

そして、勝どんと花子の次男坊「てっちゃん」がお気楽隊初参戦です。

まだ中学生ですが子どもの頃から家族でアルプス縦走や奥秩父の山小屋泊など沢山の登山経験を持つ「山ヤ候補」です。

自宅を4時45分頃出発し、高峰高原を目指しました。

車坂峠手前の展望地からピンク色に染まる山並みを見渡す事ができました。

正面に八ヶ岳。

左に目を転じると奥秩父の山並みの向こうに富士山。

右に目をやると、北アルプスの山並みまで見えています。

今日は大展望を期待してもいいのでしょうか?

ワクワクしますが、今朝は気温が低く車の窓を開けたらとんでもなく冷たい空気が車内に流れ込んで来てビックリしました💦

車坂峠の駐車場に到着したのは7時前でした。

今日は日曜日ですので、明日に備えて早めの帰宅をしたいと考えています。

ホテルのトイレをお借りし、アイゼンなどの装備を整えて、歩き出せたのは7時27分でした。

車坂峠の登山口で記念撮影です。

今日のメンバーはハガレーナ、勝どん、花子、てっちゃん、そして私の5名です。

気温計測係のターボが不在なので、はっきりしたことはわかりませんが、多分マイナス10度位だったと思います。

とにかく冷え込んでいて強風が吹いていました。

てっちゃんに今日はどこまで行くのかと聞かれ「一応仙人岳までのピストンのつもりだけど、風が強いようならトーミの頭までしか行けない可能性もある」と答えました。

寒くて頬っぺが凍りそうだったので、ネックウォーマーで顔のほとんどを隠して黙々と登りました。

私が遅れがちなのはいつもの事ですが、珍しくハガレーナが度々立ち止まり「なんで今日はこんなに苦しいんだろう😣」と言ってました。

10本歯のアイゼンが重くて、それで足が重く感じるのかなと話していました。

また寒くて鼻水が垂れてきて、ネックウォーマーで口を隠していることもあり、息苦しい感じがしました。

、、なので途中の写真がありません💦

車坂山に着いたのは、7時49分でした。

いつものように勝どんのペースが速く、ハガレーナと私はついていけません。

勝どん親子が車坂山の展望地で待っていてくれました。

八ヶ岳に朝日が当たって白く輝いています。

晴れ女隊(ターボ、ハガレーナ、私)で登ってひどい目にあった天狗岳やあきっこさんが少し前に登った赤岳が美しいです。

富士山もまだ見えていますね。

そんなことを思いながら振り返ると、勝どんが何だか青い顔をしていて、手が冷たくて仕方ない様子です。

私のリュックから予備の手袋を出して二枚重ねすることにしました。

この時から勝どんの様子がいつもと違うなとは感じたのですが、まさか、まさか、、。

鞍部まで一旦下ります。

この坂は結構な急坂で、花子のチェーンアイゼンではよく雪をキャッチ出来ず滑ってしまうので苦労していました。

実は花子、片方のチェーンアイゼンを裏表逆に装着していたことが、下山してから駐車場でアイゼンを外したときに気がつくというオチが、、😱

この時はよく滑ってるなぁと思いましたが、そんなことになっているなど知るよしもなく、、😅

ハガレーナと私は前爪ありの10本歯だったので問題なく下れました。

勝どんとてっちゃんはどんどん先に行ってしまい、女性陣三人で後を追いました。

途中水分補給しようとお茶のペットボトルを取り出すと、なんと凍っていました!

ありゃ、これは飲みずらい💦

そう言えばおちゃださんのヤマップにも飲み物が凍ったと書いてあったな。

何回も冬の浅間山を訪れていますが、今までで一番の冷え込みでした。

8時23分、最初の展望地に到着しました。

車坂山から34分、登山口から56分でした。

過去の記録を読むと、秋に歩いた時は車坂山から25分、登山口から45分と書いてあったので、前回よりかなり遅いペースだったことが分かります。

ハガレーナと私が遅れたので、寒い所で勝どん親子をだいぶ待たせてしまいました(涙)

遠くに見える北アルプスを背景にみんなで記念撮影しようと勝どんに近づくと、顔色が真っ白です😱

どうやら体調が悪い様子。

車坂山から鞍部までの下りを下り終った時、吐きそうになったのだとか、、。

気持ちが悪いようで全くいつもの勝どんではありませんでした。

車坂山でも手が冷たいと訴えていましたし、これは低体温と貧血でしょうか?

こんな時ナースがいてくれたら!

私たちド素人ではどう対処したら良いのか全く分かりません😣

このまま自分だけ下山するからみんなは先に行ってもいいと勝どんが言ってましたが、一人で下山させるのは危険だし、てっちゃんに初の浅間山を見せたい気持ちもあり、この瞬間みんなで色んな事を考えました😅

朝は元気だったのですし、睡眠不足でもないらしいので、朝の冷え込みの中、急ピッチ(勝どんにとってはいつものペース)で登り、そして寒い中私が待たせるという状況で、低体温&貧血になってしまったのではと想像しました。

とにかく体調回復が最優先なので、アミノバイタルが良いのではないかと思いました。

要らないと言う勝どんを飲むよう説得し、何とかチューっとしてもらいました。

吐き気がするので少ししか飲めませんでしたが、、。

勝どんと相談するともう少し登ってみると言うので、私が先頭になり(私ならゆっくりしか歩けないので)、ゆっくりペースで槍ケ鞘まで行ってみることにします。

そこでも体調が回復していなければ中コースから下ることにしようということになりました。

私にぴったりくっついて登って行く勝どんとてっちゃん😅

遅すぎてごめんよ😣

静止画だと良く分かりませんが、上空は強風のようで、すごい勢いで雲が流れていました。

私が先頭だったので沢山の写真は撮れませんでしたが、朝日に照らされてキラキラしているこんな可愛い霧氷があったら撮らずにおれません😁

ハガレーナに「私先頭であんまり写真撮れないから、キレイな霧氷とかあったら写真撮りながら来てーっ!」と叫ぶと、「スマホ死んだーーっ!」との返事が、、😱

iPhoneは寒さに弱い、

弱すぎる(涙)

辺りのコメツガは霧氷というより凍りついていました。

重たそうな氷の塊がボコボコついていてその上に雪が積もっています。

たっぷり氷を身につけて、それでも凛とした姿で強風に耐えるコメツガ。

これは何という木でしょうか?

柳のように垂れた枝に氷がついていて、風に揺れてチリンチリンと風鈴のような音を鳴らしていました。

勝どんに「風鈴みたいに音がしてるよ!」と言うと「あ、ホントだ」とさっきよりは少し声に力が戻ってきている気がします。

日陰だったのでより寒々しい感じになってしまいましたが、毎回通る度に物語の世界に迷い込んだ気持ちになる白い珊瑚礁の道です。

浅間山の頭が見えるカーブまでやって来ました。

槍ケ鞘まであと少しだよ!

ガチガチに凍ったコメツガ(オオシラビソ?)が青空に映えます。

この林を抜けると槍ケ鞘!

(ハガレーナのシータ写真で)

9時10分、槍ケ鞘に到着~\(^^)/

勝どんの体調不良がわかった展望地から40分でした。

いつもならその日初めて目にする絶景にワクワクが止まらない瞬間ですが、今日は勝どんがもしも体調悪くてもここまで来れば中コースから下る事ができるので、ホッとした気持ちの方が強かったです。

ハガレーナのシータで撮影すると、地球の上に槍ケ鞘が乗っかってるみたいに見えます😁

こちらは黒斑山から東篭ノ登山。

その向こうに北アルプスです。

記念撮影しよ~✨とみんなを呼びました。

槍ケ鞘の標識前で記念撮影~\(^^)/

おや、勝どんに少し笑顔が見えますよ!

勝どんに体調を聞くと「さっきのアミノバイタルでだいぶ良くなった。もう平気」との回答が!

ほ、ほんとに!?

あんなものが(失礼)そんなに効くのか!?

一時的な体調不良だったのか?

それとも本当にアミノバイタルが効いたのか?

ゆっくり歩く事で少しずつ体が温まり回復したのか?

全く分かりませんが、とにかく浅間山の神様が微笑んでくれた様子です。

ホッとした様子の勝どんファミリー。

白かった勝どんの顔に少し赤みが増した気がしますよね。

このまま下ることもできると話しましたが、「いや、もう大丈夫。先に行ける」と言うので、「じゃあとりあえずトーミの頭まで行ってみよう。それでまた体調見て大丈夫なら次の山、そしてまた次と繋げて行こう」と話しました。

そもそもトーミの頭でド強風が吹いていたらそれより先に行くのは取り止めですしね。

ではあちらの坂を登ってトーミの頭を目指しましょう。


続きは【中編】にて。


いつもありがとうございます😊

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