50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【東京、伊豆大島】竹芝桟橋から旅客船で伊豆大島へ。三原山の大自然に抱かれた一泊二日の旅《前編》2019年5月2日

東海汽船サルビア丸デッキからこんにちは。


ご訪問頂き、ありがとうございます(^-^)


今回は目線を変えて、東京竹芝桟橋深夜発の大型旅客船で伊豆大島に行って来ました。

表題に一泊二日と書きましたが、伊豆大島で一泊はしておらず船移動の船内泊になります。

早朝伊豆大島につき、三原山に登り、その日の午後にジェット高速船で戻って来るというスピードお手軽旅行です。

竹芝桟橋深夜発なので、例えば金曜日に仕事上がりで出掛けても、土曜日の夕方には東京に戻れるので、ほぼ日帰りの感覚で伊豆大島まで行って来れちゃいます。

この旅を企画したきっかけは、「みやっちさん」のブログでした。

今年3月にこの行程で行かれていて、東京湾の夜景、海からの朝陽、三原山を眺めながら朝の露天風呂、三原山をハイキング、サクラ株の桜、地元飯(磯ラーメンや丼)、海の側の露天風呂と、伊豆大島の一日を満喫されている様子を拝見し、これはやってみたい!と思いました。

「今日という日を忘れずに」の「みやっちさん」は普通の登山だけでなく、観光も取り入れた様々旅の形態をブログアップしてくださる、有名なブロガーさんです(^-^)

旅のプランは他を色々検索するでもなく、ただみやっちさんのブログだけを頼りに計画しました。

それによる詰めの甘さが後ほどいくつも露呈することになるのですが(涙)

私たちは埼玉県北部在住なので、みやっちさんみたく仕事終わりにさらっと行くという訳にはいきませんので、ゴールデンウィークを利用して出掛けることにしました。

船の出港は深夜23時なので、自宅を15時に出る予定にしていました。

この日は久しぶりの青空が広がっていたので朝から大洗濯しながらも、片手には携帯を持ちハガレーナやターボと持ち物確認などをラインでやり取り。

だんだん旅への期待が膨らんできて、動悸がしてきました。

結局車に乗り込む時点で既にテンション80%位でした。

動悸がおさまらない💦

ターボが迎えに来てくれて、自宅を15時3分に出発。

花園ICから関越道に乗り、三芳SAでトイレ休憩、新座料金所通過が16時11分、その後車のナビは首都高を通らせず、ゴールデンウィークの東京の街中を走らせました。

↑新宿五丁目東交差点

東京の街中を車で走ることなどまれなので、ナビに写された景色が目の前の景色(建物の形状とか看板まで)がまったく同じであることに、テンションMAX!

「何?何?見える景色とまったく同じじゃん!」の田舎者丸出しでナビの写真を撮りまくりです(^^;

樹木や道路のペイントまで正確に再現されています!

これって多分今のナビの常識なんでしょうね。

私たちが見たことなかっただけで。

でもこんなことですら初めて目にすると、文明に初めて出会った原住民のように驚き、はしゃいでしまいました。

首都高の下をくぐるこんな立体的な表示も。

何しろ竹芝桟橋は浜離宮の先、大都会を抜けないと行けない場所にありますから、ターボのナビは変な抜け道なども案内して、その度に横断歩道を横断する歩行者に阻まれたり、突然左折のみのレーンになって、「あ~れ~、左折しちゃいま~す」みたいなことになったり、信号乱立でどこを右折すればいいのかわからなくて、通り過ぎてから「あっ、ここ!ここ!ここを曲がるんだった!」「ひぇ~、わっかりずら~😱」などとなりながら、当初のナビ予想を大幅に越えて、17時41分、竹芝桟橋隣にあるホテルコンチネンタルの地下駐車場に車を停めることができました。

ホテルコンチネンタルの車寄せを三回位通過した(駐車場を探してグルグルした)気がします。

辺りに停まっているタクシーに「この熊谷ナンバーは一体何がしたいんだ?」と思われた事でしょう。

結局駐車場はホテルコンチネンタルの駐車場で、車寄せの端から左に曲がり地下に入っていくので正解でした。

自宅出発から2時間38分ですから予定より1時間多くかかりました。

とはいえ、ターボが駐車場がないこと(満車)をとにかく心配していたので、無事停められて一安心です。

そこからリュックを背負い、手には登山靴を持ってターミナルに向かいます。

エレベーターに乗って扉が空くと、なんとそこはホテルコンチネンタルの超高級そうなレストランの真ん前でした😱

「ま、まじっ!?」

一瞬降りるのを躊躇いました。

ハガレーナは「ど、どうする?」ともう少しで「閉」を押しそうになっていましたから。

エレベーターの四角い箱の中で、オロオロする三人組をご相談ください。

今思い出しても笑える。

いやいや、行くしかないでしょ。

フカフカの絨毯の上に大きなリュックを背負って一歩踏み出したのでした。

人間にとっては小さな一歩でも、貧乏ハイカーにとっては大きな一歩だったのです!

(by アームストロング)

山の格好のおばちゃん三人組、本当はコソコソ歩きたいのですが、何しろ大きなリュックで目立ちます。

仕方ないので、都会的なお洋服のお客様たちが談笑する美しい装飾のホールを、堂々と中央突破いたしました。

全身満艦飾の可愛らしいホテルマン(女性)に「ターミナルにはどうやって行ったらいいですか?」と聞くと、「ターミナルですか?」と不思議そうな顔をされました。

え?ここターミナルへ行く道と違うの!?私たちどこに迷い混んだの!?と一瞬(0.3秒くらい)思いましたが、怯まず「竹芝桟橋に行きたいのですが」と言い方を変えると、「あ、竹芝桟橋ですね。それはあっち行ってこう行って、、云々かんぬん」と教えてくださいました。

良くわからなかったのですが、「私たちは竹芝桟橋に向かうためにここを歩いているのです」アピールができたので、とりあえず外に出れば何とかなるだろうと思い、テキトーに外に出ました。

さも私たちは進むべき道が分かっていますという雰囲気を背中に漂わせながら、心の内はとっととこの高級ホテルから逃げ出したい気持ちを隠しつつ、無事脱出成功!の場面です。

この後も私がトイレを探しまわったり、ターボが携帯を車に忘れて取りに帰るなどのすったもんだがありましたが、、

何とか竹芝桟橋ターミナルに到着しました。

みやっちさんの写真とターミナル入口が随分違うのですが、私たちがたどり着いたのは待合室の左端にある出入口でした。

竹芝桟橋は今やこんな風になっているのです。

変わりすぎてもう私が知っている桟橋ではない😅

初めに迷い混んだ(地下に駐車場がある)のはこのイラスト一番右手の「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」です。

今日私たちが乗る予定なのは東海汽船のサルビア丸で、出港は23:00、乗船開始が22:30です。

せっかく早く着いたのですから、とっとと乗船券を購入したい(ターボが電話で予約済みです)のですが、乗船券販売は20:00からと書いてあります。

中に女性スタッフがいたので、予約している場合はどうなのか、ターボが聞いてみましたが、予約しててもしていなくても20時になってからきっぷうりばに並んで購入してくださいと、素っ気なく言われたそうです。

答え方(おもてなしの心)がなっとらんぞ!東海汽船!(元サービス業なので横柄な態度をとるサービスマンに厳しい私です。決してクレーマーではありませんよ)

時刻は18時30分。

夜は長いですが、お腹が空いてきたので夕食としました。

ターミナルにレストランがいくつかあるかと期待して来ましたが、あったのは食券発行するような簡易なレストランのみでした。

このパスタが大変いけてなかったらしいです(涙)

まずぬるかったらしい。

食べてるうちに冷めてくるのではなく、初めからぬるいパスタって食べたことあります?

激まずらしいです。

そして明太子が濃い!

辛くていつまでも口の中がヒーヒーしていたらしいです。

私が頼んだメダイフライのカレーライスも、いまいちでした。

早速の「思ってたんとちゃう!」その1です。

ホテルの高級レストランからこの食堂まで、落差有りすぎでしょう。

中間はないんかい!中間は!

外に出てチラッと通りを覗いてみましたが、見えたのは「吉野家」でした。

結果「吉野家」の方が良かったかもしれませんが。

時間は有り余っていたのですから、もっと色々散策してみれば良かったのですが、何となく↓この荷物を持ってウロウロするのに抵抗があり、見える範囲で探したので仕方ないです。

そうそう、コロボックリで購入したバッチ、リュックにつけました☺️

とりあえずお腹は満たされた(心は満たされてないけど)ので、デッキに出てみました。

展望デッキから見た東京湾の夜景です。

風がなくて寒くないのでいつまでも見ていられました。

こちらはこの後乗船するサルビア丸です。

貨物の積み込み作業が行われていました。

行き交うレストランシップやシーバス、屋形船などを飽きることなく眺めていました。

時計を見ると19時45分です。

そろそろチケット販売が始まりますから、少し冷えてきたというのもあり、待合室に戻ることにしました。

チケット購入~\(^^)/

行きは大型旅客船、帰りはジェット高速船で、それぞれ運賃は4390円と7110円で、合計11500円です。

行きの座席はボンクタイプ(二段ベッドみたいなやつ)にしたかったのですが売り切れだったので、二等シートタイプ(みやっちさんと同じ(^.^))にしました。

ここからが長かった(涙)

ベンチを確保できていたので、荷物もありますし動き回るのは億劫で、乗船開始までの2時間半、ひたすら待たなくてはいけません。

後から考えたらリュックをコインロッカーに預けて、あるいはベストなのはそもそもリュックは車に乗せたままにしておいて、辺りを散策して食事したりすれば良かったと思いましたが、それは後から思い付いたことで、このときはアイデアとして全く思い付きもしませんでした。

悲しき衰え始めた脳ミソ(涙)

ずっと大きなリュックと共に過ごし、待ち続けました。

私は眠さに勝てずウトウト💤

今日のテンションMAXは車で都内をウロウロしている時で、ターミナルに着いたときには結構疲れきっていたので、許してくだされ。

二人に「顔が死んでるよ」と言われ「疲れきっている」と笑われました。

二人はおしゃべりしていましたが、いやぁ元気だなぁ、あたりゃもうおねむの時間ですよ。

ウトウトして目が覚めると、辺りの様子は一変していました。

広々としたターミナル内に、人、人、人。

虚ろな目で、釣竿を持ったグループや、子供連れのファミリーなど、見つめていました。

今日のメンバーはハガレーナとターボと私の3名です。

あぁ、このままターボの肩で眠りたい、、。

そしてまたウトウト💤

すると乗船開始のアナウンスが!

ようやく重い腰を上げて乗船口に向かいます。

ターミナルから帆船のマストがシンボルの外広場に出ると、すごい数の人が長い列をなしていました。

すごっ!

いつの間にこんなに人が集まったの!?という感想。

様々な目的の人々がいてびっくりです。

中には里帰りの方もいたと思いますが、私たちと同じでようなハイキング客や旅行客、折り畳み自転車を抱えた人や、長い釣竿を肩にかついだ人。

なるほど、伊豆七島は色々な事が楽しめるレジャーアイランドなんだ!と知りました。

いよいよ船に乗り込みます。

タラップを渡ると船内へ。

私たちの客室(というか客席)は最下層なので、下へ下へ。

これが今夜の寝床です。

端の席、縦に3列でした。

隣とくっついてないし、壁際なので荷物も置けるし、なかなかに良いじゃないですか!

では荷物を置いて、デッキに出ましょう。

出港風景を見なくっちゃ!

東海汽船のマークが描かれた煙突をバックに、記念撮影。

若者グループが沢山いて、デッキの隅にシートや毛布を敷いて、宴会の準備をしていました。

若者が船に乗ってくれている(*^^*)と思うと、元船乗りとしては嬉しい限りです。

左舷デッキから見た夜景です。

私たちがいつまでも手刷りを占領していると悪いので、若者に場所を譲って右舷側に移動します。

救命ボートの前にて。

舷梯(タラップ)が外され、出港です。

船の出港時刻とはこの舷梯が船から外された時刻のことです。

船の動きに合わせて若者グループの友人が携帯を振りながら送迎デッキを走り、「じゃあなー❗」と大変盛り上がっていました。

すごく楽しそうで微笑ましい(*^^*)

右舷から見た夜景です。

スマホ撮影だと東京タワーが燃えている!(笑)

海は静かな鏡のようで、自船の引き波が水面を揺らします。

レインボーブリッジが近くなりました。

レインボーブリッジの下を通過します。

さようなら、東京。

明日の夕方戻ってきます。

あ、これから行く伊豆大島も東京でしたね😁

船室に戻って来ました。

今日はこのまま休みます。

私は顔にタオルをのせて「おやすみなさい」。

色々反省点の多い一日でした。

明日の朝は5時に入港予定です。

大島上陸まで書いてしまおうと思っていましたが、意外と長くなっているので、ここで【前編】として投稿します。


いつも私たちのドタバタにお付き合い頂き、ありがとうございます(^.^)

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