50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、みなかみ町】令和改元GW最後の山は、上越国境の三国山へ。雪を斑にかぶった美しき山稜に魅了されました《前編》2019年5月5日

《登山難易度 3》

三国山からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


改元のお陰で長い長い連休となった今年のゴールデンウィーク、既に3ヶ所の山域に出掛けました。

いよいよ、火曜日から仕事が始まります(涙)

長いお休みの最後を飾るのは、上越国境の三国山にしました。

今回は義姉(2号)が帰省してくるので、楽勝な山に連れていってと言われています。

そこに長女も加わり、ターボと四人で出かけることになりました。

自宅を7時37分発、コンビニ経由、関越道を使って三国トンネルを目指します。

9時9分、赤谷湖の側のローソンで10分程トイレ休憩しました。

赤谷湖にはこどもの日ということもあって、沢山の鯉のぼりが泳いでいました。

長女と一緒に山に行くのは久しぶりです。

去年の日光白根山以来でしょうか?

長女のポーズは5月5日を表しているらしいです。

三国トンネル手前のトイレのある駐車場に着いたのは9時38分でした。

出発が遅かったので、もしや駐車場がいっぱいだったりしたらどうしようと心配しておりましたが、杞憂に終わりました。

停まっていたのは数台で、ガラガラでした。

皆でリュックに買ってきた食料を入れたり準備をします。

その時2号が長女の名を呼び、ペットボトルの飲み物を差し出して「これ持ってよ」と言ってきました。

私は「そのくらい自分で持ちなよ。自分の物は自分で運ぶんだよ」と言うと、「だって重いんだもん」と甘えた声を出していました。

都合のいいとき、2号は高齢者を装うので、油断もすきもありません。

支度を整え歩き出そうと思いドアの鍵を閉めようとすると、2号の使っていたドアだけ全開でした。

「お姉さん、ドア開けっ放し」というと、「あ、忘れてた」。

こういうところは2号が高齢者だからではなく、昔からの性格(?)です。

既にそんな2号の性格はターボにも知れていて、「お姉さ~ん、またやってくれたねぇ」と笑われていました。

9時56分、歩き始めます。

すぐに三国トンネルが見えてきました。

3人で「トンネルの赤ちゃんだ~🎵」と騒いでいます。

見るとこれからトンネルを掘り進む為のマークが壁につけられていました。

あんな風に壁にまあるく線をひいてから始めるんですね。

上越橋を渡ります。

橋を渡ると三国隧道で、その右手前に登山口があります。

あれが三国山でしょうか?

10時6分、登山口です。

登山口の標識と長女をちゃんと撮影したつもりでしたが、長女の顔の前に蔦がビロンとなってましたね(涙)

では長女を先頭に登山スタートです(*^^*)

気持ちのよい雑木林をジグザグに登って行きます。

この花は何でしょう?

道端に沢山咲いていました。

今日の標識はこの可愛い赤色です。

登山口から0.5キロ、三国峠までは1.0キロの所まで来ました。

コーナーを曲がると、遅れがちな私を3人が待っていてくれました。

並んだ3人見て「でかっ!」と思ってしまいました。

今日の平均身長は高いですよ~😁

(172+169+164+163)÷4=167センチ。

日本人女性の平均より10センチも大きいですね。

そして今日は平均年齢は低いですよ~😁

(57+55+53+24)÷4=47.25。

なんだ、それでも47才か(涙)

大して若くならなかった。

ターボが「平均体重は?」と聞いてきたので、「それは計算しない」と答えました。

これも日本人女性の平均を大幅に超える結果になることでしょうが。

登山道にあった石を見て、長女が「ステーキみたい~🎵」と言っています。

ターボが「どれどれ?まぁ、ステキ💕」と。

今日は長女が「メモして~❗」という役目らしいです。

なので仕方なくメモしたので、一応ここに記します。

道の脇に残雪が少しだけありました。

今日の往路で見えた周囲の山が結構白かったので、アイゼンを忘れたけど大丈夫かなと思っていましたが、この程度で良かったです。

しばらく谷に沿って登っていました。

沢の方から吹き上げる風が時々通り抜け、汗がさ~っとひく感じが気持ち良かったです。

新緑にはまだ少し早いようですが、笹の森が美しいですよね。

残雪に足を滑らせると滑落するので慎重に。

ま、少しだけでしたので、全然平気でした。

10時38分、分岐に到着です。

三国峠まで0.5キロです。

この辺りでは「トントントントン」というキツツキが木の幹を叩く音が響いていました。

ウグイスも鳴いています。

分岐からは少し道がなだらかになりました。

この辺りで長靴をはいた男性とすれ違い、「今日は苗場山がキレイに見えてるよ~」と教えてもらいました。

「山ガールかい?」と聞かれ、ターボが「だいぶくたびれてますけどね」と答えていました。

その後「山ガールじゃなくて山おばさんだろう」「いや、今日はN姉さんがいるから山ばばぁか」などと続いたことは言うまでもありません。

日頃自分たちより年上の人と歩くことがないので、今日のターボは若さアピール半端ないです(笑)

前方に三国峠が見えてきました。

10時44分、三国峠(1300M)に到着です。

登山口から38分で、標高差200M登ってきました。

大きな鳥居があります。

三国峠は越後と関東をつなぐ交通の要所で、三国街道の中でもこの峠は最大の難所だったらしいです。

確かに地図を見ると、深い山塊の上越国境の山の中で、この三国峠の場所だけ奥まで緑色の比較的標高が低いエリアが入り込んでいて、少し登れば山を越えられるのがわかりますね。

こちらの地図の方が分かりやすかったですね。

三国山からは万太郎山や平標山へ縦走することができます。

鳥居の向かって右手にある高台から一周回って眺めを楽しみます。

こちらはこれから向かう三国山方面。

こちらはみなかみ町方面。

こちらは歩いて来た三国トンネル方面。

稲包山方面。

見えているのは長倉山だと思います。

苗場方面。

10分程休憩し、三国山を目指して歩き始めましょう。

、、と思ったら、長女とターボが苗場方面へ峠をそのまま下りそうになっていました。

「ちょ、ちょ、ちょっと待った~❗そっちじゃないよ。こっちだよ」と神社右手の道を私が指差します。

「え!?あ、そんなところに道があったんだ」と言っています。

おいおい(苦笑い)

「いやぁ、普通こっちでしょ。あっちに山頂があるんだからさ」と、すべての会話をあっち、そっち、こっちで伝え合う私たちです。

目指すは三国山山頂!

ここから山頂までず~っと階段が続きます。

歩き始めながら、長女が「友達の中に山に行きた~いって娘が結構いるんだよね~✨」と言っています。

「だったら連れて来なさいよ」と言うと、「今度マジで連れてくるよ」と言うので「オバチャンたちの写真じゃちっともインスタ映えしないから読者が増えないんだよ。若くてキレイな娘を載せたら読者が増えるかもじゃん!😎ニヤ」と私が言うと、「今の若いコは写真載せても全然オッケーだよ~🎵」と言っておった。

ナイス!

私の読者を山の内容でもブログの面白さでもなく、若いコの写真で広めようという、私のイヤらしい企みがうまく行きそうですよ😎ニヤリ

いや、まじで、「若いコ出る出る詐偽」になるから、本当に連れてきて欲しい。

長女よ、頼んだぞ!

そんなことを考えつつ、今は階段をヒーヒー言いながら登っています。

どんどんひらける眺望が素晴らしいです。

少しずつ苗場山が見えてきました。

階段はまだまだ続くよ、どこまでも。

今日は私が最後尾を歩いていたので、ほぼ2号のお尻でお届けします。

2号は袈裟丸山遭難事件以来の山歩き。

決して最後尾は歩きません、というか、歩かせられません。

キレイだな~✨

空に向かってどこまでも続く階段。

空が青くて気持ちいいです。

乱れた息を整えながら、雄大な景色を眺めました。

長女はずっと先に行き、道に座ってオバチャンたちを待ちます。

ターボがヘロヘロになりながらも二番手で現れました。

その後2号と私も加わり記念撮影です。

この絶景を背景にみんなで写真を撮りたかったみたいでずっと待っていてくれました。

5月5日のこどもの日!

ターボは「ゴーゴーで55歳の日だ!」と言っておりました。

てことは私の日?

何枚も写真を撮ってしまう、、そんな私たちを長女が「雰囲気出てるよ~🎵」と言いながら撮ってくれました。

「すごい山に登ってるみたいに見える」(笑)

ちょっと山頂に近い雰囲気になってきましたが、、

尾根の肩のような場所でした。

時刻は11時35分です。

三国峠出発から40分かかりました。

山頂はまだまだ先です。

ベンチがあり、そこからは遂に苗場山が見えるようになってきました。

平らだったのはほんの一瞬で再びの急坂になります。

11時45分、分岐が現れました。

左手に行くと、平標山への近道みたいです。

私たちはそのまま階段を登って行きます。

古い階段と新しい階段が入り乱れて面白い模様になった斜面です。

3人が階段に座って私を待っていました。

突然目の前にこんな景色が現れます。

「なに、なに、なにこれ!?未来都市みたい!」とわたしが叫ぶと、「N姉さんと全く同じ事を言ってる。血が繋がってないのにね」とターボと長女が笑っていました。

昭和30年代生まれはこういう風景を未来都市と連想するのだ!

だって、まるで未来少年コナンのインダストリアルみたいだよ。

山の中に突然現れる未来都市。

苗場のスキー場ですね。

いやぁ、これはすごい。

来て良かった!

素晴らし過ぎて、しばらくボーッと眺めを楽しんでいました。

日常からかけ離れたこんな世界に身を置ける幸せ。

風もなく穏やかで、太陽の日差しが暖かいです(若干日焼けが心配だけど)。

まもなく山頂かな?

もう一息頑張りましょう。

空中散歩しているみたいな二人。

天国への階段みたい(笑)

私たちはこんな所を歩いています。

12時8分、再び分岐が現れました。

右手には雪の道(?)

左手には平標山の表示があります。

長女とターボは迷った挙げ句、右手の表示が「三国峠」と書いてあったのに惑わされて、左手に進んでいました。

私が呼び戻します。

たぶん右手の雪道を行くのだと思う。

雪があってどこまでが地面か怪しいので、最後は私が先頭を行きます。

(振り返って撮影)

すると分岐からわずかで山頂に到着しました!

12時14分、三国山山頂(1636M)に到着です。

登山口が標高1100Mですから、標高差536Mでした。


今回は比較的お気楽登山なので、一気に書いてしまおうと思っていましたが、載せたい写真が多過ぎて、長くなっているので、ここで【前編】として投稿します。

大した行程でもないのに、毎度毎度長くなって申し訳ありません。

では、続きは【後編】にて、、。

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