50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】千手堂のクリンソウは二分咲き。中禅寺湖畔でワイワイ山メシのあと、千手の森を歩きズミが満開の西ノ湖へ《後編》2019年6月2日(日)

《登山難易度1》

西ノ湖、満開のズミの前からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!


奥日光に花を求めてやってきました。

戦場ケ原のズミがまだ蕾のようなので、湯ノ湖と中禅寺湖、そして西ノ湖と回ります。

奥日光の湖コンプリートの旅【後編】です。


湯ノ湖駐車場を10時16分に出発し、赤沼駐車場に着いたのは10時28分でした。

満車でしたが、ちょうど1台出ていく車があったので、待つことなく停められてラッキーでした。

ここまでの車中で調べたホームページの時刻表によると、次のバスの発車は10時半だったので、あと2分しかない!とリュックをワッセワッセと揺らしながらバス停まで走りました。

ところがバス停に着くと次の発車は10時45分とのこと。

なんだ、良かった、と思うと同時に、ホームページは最新じゃないんかい!?と頭の中でクエッションマークです。

とにかく15分の猶予ができたので、トイレを済ませ(湯ノ湖駐車場では私とハガレーナは三脚の修復をしていたのでトイレに寄れていませんでした)、バスの一番後ろの席で発車を待ちました。

今日は2台でピストンしているそうです。

来週は3台になるみたい。

その頃にクリンソウが満開になるということですね。

低公害バスで新緑の森を抜け、小田代ケ原を右手に見ながら(私は内側の席だったので写真は撮れず、、😢)走り、千手ケ浜バス停に到着したのは

11時12分でした。

ツアースタッフと思われる方が、今流行りのグランピングの道具をバスの貨物室から出していました。

千手ケ浜に向かいます。

今日は強風が吹いてないよ!ピカンチ(^-^)

一年前はこの道を強風に煽られながら、体を丸めて歩いたのでした。

約一年ぶりの千手ケ浜です。

今日は少し曇っていて、湖面が青くないし、男体山も雲のなかですね(涙)

快晴ならこんな景色が見られるはずなのに、、↓(一年前の景色)

お天気によってこんなにも湖の色が違うのです。

今日は残念な灰色ですが、そんな中禅寺湖を背景に記念撮影。

何を表してるかわかりますか?

千手ケ浜の「千」です。

う~ん、イマイチか。

ということで、漢字ではなく英数字の「1000」。

衰え始めた50代の脳細胞としてはなかなかのアイデアじゃないですか?😁

おおお~、あれは一年前のド強風の時に、風避けにになってくれたハルニレの巨木です。

あの根元に三人並んで座ってカップラーメンを食べたのでした。

橋を渡って千手庵にクリンソウを見に行きましょう。

こちらは初代千手庵管理人の名前を冠した「乙次郎橋」。

結構揺れます。

で、この後で千手庵の庭に入って行ったのですが、入ってすぐに一年前に千手堂の歴史など教えてくださった管理人さんが近づいてきて挨拶もしてないのにいきなり「千手堂に行ってきたかい?」と話しかけてこられました。

「まだです」と答えると「先に千手堂に行ってこなきゃダメだよ!先にお参りしてきなさい」と言われ、「は~い!わっかりました~!行ってきま~す」とUターン。

なんで、なんで~?

まさか一年前にきた私たちの顔を覚えてたはずもないし、なんで私らだけにこんな指示が~?

他の観光客たちは普通に千手庵だけを訪れていると思われるのに、何故に私たちだけにちゃんと手順を踏ませるのだろう?

もう可笑しくて仕方ないです。

でもとにかく管理人さんの指示なのですから、それに素直に従うしかない「教え子たち」です。

千手庵から10m入ったくらいでUターンすることになった私たち。

クリンソウを見ることなく、まずは言い付け通り千手堂を目指します。

話題は「なんで、私らだけ~?(笑)」です、もちろん。

昨年管理人さんに教えてもらったミズナラの木に今年も熊棚発見!

最後の橋を渡り、

わずか数メートル登れば、千手堂です。

平成28年に再建された千手堂。

この千手堂のお陰で奥日光には大きな台風が来ないのです!(管理人さんの談)

一年ぶりにやってきました。

いつも安全登山を見守って頂き、ありがとうございます(^-^)

とりあえず今日一日楽しく過ごせますように、、m(__)m

すると側にいた老夫婦が「あ、鹿がいるよ!」と。

南岸に続く道の横で雌鹿が何かを食べています。

私たちがこんなに近づいても、全く気にせず何かを食べ続けています。

何を食べているのでしょうね。

しばらく観察してみましたが、良くわかりませんでした。

ピカンチが写真を撮ろうとしゃがんだ途端、鹿はびっくりして後ろに飛び退きました。

目線が合うと怖いのでしょうか?

鹿はランチの真っ最中なので、私たちもお昼にすることにしました。

鹿に別れを告げ、千手堂の下にある砂浜に行ってみました。

ピカンチが白い岩場の方に歩いて行きます。

眺めが良さそうですから、あちらでランチにしましょうか。

時刻は11時50分です。

まずはコーヒーを淹れます。

今日は荷物の少ないピカンチに水を持ってきてと頼んでいました。

「ピカンチ、水出してー」と言うと、ピカンチのリュックから出てきた水がこちらです↑

ピカンチが1.5リットルの水をまるで日本酒のように取り出しドンっと置いたので笑ってしまいました。

ピカンチのリュックの中にはこの水とパプリカを切ったやつやチーズなどのわずかな食材しか入ってなかったらしいです(笑)

カッパや防寒着をもしもの時のために持ってきてねと、ピカンチ個人宛にラインしておいたのに、読んでなかったらしいです、おいおい😅

今日は風も強くなく雨も最後まで大丈夫そうですから良かったです。

まぁ私のリュックの中にはメンバーが何か忘れた時のために防寒着も幾種類か、手袋も三枚入っているのですけどね。

そんなの入れてるから、日帰りのお気楽ハイクなのに、「山小屋泊まるの」と聞かれる程の荷物になるのです。

だって、ターボとハガレーナ以外は誰かしら何かしら忘れるんだもん(涙)

今日の材料です。

鐘撞堂山ではターボが玄関に忘れてきたドリップコーヒーが登場(あ、ターボも忘れ物してたか。でも命(体調)に関わるものではないから)。

甘党のハガレーナ以外はブラックです。

鐘撞堂山で予行演習しておいたので、みなテキパキテキパキ動いています。

風が少し吹いていて、バーナーの炎がなびくので、「アチチチチ」と言いながら、「あっち持って」とか「こっちに向けよう」とかヤイノヤイノやっています。

今日お初の材料はヤングコーンです。

焼いて食べましたが、結局ほぼ生でした。

彩り鮮やかな今日の山メシ、いかがでしょうか?

映えの練習継続中😁

第二弾はアスパラ投入~🎵

今日は私がサラダ油を忘れてしまいました(あ、私も忘れ物してたわ😅)

第一弾はベーコンがあったのでいくらか油が出ましたが第二弾は油っけがなくてなかなか焼けない(涙)

火を使うランチは忙しい、忙しい💦

焼けた食材をすぐに載せられるよう、ピカンチがコッペパンを持って待機しています。

第二弾の完成~✨

アスパラが美味しい(*^^*)

ヤングコーンはほぼ生だけど。

この写真を撮っているとき、あ、ここって千手堂のすぐ下の浜辺だったんだと気がつきました😅

千手堂にお参りしているハイカーが見えたので、ワイワイ騒いでいたのを見られていたか!と思いました。

千手ケ浜には沢山人がいるのだと思いますが、こちらの浜はとても静かです。

二杯目のコーヒーを入れ、デザート全部載せプレートです。

お腹がいっぱいになり、マフィンは後で食べることにしました。

13時13分、片付けをして歩き始めることにしました。

今日のランチタイムは1時間23分でした。

焼き焼きメニューを始めてからどうしてもランチの時間が長くかかるようになってきました。

山メシの楽しさを知ってしまったので仕方ないのですが、今後は山でのタイムスケジュールにランチを1時間半は考えておく必要がありますね。

千手堂近くのクリンソウ群生地に立ち寄ってみましたが、クリンソウはほんのわずかです。

盛りの時の景色はこちら↓(2018年6月16日)

今年もあと一週間~二週間したらピンクと白のグラデーションが美しい景色が見られることでしょう。

今年は6月2日、まだこのくらいでした。

ではいよいよ千手庵のクリンソウを見に行きましょう。

やはりまだ咲いてないですね。

手前の方に少しだけ咲いていました。

同じ場所から見た昨年の6月16日の様子はこちら↓

二週間後にまたこの景色を見に来たいですね。

豊かな水の流れの中を遡上するマスが沢山いたので「マスがいるよ」と言うと、ターボが「マスがいます、でしょ」と。

「また満開のクリンソウを見に来たいね」と言うと、「クリンソウを見てくりんそう」とコンマ1秒返しを連発していました😅

草原の方もまだチラホラ咲いているだけです。

この辺りの昨年6月16日の様子はこちら↓

二週間後、晴れの日に訪れたいですね。

この後、千手ケ浜へ戻る途中で左手に入っていけば西ノ湖に続く千手の森なのですが、トイレに行きたかったので千手ケ浜まで戻って来ました。

サイクリストの皆さんが沢山いました。

低公害バスが走る赤沼~千手ケ浜の道はバイクは乗り入れ禁止ですが、自転車はOKらしいです。

吹き流しが風に揺れています。

いくらか風があるみたい。

過去に二回訪れていますが、開いているのを見たことなかった小屋の窓が開いていて中に男性が座っています。

今日はあの桟橋に着く遊覧船が運航しているということなんでしょうか。

それともツアー客だけ迎えに来たりするのかな?

トイレが忙しかったので尋ねることもせず通過しました。

13時55分、トイレのある千手ケ浜バス停まで戻って来ました。

14時過ぎに千手の森へ向け出発です。

「ズミを見に行くよ~🎵」と私が言うと、ターボが「了解ズミです!」と敬礼してました😁

すぐに千手堂方面との分岐が現れますので、ここは右へ。

西ノ湖まで2.4キロ。

ドロノキの保護林だそうです。

辺りは巨木だらけ!

こんな大木があちこちにあります。

千手の森唯一の登りが前方に。

数メートルです。

こんな歩きやすく平らな道が森の中クネクネと続きます。

とても気分がいいです。

熊だけが心配なので、熊鈴を鳴らしながら歩き、辺りをキョロキョロ眺めては黒っぽいものがあるとちょっぴりドキッとするウサギ🐰のようなハートのお気楽隊です。

なので、熊なんかに負けないぞ!の強そうなポーズで🐻

負ける気しかしないぜ😰

まぁ、もしも出会ってしまったら、とにかく慌てず、てんでバラバラに逃げたりせず、四人で固まって、目を反らさずに後退する。

そして歩いているときはなるべくおしゃべりして、こちらの存在を早めに熊に伝えましょう。

この辺りはミズナラ、ハルニレの保護林だそうです。

ミズナラ!熊さんの大好物ですね~😅

左手に湿原のような場所が見えてきました。

道から外れて森に入ることは禁じられていますので、湿原なのか、草原なのか確かめることはできませんでした。

ここだけポッカリ広範囲に木がありません。

「山の神」の分岐を通過します。

カラマツの林になり、鹿の食害を防ぐためのテープが現れました。

トウモロコシを原料とした生分解性のテープでゴミとはならないと書いてあります。

この説明書があちこちにくくりつけてありました。

景観を損ねるとか、ゴミになるんじゃとか、クレームの電話でも入るのでしょうか?

小さな白い花が道を縁取っていました。

ヘビイチゴの一種ですかね?

前方に赤い吊り橋が見えてきました。

橋を渡って西ノ湖方面へ向かいます。

辺りはアオダモの幼木がいっぱいです。

この木は倒木の上に根をはり、やがて倒木が朽ちてしまったのですね。

とっても大きなハルニレ(?)の木があったので、ハガレーナが張り付いてみました。

湖が見えてきました。

14時40分、西ノ湖に到着です。

分割写真。

右からターンして、、。

今日は少し水の量が少ないですね。

少しぬかるんだ地面に鹿の足跡がありました。

鹿の水呑場になっているのかな?

それでは池の右手にあったズミを見に行きましょう。

満開のズミの下で。

実ではないので、たわわに実っているという表現はおかしいのだとおもいますが、そんな表現しか出てこない😅

花の重さで枝が重そうに見えるほど、「たわわ」です。

それぞれが写真を撮りまくりです😁

満開のズミ、昨年何度も奥日光を訪れたのに、あいにくタイミングを逃してしまっていたので、とても嬉しかったです。

桜ともシロヤシオとも違う魅力があります。

爽やかで瑞々しくて可憐で、横に大きく伸ばした枝振りが逞しくもあります。

想像通り(*^^*)

ズミの事が大好きになりました。

いつの前に男体山が見えていたので、「山」のポーズで。

いつまでも見ていたいけど、バスの時間もありますし、そろそろ帰らないといけません。

さぁ、バス停に行くよ~!のポーズ。

15時9分に湖を後にしました。

バスの時刻表を見ると、次は15時14分で、それには間に合わないので、その次の15時54分に間に合うように先を急ぎます。

帰りは写真はほとんど撮らずにスタコラサッサ。

橋の所まで戻ってきました。

千手ケ浜バス停方面との分岐を通過。

真っ直ぐ進みます。

カラマツの中にシラカバの混在した森です。

まだ倒れたばかりのシラカバの木がありました。

案外根っこが浅いのですね。

土の下は砂地なのかもしれません。

真っ直ぐに続く素敵な小路。

今日は一日とても楽しいハイキングでした。

15時31分、バス停に到着です。

バス停のある広場(かつては駐車場だったみたい)にあった案内板です。

案内板にはのっていませんでしたが、いつか西ノ湖の奥にある「カクレ滝」を見に行ってみたいと思います。

奥日光には見処が沢山あるので、制覇するには何年もかかりそうですね。

側を外山沢川があったので、私だけ川岸におりてみました。

もちろん味を確かめましたよ。

うがいして手を洗いました。

ピカンチに靴紐の結び方講習会をしているところです。

時間があったので、デザートのマフィンを食べました。

この後バスは時刻表通りにやってきて、座席にも一人づつ座ることができました。

千手ケ浜から乗ってきた人でいっぱいかと思いましたが、案外空いていて良かったです。

もう16時近いので、みんな既に帰ってしまったのでしょうね。

16時17分、赤沼駐車場に帰ってきました。

車はだいぶ少なくなっていました。

今日も奥日光で遊び倒しました😁

朝の8時前から夕方16時過ぎまで、8時間以上、、(笑)

ピカンチもとても楽しそうで、また別のルートを歩いてみたいようなことを言ってました。

良かった、良かった☺️

来週も奥日光を歩く予定にしていましたが、週間天気予報だとどうやら雨模様みたいですね。

その次の週に初めて参加する友達を戦場ケ原にお連れしたいと思っているので、その時は晴れてくれるといいな。

そしてズミにそこまで頑張って欲しいですが、どうだろう?

まだしばらく花のシーズンが続きますから、奥日光を味わい尽くしたいと思います。

歩数は24000歩でした。


最後までご覧頂き、ありがとうございました☺️

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